2025年08月15日

高耐力耐力壁マニュアル講習(WEB)が始まった

高耐力耐力壁マニュアル講習(WEB)が始まったが、何故わざわざこのような講習会を受ける必要があるのだろう。研究に国の予算が入っているものと思われるので、告示にすればよいのではないだろうか。
勝手に高倍率の壁が使われると確認申請の審査に支障があるので、勉強させようとしていると理解する。
posted by TASS設計室 at 15:17| 木造の構造計算

2025年08月07日

リフォームの設計は構造設計事務所

リフォームの設計には多かれ少なかれ構造設計の要素が含まれるので、構造設計を行うことが必要である。
木造住宅専業で、新築専門の構造設計者には難しいことがある。混構造や基礎の設計になると急に手が止まる人がいる。その人たちを見ていると、構造力学を理解し、RC造・S造の設計経験が不足していることが分かる。改修工事の設計は、臨機応変に対応すると無駄なくまとまる。
posted by TASS設計室 at 06:33| 木造の構造計算

2025年07月26日

木造4階の構造設計料は極端に高くなる

混構造や木造4階建ての構造設計料は、極端に高くなるのは何故だろう。
木造専業の構造設計一級建築士というか、木造しか設計できない構造屋がいるから、こんなことになるのだろう。
軸組工法はルート2で計算ができるので、ルート1の計算と大して変わらないではないか。まさかkizukuriで計算しようとしていないですよね。
posted by TASS設計室 at 21:13| 木造の構造計算

2025年07月13日

木造と鉄骨造のルート1とルート2の違い

木造と鉄骨造では、ルート1とルート2の関係が異なる。
鉄骨造のルート1は標準せん断力係数が0.3だが、木造のルート1は0.2 である。
ブレース構造のβ割増は鉄骨造・木造共にブレースの負担割合に応じて考慮される。
しかし木造の場合は耐力壁の倍率計算というものがあり、許容応力度計算とは言うものの、一風変わった計算である。僕は何が言いたいかと言うと、木造のβ割増は無くてもよいのではないかと思う。
僕は靭性に富む針葉樹合板の耐力壁を使うことを好むので、スジカイは積極的に用いない。耐力壁の耐力を上げる場合、合板の釘打ちを CN50 @50あるいは@75としたり、床合板の釘打ちを CN65 @100 とすることがあるが、木造軸組工法でも同様の計算を用いてもよいのではないか。2x4工法と軸組工法で統一可能なところは統一したらよいではないか。
posted by TASS設計室 at 01:15| 木造の構造計算

2025年07月07日

施工手順を考えた設計

ゼネコンが施工する建物は心配しなくてもよいが、木造住宅専業の会社が施工する鉄骨併用の建物には気を遣う必要がある。意匠設計者も現場監督も慣れていない。
鉄骨製作工場は、金物工事のような小規模な鉄骨に慣れているところがある。多分におっつけ仕事の要素があり、今まで現場で納めてきた。寸法に余裕があれば、無理のない納まりになるが、ギリギリの場合は施工の順番を決めてから設計する。木造が完成してから外部鉄骨階段を取付ける。現場溶接を避けるが、手が入らないことのないよう、空き寸法を考える。

posted by TASS設計室 at 10:56| 木造の構造計算

2025年06月22日

木造住宅の基礎の人通口補強

基礎梁の人通口補強というと、それなりに鉄筋が入る。梁成の3分の1の径だが、矩形にする場合は、外接する円の径が補強の対象になる。500x500の人通口の場合は708Φに対する補強を行う。
だから基礎梁成1800以上ないと600Φの孔をあけることができない。

ところが木造は、梁成500程度のところを、スラブ厚だけ残して、基礎梁を600x350カットする。上向きにU字形の鉄筋を入れて補強した気になっている図面を見たことがある。
基礎梁の応力を求めると、短期および長期応力が発生し、その応力に対して梁の検討を行う。上筋が切断され、下筋だけが通っている状態になる。梁の協力幅を考慮しても、300x150 の梁であり、せん断補強筋は入らない。
短期応力が無く、長期応力が小さければ、D13が1〜2本入っていれば曲げに対する鉄筋量は満足する。せん断力に対しては、コンクリートのせん断力だけで間に合う。
人通口の上部には土台があり、土台はアンカーボルトで基礎に接合されているので、土台を上弦材、RC断面300x150で2-D13を下弦材としたトラスに見立てることもできるが、そこまでの計算は行わない。
人通口を考慮し、長期および短期の応力に対して基礎梁の計算を行うと、リアルに計算することができる。簡略化するため、人通口の間隔を910としてもよいだろう。人通口の下には、150x300の梁を通す計算にする。その際、スターラップの間隔は150とする。RC規準の計算外の規定で、せん断補強筋の間隔は梁成の2分の1以下とするからである。
しかし、2025年の法改正で木造住宅の基礎は 鉄筋コンクリート造 から 鉄筋コンクリート になった。
どこまでRC規準を適用するか考えてみたい。除外できそうなところは、
@スラーラップのフック
Aスターラップの間隔
B複筋梁
C付着
このくらいだろうか。

