混構造の構造計算プログラム

木造4階以上(軸組工法、2x4工法、混構造を含む)の計算はやりたくない。混構造はルート1で済ませる建物で、直接基礎に限る。

「2x4壁式3」はWRCと2x4工法をまとめて計算できることになっているが、梁の上に耐力壁が載る場合、壁端部の引抜力をRC梁に伝えることができない。短期荷重時、終局時共に未対応だ。

RCラーメンと2x4工法を組合わせた時は、上下を分離して下部をBUS-6で計算した。壁を受ける梁は大梁として耐力壁端部の軸力が作用する点を全て節点とし、特殊荷重で入力した。それでも終局時の計算が出来ず、許容応力度計算で済ませた。

軸組工法ならFAP-3とMED-3で計算することもできそうだ。BUS-6をデータ入力用に使って形状入力を行い、FAP-3に引き継ぐ。
しかし、面倒なのでやりたくない。

2x4工法とWRCは相性が良いが、計算可能な構造計画に制限がある。
WRCのプログラムは、杭基礎になると急に使い勝手が悪くなる。
杭頭モーメントの曲げ戻しや杭の偏心、フーチングの計算がBUS基礎のように一発で終わらない。
木造を含む混構造の構造計算プログラムは使いにくい。

スキップフロアの計算では、多剛床や節点の独立水平変位が設定出来たら良いと思った。
皆さんは、どのような道具を使って計算されていますか。
MIDAS iGen, eGenは買ったけど、使い切れていない。やっとシンプルな建物を計算しただけで、僕には難しすぎる。誰かと一緒に勉強したい。
posted by TASS設計室 at 20:03| 木造の構造計算

2020年02月05日

中抜けの地層

スクリューパイルの試験杭に立ち会ってきた。
中抜けのある地層で、ボーリング調査通り中抜けがあることを確認できた。中抜けの深度になると一気にオーガーのトルクが下がり、再び支持層に到達しトルク値が大きくなった。地層の構成から中抜けの範囲は、狭い範囲に集中しているが、中抜けの有無を確認するには、その深度の層を突き抜けなければならない。

以前設計した工場の場合、支持層として想定した中間層の層厚が大きく変化したり、無くなったりして判断が難しかったので、支持杭を諦め、ATTコラムを採用した。鉄骨造2階建ての工場のため、軸力はATTコラムで対応できるものだった。

いずれの場合も、中抜けの地層の判断は難しい。
皆さんは、中抜けの地層の場合、どのように監理されていますか。
posted by TASS設計室 at 22:11| 日記

平面的異種構造

木造建築は積極的に平面的異種構造を採用すると、適用範囲が増えるのではないだろうか。
解析する道具は揃っている。剛性と耐力、接合部の計算ができれば、設計は可能である。

僕はRC造と木造軸組工法を一体化した設計を行ったことがある。
最初は全部RC造で計画していたが、工事費を下げるために半分を木造とし、エキスパンションをとると雨仕舞が難しいので、くっつけた。
木質ラーメンフレームの代わりに鉄骨を用いたこともある。
1階の手前半分を鉄骨造とし、1階の奥と2階を木造にしたものもある。もちろん、エキスパンションなしである。

グレー本や緑本には期待しないが、木造の平面的異種構造の設計指針が出来たら嬉しい。
posted by TASS設計室 at 22:10| 木造の構造計算

2020年02月03日

会議室の記事

http://arc-structure.sakura.ne.jp/bbs.htm
今まで疑問に思っていたことが解決した。
技術基準解説書(2015) P.712 付録1-5.2 RC造と木造の混構造
のページをご覧いただきたい。
僕は『濱』という名前で出ている。
posted by TASS設計室 at 20:37| 構造設計

2020年01月31日

反曲点高比0.5について考える

2x4工法の応力計算で、反曲点高比0.5について考える。
何故、反曲点高比0.5で良いのだろう。応力図は描けるが、その応力でマグサの断面検定を行っていない。
計算の辻褄が合わないが、壁の脚部の金物を決めるための計算に過ぎないという人もいる。それなら、それなりの説明を構造計算指針に書いていただきたい。審査機関は、応力図と断面検定に整合性がないと指摘したら面白い。
壁式鉄筋コンクリート造の応力は完結している。軸組工法も同様に完結している。スチールハウスも納得できる計算である。
論理的に破綻しているのは2x4工法だけである。さて、どうするか。
作文でも良いから、説明を書いてみたら如何でしょうか。
posted by TASS設計室 at 00:12| 2x4工法

2020年01月28日

浴室やキッチンの荷重

住宅の浴室の荷重を過大に拾っている人がいる。
ユニットバスで 5000N/m2 としているものを見かけた。ユニットバスの重量に浴槽の水の重量を加えた総重量のようだが、浴室の面積で割ってなかった。5000N と 5000N/m2 の意味を考えていただきたい。
浴室の面積が 1.82m x 1.82m なら 5000/(1.82x1.82)=1509N/m2 切り上げて 1510N/m2 にする。
洗面やトイレ、キッチンの荷重をきちんと拾っている人を見たことがない。これらは家具を置いたものと考えて積載荷重(1800/1300/600)に含めて構わない。
荷重拾いは単純作業だが、構造計算では重要なことである。
意匠図に書き加え、荷重表のキープランにすると落ちがない。
木造(2x4工法を含む)の場合、梁の重量も平均化して荷重を拾っているので、集成材を多用すると床荷重が増える。1度、細かく拾い出してみると分かる。木造の構造計算プログラムで、梁や柱の重量をリアルに拾い出しているプログラムは見たことがない。
posted by TASS設計室 at 06:23| 木造の構造計算