2022年11月20日

出入り口は有っても相手が準備できない

出入り口は有っても相手が準備できないものがある。僕は無理と判断した。
そんな計画案は没にしてしまえばよいのだが、それを言い出せない人たちがいる。
会社というものは、そんなもので、トップが変な案を言い出すと、取り巻きの人たちはそれを否定することができない。
何かを決める際、何通りもの設計を行い、比較表と見積書を作って説明する。結論は見えているので、そんなもの、簡単に済ませる方法はいくらでもある。大手企業的プレゼンテーションは大げさなものだ。

posted by TASS設計室 at 21:36| 構造設計

鉄骨造の意匠設計

木造専業の意匠設計者に鉄骨造の確認申請2件を依頼したら、鉄骨造は分からないと言う。
RC造、WRC造は分かるが、鉄骨造は気が手という意匠設計者は少なくない。
1/100の図面なので、難しいことはないと思うが、図面は当方が用意することにして、審査機関に行ったり来たりすることだけを依頼した。審査機関とのやり取りは、意匠設計に関しても僕が対応する。
毎度のことで、他の設計者に対しても、矩計図はこちらで作成する。意匠設計って何ですかね。
きっと、キッチンやユニットバスの型番を決め、壁紙を決めることが仕事なのだろう。
posted by TASS設計室 at 21:24| 閑話休題

2022年11月19日

基礎梁の重要性

基礎梁の重要性を理解せず、工事費を低く抑えることしか考えていない人がいる。
基礎梁にヒンジができず、津着割裂破壊が起きないようにする。
この考え方は、ルート2でも同様だが、ルート2の場合は剪断力の割増し係数を2.0にする。
特に木造4階の設計では、基礎が2階建ての要領で設計されているものを見かける。アンカーボルトのコーン破壊は大丈夫ですか。
鉄骨造ではベースパックなどの納まりを詳細に検討するが、木造のアンカーボルトの場合も、同様の検討が必要である。基礎梁の幅150mmで、振分けを外に60mm、内に90mmとする人がいるが、納まるのですかね。
基礎梁って、何となく基礎があるというものではなく、重要なものなのです。特に木造専業の設計者が鉄骨造や木造4階建てを設計する場合、こんなことを気にして設計するとよいだろう。
基礎がしょぼすぎる設計を見かけるので、こんなことを書いた。
posted by TASS設計室 at 21:38| 構造設計

2022年11月17日

ローコスト鉄骨造

鉄骨径プレファブ住宅メーカー、鉄骨骨組を供給する会社がローコスト鉄骨造を研究している。その中でブレース構造を採用している会社は、ブレースのディテールに大きな特徴のあるメーカーがある。
ブレース構造でありながら、構造特性係数が0.3というものである。簡単に真似のできるものではないが、興味深い。
ブレース構造のβ割増し 1.5倍 というものがあり、木造軸組工法でもスジカイを使わず、構造用合板による耐力壁のみで設計することがある。
同じ構造用合板の耐力壁でも、スチールハウスは構造特性係数が0.5くらいだったと思う。スチールの薄板にタッピングビスで合板を貼るので、初期剛性は高いが地震時の繰り返しの力に弱いことは、何となく分かる。
木造であれ鉄骨造であれ、ブレース構造全般に言えることだが、強度を確保しつつ塑性変形能力の高い耐力壁ができたらよい。
鉄骨造で木造の耐力壁も考えられる。軽量鉄骨造・木造軸組工法・2x4工法を混ぜたようなものである。
間柱だって軸力を負担することができるので、木造軸組工法の間柱を2x4工法のように軸力も負担する壁にしてもよいのではないか。
いろいろ考えられる。
posted by TASS設計室 at 00:43| 構造設計

2022年11月16日

鉄骨のブレース構造はルート3を避ける

鉄骨のブレース構造はルート3を避けるほうがよい。
基礎が貧弱な建物も、基礎梁にヒンジができるので、ルート3はやめておく。
しかし、基礎梁にヒンジができるような建物は設計がよくない。基礎のコストを下げたいだけの姑息な手段であると僕は断言する。
posted by TASS設計室 at 19:51| 日記

2022年11月14日

ALCとQLデッキ

鉄骨造の耐火構造の建物は、
@壁はALC
A床はQLデッキ
B杭はe-Pile
C柱脚はベースパック
で出来る。
構造計算ルートはルート3に限る。
3階建てでも、好き好んでルート1で設計することはない。
posted by TASS設計室 at 21:03| 構造設計

4階建ての構造計画

4階建ての計画は下記の方法があるが、EとFは勧めない。
木造の4層を載せるならJが適しているが、コストがかかる。
鉄骨でX方向ラーメン、Y方向ブレース構造も悪くない。
方向別に構造計算ルートを変えることもある。
@RCラーメン
A耐震壁付きRCラーメン
BWRC
CSラーメン
DSブレース構造
E軽量鉄骨造(ブレース構造)
F鉄骨造(ラチス柱)
G木造軸組工法
H2x4工法
IWRC + 2x4工法
JRCラーメン + 2x4工法
posted by TASS設計室 at 17:05| 構造設計

確認申請の提出先は構造設計者と相談する

確認申請の提出先は構造設計者と相談していただくほうがよい。
ルート2の審査ができない審査機関があるので、審査機関に対して事前のヒアリングが必要である。
審査機関に聞くにしても、構造の審査手続きを理解しているひとでないと話しができない。
無理せず、構造設計者に相談することをお勧めする。
審査機関の料金表にルート2の審査費用が載っているから審査できると思うと大間違いで、同じルート2でも、構造計算プログラムによっては引き受けてもらえないことがある。
このような話しになると、意匠設計者では無理なので、躊躇せず構造設計者に調整を依頼することである。

posted by TASS設計室 at 08:19| 建築士

2022年11月12日

一部鉄骨造

部分的に異種構造を用いると、混構造になるだろうか。
RC造に鉄骨小梁、QLデッキを使うこともあるが、その場合も架構はRC造である。
ササラ桁だけ鉄骨にした建物の構造設計概要書に ■木造 ■鉄骨造 と書かれていた。
@木造建築の階段のササラ桁と踏板に鉄骨を使う
ARC造のメゾネットの上階の床を木造にする
BRC造、木造の外部階段を鉄骨造とする
地震時の水平力を負担する構造で判断するので、鉄骨を使っても、木造は木造である。
ところが、付属物をRC造にすると話しが違う。剛性が効いてくる。

posted by TASS設計室 at 10:53| 構造設計

壁倍率による計算は卒業しよう

木造(軸組工法、2x4工法)の構造計算で、壁倍率による計算は卒業しよう。
面材の剛性と耐力で計算することに慣れると、設計の応用範囲が広がる。
壁倍率による計算は、2階建て以下の壁量計算に使う程度に限る。しかし、木造専業の設計者は、2階建ての設計が圧倒的に多いので、それで十分である。
その延長線上で3階建て、4階建てを設計すると、ダブルの耐力壁を使うことになる。
ダブルにしなくても納まるものでも、ダブルにしているのである。
2x4工法ではミッドプライウォールを採用するが、軸組工法でも採用したらよいだろう。木造の設計者は、軸組工法と2x4工法の両方を学ぶことだ。
耐力壁の考え方は壁式鉄筋コンクリート造と類似点がある。
posted by TASS設計室 at 09:26| 木造の構造計算