2022年11月24日

狭小地の4階建て、5階建て

狭小地だから4階建て、5階建てにしたい。
どうせなら6階、7階でもよいではないか。塔状比が4を超えたらCo=0.3として転倒に対する検討が必要になるが、計算してみる価値はある。難しいことをやらなくて済むよう都内なら塔状比は6以下にする。
鉄骨造で柱芯間隔4mなら、高さ20mも狙える。
狭小地の建物で、木造・軽量鉄骨造・鉄骨造の3通りで検討したことがあるが、鉄骨造に落ち着いた。
僕は最初から鉄骨造だと思っていたが、木造や軽量鉄骨造のほうが安いと思っている人がいたので、回り道した。
posted by TASS設計室 at 21:23| 構造設計

鉄骨造の意匠設計

鉄骨造は意匠設計も行う。
木造、RC、WRCは意匠設計者はお手のものだろうが、鉄骨造の意匠設計が苦手な人を見かける。
特に木造住宅専業の設計者が鉄骨造を手掛けると、慣れていないことが分かる。
構造図の伏図、軸組詳細図を先に作成することにする。それに肉付けをしていただく。
鉄骨階段はデザインの余地があるので、好きなように考えていただくことができるが、力の伝達に関しては任せていただく。施工性に影響する。
普段はエレベーターを使うので、避難階段が付いていればよいという程度なら、経済性を重視した無難な納まりにする。
posted by TASS設計室 at 16:40| 鉄骨造

コンペのプレゼンテーションについて思う

コンペのプレゼンテーションがエスカレートしている。
図面を見てイメージが浮かばない人に対してCGや動画で説明することに意味があるだろうか。
人はそれぞれ自分が思うように考える。人が違えば、違うふうに考える。アランチューリングの言葉に、そんな内容の言葉があった。
数学の幾何の問題で、補助線が引けない人は相手にしない。そのレベルが技術屋の出発点になる。
相手が会社の場合、トップがOKすれば、陰では意見を言う人はいるものの、面と向かってそれに異を唱える人はほとんどいない。
僕の顧客は技術屋あるいは中小企業のオーナーが多いので、サラリーマン社会の処世術には縁がないが、彼らの習性は理解している。僕は20代後半に自分ながらいいことを言ったと思っているが、「仕事を覚える前に世渡りを覚えることは良くない」と言った。
posted by TASS設計室 at 10:03| 日記

2022年11月23日

下手でも良いから読める文字

下手でも良いから読める文字を書く。
読みにくい手書きのメモが届くが、判読不明な文字がある。
打合せの際に図面にメモを加えるが、送る前に手を加えることを考えないのだろうか。
ちょっとした気遣いで読みやすくなる。

建築士の試験はマークシートなので、記述式の試験を受ける人は少ないと思うが、手書きの論述に慣れるとよい。構造計算書に設計方針や結果の考察を書くこともあるだろう。
読める文字を書いたら、次は内容である。

posted by TASS設計室 at 10:54| 建築士

2022年11月22日

鉄骨造の平面図と断面図は構造設計者が作成する

鉄骨造の平面図と断面図は構造設計者が作成する。
間取りを決めるだけの意匠設計者は、骨組が分からないから図面が描けない。
木造専業の設計者は、プレカット任せで、断面図すら描けない人がいる。
階段詳細が苦手のようで、幾何学的な表現に慣れていない。そんなものと思って、階段詳細は構造図として作成する。それを見て、どうしたいか意見が出てくる。
posted by TASS設計室 at 10:57| 建築士

2022年11月21日

構造計算プログラムがシャットダウン

構造計算プログラムがシャットダウンしてしまうので、何か悪いことをやってしまったと思ったら、節点移動で、隣りの節点とくっついてしまっていた。
そんな時は、先に隣りの節点を少し移動しておき、目的の節点を移動する。
同一節点にすることができるプログラムがあるので、出来ると思っていた。節点を移動する時は注意が必要だ。
任意の斜め軸を設定することができるが、交点が合っていない意匠図を受け取ると、通り芯を引き直す。
posted by TASS設計室 at 20:21| 構造計算プログラム

基礎の計算

FAP-3で基礎の計算を行ったものを見たが、引抜力に対する計算で、柱の位置を支点にしているので、浮き上がっても基礎梁に応力が発生しない。
杭基礎で杭の周面摩擦力で抵抗する場合は、それでもよいが、直接基礎の浮上りに対しては適切な計算ではない。浮上りを拘束しないという条件を加えて計算すると、浮上ったら基礎梁が抵抗する計算ができる。
上部構造を計算する場合は、浮上りを拘束して計算する。そうしないと建物に地震力が入らない。
しかし、浮上ったことで倒壊を免れる建物もある。
基礎の浮上りについての研究がある。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijs/74/644/74_644_1803/_article/-char/ja/
https://www.sein21.jp/TechnicalContents/Ishiyama/Ishiyama0104.aspx
posted by TASS設計室 at 14:38| 木造の構造計算

応力が集中したら梁をやめる

無理な意匠につきあって苦労することがある。
応力が集中したら梁をやめる。あるいは梁断面を極端に小さくして応力集中を避ける。中間階の梁をやめて、基礎梁と最上階のみとすることもある。
そんなことをやると、フレームの剛性が低下するので、偏心率が大きくなり、Fes=1.5ということになる。

posted by TASS設計室 at 10:07| 構造設計

木造専業の構造設計はKIZUKURIのユーザーが多い

木造専業の構造設計はKIZUKURIのユーザーが多い。それで4階建てにチャレンジしている。
3階建て以下なら、使いやすいプログラムである。
2x4工法に関しては、kizukuri-2x4では開口部の設定が面倒なので、苦労すると思う。
RC,WRCの構造計算プログラムでは、最初に無開口の壁を入力し、そこに開口のデータを加えるので、開口寸法の変更に容易に追従可能である。
KIZUKURIは軸組工法、2x4工法共に、相変わらず基礎の計算が分離されているので、データの転送を行わなくてはならない。
2x4工法の4階が避けられている理由の1つは、保有水平耐力計算を行うことにある。軸組工法はルート2の計算なので、偏心率と剛性率のチェックだけで済む。
基礎の計算では、せん断力の割増係数を1.5で計算している人が多いが、ルート2の場合は2.0にすることを忘れないように。技術基準解説書(2020) P.389

posted by TASS設計室 at 09:50| 木造の構造計算

2022年11月20日

なぜKIZUKURIで4階建ての計算を行うのか

KIZUKURIでも4階建ての許容応力度計算を行うことは出来るが、手計算で補足することが多いのではないか。ルート2でよいので、ルート1と大して変わらない計算だが、下記の計算で@とAはできないと思う。
全てを面材の耐力壁にしてβ割増を避けることは常套手段である。ルート2なので、RC梁の設計用剪断力の割増係数はn=2.0になる。
基礎梁の計算を分離すると面倒ではないかな。引抜力が大きいので、基礎の浮上りも出てくることがある。
@偏心率(4F)
A剛性率
B水平力のβ割増
C設計用剪断力の割り増し係数n=2.0
D基礎梁の計算
E壁倍率によらない耐力壁の計算
posted by TASS設計室 at 22:40| 木造の構造計算