2023年09月20日

木造3階建て共同住宅は1時間準耐火

木造3階建て共同住宅は1時間準耐火が可能か条件を調べる。地下1階・地上3階にも適用できる。
構造の地下階と意匠の地下階の判断が異なるので理解されたい。
意匠では地下1階・地上3階でも、構造は地上4階になることもある。
木造4階になると、構造計算ルートがルート2あるいはルート3になる。

5階建て以上はRC/WRC/S造で計画するが、WRCは5階建て高さ16mまでとする。小規模で変形した敷地に対応する場合はS造が適している。

4階建ては最も選択範囲が広い。W/2x4/RC/WRC/S造はもちろん、混構造の出番もある。
軸組工法4階建てなら、柱は120角で設計が可能である。耐力が不足するところは添え柱で断面を増す。
posted by TASS設計室 at 11:29| 木造の構造計算

2023年09月19日

意匠設計とは、変わったことをやることではない

意匠設計とは、変わったことをやることではない。
シンプルかつ合理的にまとめる。
3方面で似たような計画があり、構造設計を行っているが、1つは凝り過ぎた設計である。コストを出して驚き、当たり前な設計に落ちつく可能性がある。
狙いを定め1発で決めた計画もあれば、堂々巡りが始まり、引っ張りまわされることもある。

posted by TASS設計室 at 22:25| 閑話休題

数値を追う根性

IT系って理系で、電子工学とか数学が得意な人が就く職業と思っていたが、意外と数学が通じない人がいることが分った。説明を書いても分からないと言われた。数値計算で数値を追う根性がない。
立体的なことでは平面図・立面図・断面図では分からず、鳥観図を作成しないと理解してもらえなかった。建築に意匠・構造・設備があるように、IT系にも分野があるのだろう。直接聞いたわけではないが、会計ソフトが専門らしい。見積書には詳しそうだ。
ミャンマーの僧院で深夜にカンボジアから来た若い僧侶が高熱を出し、僧侶(医師)が見に行ったが、「大変だ、医者に診せろ」と言われた。後で友人に聞いたら皮膚科医だった。内装の設計者に建築設計を頼むようなものか。
プログラムの開発者は、数学とプログラミングのテクニックの他に、目的とする業務に関する知識が必要と思う。プログラムの機能が高度化してしまい、自分でプログラムを組めなくなってしまった。昔はFORTRANとBASICで、今はEXCELしか使えない。
posted by TASS設計室 at 11:29| 閑話休題

手計算ができないと、構造計算プログラムが使えない

手計算ができないと、構造計算プログラムが使えない。
モデル化が理解できないと思われる人は、手計算を経ていない人に多い。手計算ができないと、特殊な計画の場合の計算ができないのではないかと思う。
構造計算プログラムによっては、手計算の時代に開発されたものもあり、見慣れていない人には難しいらしい。
posted by TASS設計室 at 09:42| 構造計算プログラム

構造設計者に読まれているらしい

このブログは構造設計者に読まれているらしい。JSCAの会合で会ったときに、読んでいると言われた。
意匠設計者に対する啓蒙(けいもう)を目的としている。
村田教授の原稿を読んでいただくと勉強になると思う。SPACEはフリーソフトなので、研究室のホームページからダウンロードすることができる。手ごわいプログラムです。
posted by TASS設計室 at 09:26| 日記

構造設計者が行う意匠設計

建設会社から依頼される設計の場合、たまに意匠設計も行う。希望を聞いたスケッチを基に、意匠と構造を同時進行する。RCやWRC、2x4工法の場合、基本設計を慣れていない意匠設計者に任せると、各階の開口位置のズレを考慮しない人がいるので、先に開口の位置と大きさを決めてしまう。木造2階建てのつもりで設計されると始末に困る。
エスキースの段階で計算するので、その後の作業は効率よく進む。仕上げは荷重を設定し、好きなように決めてもらう。
posted by TASS設計室 at 07:28| 閑話休題

2023年09月16日

話し方の基本は「対機説法」

話し方の基本は「対機説法」である。
このひと言で理解できると思う。
posted by TASS設計室 at 14:04| 重要

2023年09月15日

ただの風邪

ただの風邪も宣伝次第で世界規模の騒動になる。スウェーデンは冷静だった。
さて、ワクチン7回目接種が始まる。第8波だか第9波が始まると脅され、素直にマスクしてワクチンを打つのだろう。まだ店に入る時と出る時に手を消毒している人がいる。
posted by TASS設計室 at 09:48| 重要

木造の許容応力度計算

宣伝のメールで、著名な構造設計者の木造の許容応力度計算のセミナーの案内が入ってきた。
このようなセミナーは、常にどこかで行われている。木造住宅でも基礎はRC造である。構造力学を学び直す必要もある。
相変わらず2x4工法は特殊であるという人や、2x4工法はハウスメーカーが建てるものと思っている人がいる。
1987年に木造3階が解禁になり、1990年代の前半からkizukuri,kizukuri-2x4が使われ始め30年が経過したが、木造専業の設計者は壁量計算や4分割法の計算もままならない状態である。
木造の構造計算は、意匠設計者が行うことができる簡易な計算だが、それすら行わない意匠設計者がいる。
既に法改正を視野に入れた設計の段階に入っている。法改正直後に旧法の建物にならないよう、法改正を先取りした設計を行おう。


posted by TASS設計室 at 09:24| 木造の構造計算

2023年09月14日

旧式の構造計算プログラム

ユーザーが多い旧式の構造計算プログラムは、kizukuriとkizukuri-2x4だろう。
木造の許容応力度計算の標準になっている。相変わらず壁倍率で計算している。
法改正で3階建て16mになっても使われると思うが、壁の高さが高くなっても、耐力壁の最小長さは変わらないのだろうか。法改正に伴い、構造に関する規定の見直しが行われると思う。
壁倍率で計算している旧式の構造計算プログラムで対応できるだろうか。
posted by TASS設計室 at 08:38| 構造計算プログラム