確認申請の際、必ずと言ってもよいほど、構造標準図を添付するよう審査機関から指摘が来る。それは 鉄筋コンクリート造構造標準図 である。今までは出来もしない標準図を付けていた。
それをアレンジして、鉄筋コンクリート標準図 を準備する。根拠としては、技術基準解説書の抜粋を参照する。
鉄筋入りコンクリート < 鉄筋コンクリート < 鉄筋コンクリート造 である。
鉄筋入りコンクリート と 鉄筋コンクリート の違いを明確にする。
posted by TASS設計室 at 20:56| 木造の構造計算

応用問題に強くなろう

木造専業の設計者は応用問題に強くなろう。
基礎的なことを理解し、好奇心があれば応用力が身につく。
人に聞いてばかりではなく、自分で考える習慣をつけよう。難しい問題は、しばらく頭の片隅に置いておくと、思いつくことがある。試行錯誤の連続である。だから数学が重要なのだ。
posted by TASS設計室 at 12:15| 木造の構造計算

2025年06月21日

エレベーターの荷重

木造専業の構造設計者は、エレベーターや外部鉄骨階段が付くと構造計算ができなくなってしまう人がいる。
エレベーターの「かご」と「おもり」はレールで支えられており、全ての荷重はレールにかかり、それがピットの底盤に載る。機械も同様にピットの底盤に載る。
地震時の水平力は「かご」または「おもり」が最上階のあるときの荷重にAi分布を考慮した水平力とする。「かご」と「おもり」は同程度重量だが、「かご」よりも「おもり」のほうが重いことが一般的である。
外部鉄骨階段は、階段の重心位置の荷重を水平力に考慮する。鉛直荷重はそのまま直下の基礎に伝達する。
木造の構造計算プログラムでは、鉄骨の柱を木造の柱として入力し、鉄骨階段の重量は、階段の床荷重に均して考慮する。階段に作用する地震時の水平力は、建物本体に伝達するが、段床が水平構面として水平力を伝達することができる。
この程度のことは、特殊荷重が増えるだけなので、使っている構造計算プログラムの機能に合わせ、特殊荷重あるいは床荷重として考慮すれば済むことである。
posted by TASS設計室 at 08:59| 木造の構造計算

2025年06月20日

鉄筋コンクリート造と鉄筋コンクリートの違い

鉄筋コンクリート造と鉄筋コンクリートの違いを明確にしたい。
木造の設計者と施工者は、そんなことを考えていないと思うので、入手している資料で判断する。
そのうち技術基準解説書の説明が出るかもしれない。
posted by TASS設計室 at 10:58| 木造の構造計算

インスペクターの資格

よくわからないが、インスペクターの方々が調査を行った後に耐震診断を依頼されることが何度かある。あまりにも評価が低いので、建物所有者が心配になったのかもしれない。
インスペクターは耐震診断を行わないのだろうか。評価するなら、耐震に関する評価も行うべきではないか。劣化調査を行うことが目的かもしれないが、劣化による構造体への影響の評価が厳しすぎる人がいる。耐震診断基準による劣化の評価は、せいぜい0.95くらいで、0.97くらいのこともある。
構造設計一級建築士以上の資格をもち、必要な時に調査を行う人もいるが、インスペクション専門の方々の様子は不明である。日本建築防災協会の耐震診断・耐震改修の講習修了証くらいは取ったほうが良い。耐震診断基準の書籍に目を通すよい機会になると思う。
日本建築構造技術者協会のホームページに、耐震診断を行う設計事務所のリストが掲載されている。

