大阪万博の海外主要国のパビリオンの設計は間に合っているだろうか。出展国の設計者と日本の設計事務所の間を、博覧会協会が調整すると思うが、請け負う事務所は決まったか。
会期は2025年5月からなので、2024年1月に本格始動すれば間に合う。
筑波科学博の会期は1985年3月から9月だったが、1983年12月に施工体制が決まり1984年1月から12月まで、僕は現場の設計室で実施設計に基づいて外国館の詳細設計と施工図の仕事を引き受けた。独立して間もない頃である。
ソ連館は独立した建物(プレキャストコンクリート造・鉄骨造)で、小国が並ぶ長さ144mの長屋の2棟を担当し、ピラミッドを模したダイエー館も少し手伝った。工事に着手する前、1983年12月に現地で地盤調査に立ち会った時、一面野原だった。Fブロックである。
その時、構造設計者が「歩いて見て足がもぐらなければ、地耐力は1〜2t/uはある」と言ったことが印象に残っている。自分の体重を靴底の面積で割って見れば分かる。片足で立つと接地圧は2倍になる。
設計は大高正人設計事務所、構造設計は青木繁研究室だった。
大手ゼネコンが会場内のパビリオンを建設しており、工事中の他のゼネコンの建物を見に行ったものである。三菱館が印象に残っている。
捨コンを打つのに縁に型枠を組んでいる現場(T社)もあれば、素掘りで捨コンなしで鉄筋を組んでいる現場(S社)もあった。
参考記事
https://www.jpci.or.jp/eeee/v27/270205.pdf
https://www.google.co.jp/search?sca_esv=568362559&sxsrf=AM9HkKnMab_XQ3ogokRuZKOjqH1GbmuQ1w:1695690667332&q=%E7%AD%91%E6%B3%A2%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%8D%9A%E3%80%80%E5%A4%96%E5%9B%BD%E9%A4%A8%E3%80%80%E6%96%BD%E5%B7%A5&tbm=isch&source=univ&fir=y7KkgN0LB3G0SM%252CI9tTRwPrtNjGrM%252C_%253BoEaELBa0MwwA0M%252C8sYEjxiQY8eMHM%252C_%253BhFecuVKUERxaZM%252CI9tTRwPrtNjGrM%252C_%253B21rUr_PJwJg9pM%252CJl3o-j9IyFw4sM%252C_%253B3i2xpFzkxsj0pM%252CJiAjqz8Z6BXThM%252C_%253B5mafuH5YVylRrM%252CvSDcLrZgr_J5nM%252C_%253BnDO120STgRjtYM%252CthoSPShTPYyw-M%252C_%253B3mxMqH50V1267M%252CCpi4CDD44bNi2M%252C_%253BPsNBqDrCxRGBuM%252CuaASfKHXBQMOCM%252C_%253BKcf5xKwyrYfQtM%252CI9tTRwPrtNjGrM%252C_&usg=AI4_-kTH8paQcAwvcyZJb4qaozreQur-dQ&sa=X&ved=2ahUKEwjH5P_-i8eBAxULslYBHSVWD2UQjJkEegQISBAC&biw=1860&bih=934&dpr=1
2023年09月26日
大阪万博の海外主要国のパビリオン
posted by TASS設計室 at 10:02| 日記
2023年09月25日
0.328 < 0.333
きわどい設計だが、更に緻密に検討すると余裕は増す。
規準は厳しいが、それを回避する方法はあり、構造計算規準を詳しく読むと、方便が見つかる。
結局、電卓で計算できる許容応力度計算に落ちつくが、構造計算規準は常に見直しが行われている。
規準は厳しいが、それを回避する方法はあり、構造計算規準を詳しく読むと、方便が見つかる。
結局、電卓で計算できる許容応力度計算に落ちつくが、構造計算規準は常に見直しが行われている。
posted by TASS設計室 at 19:10| 構造設計
2023年09月24日
構造図的意匠図
合間に構造図的意匠図を作成している。
水回りや内装は施工業者に任せる。内装は分かるが構造が絡むと意匠図すら描けない人がいる。
木造2階建ての設計者はプレカット任せで、間取りは考えるが骨組が理解できない。RC造やS造になるとなおさらで、構造図を見ながら意匠図を作成している。WRC造で床を木造にしたいという人もいる。意匠設計を行うにしても仕様規定くらいは理解してほしいものである。床の水平剛性と水平力の伝達を計算すれば、木造の床でも成り立つが、接合部が煩雑になる。RC造でQLデッキを使ったり、鉄骨造で水平ブレースを入れて木製の床にしたことはある。
木造の床にしたいというのは、大工工事を増やすほうが安くなると考えているのだろう。煩雑なディテールを考えると、慣れない仕事をさせることになるので手間がかかり、それほどコスト的なメリットはないと思う。
水回りや内装は施工業者に任せる。内装は分かるが構造が絡むと意匠図すら描けない人がいる。
木造2階建ての設計者はプレカット任せで、間取りは考えるが骨組が理解できない。RC造やS造になるとなおさらで、構造図を見ながら意匠図を作成している。WRC造で床を木造にしたいという人もいる。意匠設計を行うにしても仕様規定くらいは理解してほしいものである。床の水平剛性と水平力の伝達を計算すれば、木造の床でも成り立つが、接合部が煩雑になる。RC造でQLデッキを使ったり、鉄骨造で水平ブレースを入れて木製の床にしたことはある。
木造の床にしたいというのは、大工工事を増やすほうが安くなると考えているのだろう。煩雑なディテールを考えると、慣れない仕事をさせることになるので手間がかかり、それほどコスト的なメリットはないと思う。
posted by TASS設計室 at 22:31| 構造設計
短期許容引張耐力は42.0kN
短期許容引張耐力は42.0kN
https://www.tanakanet.co.jp/housing/products/2514/
埋込長さ230mm程度で42kNの引張耐力があるが、頭付きアンカーボルトのコーン破壊の計算を行うと理解できる。定着板の要領を小規模な基礎のアンカーボルトに適用することも考えられる。
基礎の配筋が、フックなしのスターラップ 1-D10 @250 では、心もとない。閉鎖されたスターラップの中にアンカーボルトを定着したい。
https://www.tanakanet.co.jp/housing/products/2514/
埋込長さ230mm程度で42kNの引張耐力があるが、頭付きアンカーボルトのコーン破壊の計算を行うと理解できる。定着板の要領を小規模な基礎のアンカーボルトに適用することも考えられる。
基礎の配筋が、フックなしのスターラップ 1-D10 @250 では、心もとない。閉鎖されたスターラップの中にアンカーボルトを定着したい。
posted by TASS設計室 at 00:14| 木造の構造計算
2023年09月23日
2023年09月22日
2023年09月21日
ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧
ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧は長期平均接地圧をσとすると、長期で2σ、短期で4σが限界である。
これを超えたら杭基礎とする。
e/ℓ < 1/2 までは転倒しない。
これを超えたら杭基礎とする。
e/ℓ < 1/2 までは転倒しない。
posted by TASS設計室 at 12:50| 構造設計