2025年04月21日

構造計算プログラムの宣伝

相手はあきらめたようで、構造計算プログラムの宣伝が来なくなった開発元がある。
昔、徳大寺 有恒著「間違いだらけの車選び」という本があった。その乗りで、「間違いだらけの構造計算プログラム選び」という本が有ってもよい。日経アーキテクチュアで、各社の構造計算プログラムで行った一貫計算の結果に大きな違いがあることが特集になった。
審査機関が主要な一貫計算プログラムの特徴を比較して記述したものがある。検索すれば出てくる。
耐震診断を行っていると、昔の電算出力を見る機会がある。応力計算だけ電算で行っていた時期は、応力計算は英語表示で、モーメント図はテキストと記号で表示されていた。N88-BASICでプログラムを書いた時代である。
PCで漢字が使いにくかった時期で、面倒だから英文字だけにしていた。
posted by TASS設計室 at 01:25| 構造計算プログラム

2025年04月20日

耐震基準適合証明書の有効期限

耐震基準適合証明書の有効期限は、基本的に現地調査実施日から2年間で、証明書が発行された日から2年間ではないそうだ。
なぜ有効期限を定めているのだろう。現地調査を行い、その時点での基準に従い耐震診断を行ったのだから、建物に手を加えない限り有効としても良いのではないだろうか。
期限が過ぎたら再び現地調査を行い、建物の形状を確認しなければ、証明書の再発行ができないという決まりは、勝手にリフォームされたか確認するためだろう。
posted by TASS設計室 at 23:51| 耐震診断

低炭素

SDGs、低炭素、地球温暖化を本気で信じている人はいないだろう。まさか、ワクチン打って癌検診なんか受けてないですよね。
posted by TASS設計室 at 23:18| 日記

木造専業の構造設計

木造専業の構造設計が定着したが、混構造やハイブリッド構造は難しいようだ。
普通の構造設計者が木造をメニューに加えると良いだろう。木造で無理やりラーメンにするより、剛接合の架構は鉄骨にしたらよい。
posted by TASS設計室 at 22:57| 木造の構造計算

設計は応用問題

設計は応用問題ですね。
@基礎知識は共通
➁問題を単純化する
➂過去の経験との類似点を見つける
C自分が理解できる範囲に落とし込む
D解き方は様々


posted by TASS設計室 at 21:55| 建築士

鉄骨造で床・壁・屋根を木造

鉄骨造で床・壁・屋根を木造にすると建物を軽量化することができる。
準耐火構造で建てることができる建物なら、このような計画は有利である。
鉛直ブレースの代わりに構造用合板の耐力壁にすると、究極のハイブリッド構造になる。H形鋼の柱の強軸方向をラーメン、弱軸方向を耐力壁で地震力を負担する。
木材の利用拡大を考えるなら、ハイブリッド構造という方法がある。
構造用合板の耐力壁なら、構造特性係数が0.25〜0.3程度なので、ルート3で計算しても不利にはならない。

posted by TASS設計室 at 14:08| 木造の構造計算

2x4工法の保有水平力計算は何だったのか

2x4工法の保有水平力計算は何だったのか。
告示が改定され、6階建てが簡単な計算で実現するようだ。
posted by TASS設計室 at 00:17| 日記

2025年04月19日

木質門型ラーメンの耐力

木造門型ラーメンの耐力は意外と小さい。
偏心率0.3以下に納める場合は、並列にいくつか並べることになる。平面的な異種構造が普及するまで、まだ時間がかかりそうだ。
木造の業界は鉄骨やRC併用になぜ消極的なのだろう。剛性と耐力と接合部の設計の話しではないか。
posted by TASS設計室 at 19:02| 木造の構造計算

木造の門型ラーメンより鉄骨ラーメン

鉄骨ラーメンを木造建築に加えたことがある。
柱脚を固定とするため、アンカーボルトを用いず、基礎梁にも鉄骨を入れたことがある。希にではあるが、S造でSRCの基礎梁とすることもある。
『木造ラーメンの評価方法・構造設計の手引き』2016年版 に評価方法が載っているが、同様の考え方で鉄骨の設計を行うことも可能ではないか。ハイブリッド構造である。
SRC造は鉄とコンクリートのヤング係数比を考慮して耐力を合成している。RC造も複合材料だが、特別な扱いは行っていない。圧縮はコンクリート、引張は鉄筋が負担する。その要領で鉄・木・コンクリートを組合わせる設計は可能である。
RC造の耐震補強は鉄骨ブレースを用いる。S造の耐震補強で、CLTや構造用合板の耐力壁を用いることもできる。RC造の耐震補強でもCLTや構造用合板で補強する設計方法もある。

posted by TASS設計室 at 12:48| 木造の構造計算

ワーニングメッセージ

データの入れ忘れや、桁違いの数値に対してメッセージが出るものと、メッセージが出ないものがある。
メッセージが出過ぎて混乱した人がいるが、1つずつ解決する。何のメッセージも出ず、不具合があるまま計算するよりもよい。注意喚起のワーニングメッセージに対しては、内容を確認してコメントを加える。

メッセージで節点や部材を通り芯で示すが、通り芯ではなく何通りの『何番目』という表示で示されるプログラムがある。階の表示でも、何の表示もなく見上げで示されるものもある。構造計算データの基本は座標なので、座標が示されることが原則である。
構造設計者なら分かることだが、「左端」「右端」という表示は難しそうだ。座標の第一象限で、原点に近いほうを左端とする、と書いておけば分かる人には分かる。
軸組図は展開図と異なり、左側を座標の原点に近いほうとする。展開図や立面図のように表示する人もいる。
どうしても、その表示方法のほうが表現しやすい場合は、左右を反転することがある。


posted by TASS設計室 at 12:30| 構造計算プログラム