2023年09月09日

法規に疎い意匠設計者

法規に疎い意匠設計者がいるが、分業化の弊害だろう。
住宅産業は代願事務所が申請業務を行い、ゼネコンには申請課という部署がある。
意匠設計者は法規を理解し、手続きだけを代願事務所に依頼すればよいが、法的な調整まで代願事務所任せの人もいる。企画設計の段階で、大筋は調べてもらいたいものである。これはけっこう難しい。役所と消防をまわらないと結論が出ない。
posted by TASS設計室 at 03:57| 日記

2023年09月08日

質問しない

僕は安易に質問しない。自分の考えに同意してもらうために質問することもない。自分で決めればよいではないか。
質問する際はメールで書くか、資料を添付し、自分の考えを書いて送る。
組織に依存して仕事をしてきた人は、打合せが多く、決定する立場でありながら決めない人がいる。
このような時間を省くと、時間の使い方が変わる。原則は単独行動である。
posted by TASS設計室 at 13:54| 日記

2023年09月07日

通常業務と異なる構造設計

新築の構造設計、耐震補強設計以外の構造設計の需要がある。
小規模なもので、4号建築として審査され、構造計算書を必要としない規模である。
構造図は必要だが構造計算書を添付しなくても良いため、経験的に構造図を作成し、施主や審査機関から根拠を求められるケースである。内外装の改修工事では、設計者が金属工事の会社に依頼するものの、構造計算書が必要と指摘された場合もある。
これらの構造設計は構造設計一級建築士の資格を必要とせず、許容応力度計算ができれば済むことで、RC造、S造、擁壁、木造の初歩的な計算ができれば対応可能である。ところが、その中にはコンピュータが使えないことが多いことである。エクセルのシートを作りながら計算することになるので、手が出ない人も少なくない。
構造計算が必要なく、プレカット屋に依頼する木造でも、計画が特殊すぎてプレカット業者の手に余る建物もある。このような仕事の受け入れ先となる構造設計事務所が少ないようだ。
https://tass99.com/




posted by TASS設計室 at 23:10| 日記

構造設計の経験のない構造審査係り

構造設計の経験のない構造審査係りが増えている。
様々な構造計算プログラムを使い、勘どころを養う必要がある。昔、仙台市役所の審査を受けた時、奥の部屋にコンピュータを何台も並べ、各社のプログラムを動かしていた研究熱心な構造審査係りがいた。適判制度ができた際、判定員は自分が設計を経験した規模までの判定を行うことができる。
構造の審査係りや判定員は、ゼネコン設計部で設計していた百戦錬磨の強者(つわもの)が適している。
posted by TASS設計室 at 15:55| 構造設計

階段とエレベーター

独立水平変位を設定し、剛床仮定を外す計算を行う小規模な建物は鉄骨造で設計する。
主架構の決め方がポイントになる。階段やエレベーターで穴だらけになる。
柱サイズの目安は(階/2)である。6階建てなら 6/2=3 で 300角から計算を始める。


posted by TASS設計室 at 14:42| 構造設計

1人で設計できますか

客以外の人を加えず、1人で設計できますか。
部分的に外部に依頼する場合でも、内容を把握して依頼してもらいたいものです。全体を俯瞰することができないと、調整することが難しいのではないですか。だから打合せや会議が多くなる。
posted by TASS設計室 at 00:14| 閑話休題

2023年09月06日

建築士事務所の定期報告

建築士事務所の定期報告書を提出してきた。
こんなもの意味がないが、出さないと罰則があるようなので適当に書いて出した。

posted by TASS設計室 at 18:48| 日記

大阪万博のコロッセオ

大阪万博の会場の外周に計画されている円形の建築物は、ローマの円形闘技場コロッセオのようだ。殺し合いの場である。
外国館の出展が決まらないようだが、土産物店のようなものなので、プレファブでよい。どうぜコンパニオンしか見ないから。
posted by TASS設計室 at 12:57| 日記

2023年09月04日

木造数棟の補強計画

広い敷地に数棟の木造建築が建っている。補強する計画らしいが、具体的な作戦が決まっていない。
たたき台の計画書がないと、動きがとれないようなので、意見を引き出すための計画書を作成する。
建築の分野に限ったことではないが、企画立案を書面にすることができない人がいるらしい。とにかく意思表示がなく、受け身の人が多いが、足を引っ張る意見を出すことが得意な人もいる。性格が悪い。そんな人をからかうと面白い。
posted by TASS設計室 at 22:08| 耐震診断

法改正先取り木造3階

軒高9mを超える木造3階は、法改正を先取りし、ルート2で設計可能な範囲で設計する。混構造も同様でに考える。
改正後はルート1で設計できるが、それまではルート2とする。2x4工法の場合は、告示1540号を理解し、ルート判別でルート2が可能なことを確認する。
2x4工法で、設計の自由度を増したいならルート3もよいが、3階建てなら、制約があってもルート2で計算するほうが得策である。
3階建て高さ16mまでルート1で設計可能になると、階高4mの3階建てはルート1で計算ができる。
当然、構造設計一級建築士は必要ない。木造専業の構造設計者には嬉しいことである。
posted by TASS設計室 at 18:12| 木造の構造計算