2022年11月11日

同じ建物を4通りの計算

RC造の同じ建物を4通りの方法で計算してみる。
同じデータを利用できるので、容易に比較できる。
@許容応力度計算
A保有水平耐力計算
B耐震診断(2次診断)
C耐震診断(1次診断)
1次診断は壁量計算のようなものなので、構造計算といえるか疑問だが、ルート判別と相関がある。
posted by TASS設計室 at 20:59| 構造設計

構造審査対応の業務

自分で構造設計を行ったものではないが、設計者と審査機関の間に入って、質疑応答を補佐する仕事がある。
審査するつもりで、構造設計図書をチェックし、審査機関や適判から指摘が出てくるであろう項目を書きだしている。
階段で頭が当たるというのは、法適合として、どのように指摘するものか。
4階建てに慣れている設計者ではないので、自分なりに構造設計をやり直しておいたので、いつでも差替え可能である。同じ建物を複数の構造設計者が設計すると、考え方が異なり、プログラムも違うので興味深い。
設計方針の比較表を審査機関と関係者に配布することにする。

posted by TASS設計室 at 15:01| 構造設計

知らないことが多すぎる

知らないことはたくさんあるが、知らないことが多すぎると仕事にならない。
好奇心と聞きかじりが原点になり、そこから勉強が始まる。
その手前に必要なことは基礎学力だが、必要に応じて補えば良い。
posted by TASS設計室 at 11:05| 閑話休題

2022年11月10日

オーバーハングの計算が続く

3mの庇の検討を行ったら、今度は渡廊下の跳ね出し4mが出てきた。
非現実的なオーバーハングと思ったが、上から斜めに吊れば良いことを思いついた。
倉庫の庇は上から吊っているではないか。PC鋼棒の出番である。

posted by TASS設計室 at 10:41| 構造設計

2022年11月09日

基礎がしょぼすぎる

木造の構造計算書を拝見すると、全般的に基礎がしょぼすぎる。
そうかと思えば、D19の鉄筋を何本も入れているものもある。
梁成が300に満たないのにスターラップの間隔が200だったり、RC規準を理解していない。
いくら耐力壁を強くしても、基礎梁が貧弱では基礎梁にヒンジが出来て、耐力が頭打ちになる。
高さ30mの建物の基礎梁は梁成2.7m〜3mくらいで計算するのだから、高さ12mの木造は65cmということはないでしょう。
posted by TASS設計室 at 09:23| 木造の構造計算

2022年11月08日

木造4階について書くと、アクセスが増加する

木造4階について書くと、極端にアクセスが増加する。それだけ興味を持つ人がいることが分る。
木造には軸組工法と2x4工法があるが、両方を設計する人は少ない。多くは片方だけである。
混構造になるとアウトで、RC/WRC/Sだけ依頼されるが、始末に困って上部構造も追加で依頼される。
得意不得意はあるが、木造に限らず全ての構造形式の設計と耐震診断・補強設計を手掛けると相乗効果が出てくる。
木造軸組工法は、木造全体の90%、2x4工法は10%程度であるから、4階建ても軸組工法のほうが多いかと思えば、まわりを見渡すと2x4工法といい勝負である。
計画に合わせて、両方やればよいと思うが、なぜ偏るのだろう。
審査機関に様子を伺うと、木造4階の審査の経験のないところもあれば、たまにしか来ないと言うところもある。ルート2の審査ができないので、適判にまわしてもらいたいという審査機関もある。
軸組工法はプレカット業者が構造設計を行うところがあり、建設会社や意匠設計事務所はプレカット業者に依頼する。
使われている構造計算プログラムは、相変わらず竿竹の移動販売ではないが、20年前と変わらない。買ったことがないから分からないが、20年前のお値段ですと言うやつである。ユーザーのレベルに合わせて開発されたプログラムである。分かりやすくて使いやすいことは認める。
木造専業の構造設計者も、構造設計一級建築士を取っているが、こんな状態では、木造4階建ては増えそうもない。
S造は設計するが、あからさまにRC造は出来ないという構造設計一級建築士もいる。確かにRC造は難しいが、敬遠することはないだろう。
posted by TASS設計室 at 00:51| 木造の構造計算

2022年11月07日

ルート2の判定について

構造計算ルートがルート2の場合、ルート2の審査ができる確認審査機関なら、適判にまわさなくて済む。
ルート2の審査が出来ない、あるいは引き受けてもらえない場合は、適合性半手機関にまわすことになる。
その際は、別途、適合性判定機関に申請し、判定通知書を得て、それを確認審査機関に提出して確認が下りる。
しかし、適判にまわして審査を受ければ確認が下りるというものではない。法適合確認のため、法的に適合していなければ、どこで審査しても下りることはない。
他社設計の木造4階建ての構造計算書がまわってきたが、作成した設計者は、プレカット屋の構造設計一級建築士である。普段は3階建ての計算を行っているのだろう。
それなりに検討されてはいるが、3階建てに塔屋として4階を載せて4階建てである。恐れ入った。
ダメでもともと。いつでもチェンジできるよう4階建ての構造計算書を作成した。壁は倍率ではなく、剛性で計算した。4階建ては、本来この計算だろう。
そもそも、壁倍率という考え方が僕は嫌いだ。木造に限らず、壁は剛性があって耐力がある。塑性率も関係がある。


posted by TASS設計室 at 17:17| 構造設計

木造4階の構造計算

木造4階の構造計算ができる事務所は少ないらしい。
木造4階は、2x4工法よりも軸組工法のほうが多いことが分かった。確かに2x4工法は木造全体の10%程度である。その延長線上で4階建ても、2x4工法が少ないのだろう。
構造コストと設計の自由度を考えると、2x4工法がよいと思う。
posted by TASS設計室 at 16:18| 木造の構造計算

持ち込みの構造計算書の判定

持ち込まれた構造計算書をチェックしている。
KIZUKURIで無理やり4階建ての計算を行っているが、4階建ての計算ができる構造計算プログラムを購入したほうが良いのではないかと思う。
@壁倍率
A4階の偏心率
B剛性率
の計算で事前の準備や補足が必要になる。
7倍を上限として壁倍率で計算してもよいが、無駄ではないだろうか。
釘ピッチを@75あるいは@50にして、剛性で計算すれば壁耐力の上限が上がる。
重心と剛心が求められているので、偏心率を求めることができるが、計算書にか4階の偏心率が出てこない。
各階の層間変形は間接的に求められるので、剛性率の計算ができるが計算書に示されない。
基礎梁の計算も一貫していないので、分離して計算している。これは面倒なだけである。

KIZUKURI や kizukuri-2x4 は、使いやすいプログラムではあるが、3階建てまでにしておいたほうがよいのではないかな。手計算で補足することを考えたら、東京デンコーの「木三郎」「2x4壁式」を購入することを考えてはいかがか。
「木三郎」「2x4壁式」でも万能ではないが、現時点で使えるプログラムは、これしかない。エクセルで補足するにしても、スタート時点のポテンシャルが高いほうが作業性が良い。


posted by TASS設計室 at 15:19| 木造の構造計算