posted by TASS設計室 at 00:45| 木造の構造計算

2025年06月16日

木造の構造計算塾

木造の構造計算塾というものがある。独学に自信がない人にはよいと思う。
観察すると覚えることに注力し、原理原則を納得して理解することが疎かになっているようである。構造計算の基本はRC造とS造、それに構造力学である。そこに多くの知見が集約されており、木造は応用問題である。
僕が最初に木造軸組構法の構造計算を依頼されたとき、軽量鉄骨のブレース構造と似たようなものだと思った。次に2x4工法の計算を行ったが、壁式鉄筋コンクリート造と同じではないかと思った。木造でトラスを使うことがあるが、トラスの小屋組は軽量鉄骨造の小屋組そのものである。
いきなり木造から構造設計を始める人がいるが、その前段階の知識は大丈夫かと疑いたくなる。後からでもよいからRC造とS造を経験するとよい。基礎はRC造である。
法改正で木造住宅の基礎は「鉄筋コンクリート造」から「鉄筋コンクリート」になった。良く分からないけど。

posted by TASS設計室 at 09:09| 木造の構造計算

2025年06月15日

デザインと構造設計を同時進行

デザインと構造設計は同時進行が可能だ。構造に肉付けすると意匠図になる。
木造は1人の設計者が全てを設計するようにできているので、このやり方が最も効率的である。
分業化もほどほどにしないと、設計に時間と費用がかかりすぎる。


posted by TASS設計室 at 22:33| 木造の構造計算

2025年06月14日

建設費を気にする割りに複雑な設計

建設費を気にする割りに複雑な設計を行っている人がいる。
まわり階段にするなら、踊場を設け、シンプルな折り返しにするほうがよい。
安全性も高くなる。踊場の高さが平均地盤から1m以下なら、そこまでは建築面積に入らない。
posted by TASS設計室 at 08:34| 木造の構造計算

2025年06月13日

アンカーボルトは太いものを使う

アンカーボルトは太いものを使うと、同じ定着長さでも付着力が大きくなる。
コーン破壊は大して変わらない。
posted by TASS設計室 at 20:53| 木造の構造計算

2025年06月09日

木材の等級

木材の等級もゴボウの等級区分も似たようなものだ。木材もゴボウも農学部だから。
ごぼう出荷要領
1.出荷要領
○洗いごぼう収穫したごぼうを乾燥させないようにし、きれいに洗浄して十分にアク抜きを行い、ヒゲ根をきれいに取り除き、葉柄部は1cmを残して長さを揃えて切断し、規格毎に茎と根元の2ヶ所を階級別の平テープ等で結束し、4.1kg束で梱包しゴム輪で押さえる事。
又、等級・階級・生産者番号を袋の表示欄に記入して下さい。
○土付きごぼうごぼうを乾かさないようにし、砂を落としてヒゲ根を取り除き、葉柄部は5cmを残して長さを揃えて切断し、規格毎にビニール袋に4.1lkgを茎と根元を、階級別の平テープ等で結束梱包しゴム輪で押さえる事。又、等級・階級・生産者番号を袋の表示欄に記入して下さい。病気のひどいものは、別出荷お願いします。
○搬入方法
@販売品受領証に出荷月日・コード番号・生産者名・等階級毎の数量を記入しごぼうの登  録の通い帳と一緒に提出してください。
A搬入時間は洗いごぼう土付きごぼう… 午前8時30分〜午後12時まで。… 午前8時30分〜午後3時まで。
B洗いごぼうは、土曜日と祝日の前日搬入は休みとなります。
C土付きごぼうは連休前日、翌日は休みます。

2.規格
○等級区分A品B品品質・形状良好なもので、太さが一定の物をA品とし、太さと長さを揃え病害虫のないものとする。A品に次ぐものをB品とし、太さ長さを揃え形状良く病害虫の発生のないもの。
○階級区分 (選別の厳守をお願い致します。)区分2LLMS2S 1本の長さ70cm以上1本の太さ直径3.0cm〜4.0cm直径2.5cm〜2.9cm直径2.0cm〜2.4cmテープの色70cm以上70cm以上70cm以上50cm以上直径1.5cm〜2.0cm直径1.0cm〜1.4cm黄色紫色赤色緑色青色規格外品も出荷要領はA・B品同様となります。白色
○出荷途中から2L・Lクラスは土ごぼうでの出荷に規格変更なると考えられますので、連絡致します。
○各階級とも1階級大きいものが、混入されており販売しづらいとの連絡が入っておりますので、規格 の徹底をお願い致します。悪いものは、格下げさせていただきます。
posted by TASS設計室 at 16:46| 木造の構造計算

木造専業の審査機関

木造専業の審査機関が多いようだ。それでは審査の技量が上がらない。ライセンス上は木造だけではないが、木造以外は受け付けない審査機関がある。地方に本社のある審査機関の横浜支店に出そうとしたら、鉄骨造だったので受けつけてもらえなかった。
審査係は様々な構造を経験することで、相乗効果が得られるものである。審査担当もジョブローテーションで、適判、評定、耐震診断などを経験するとよい。当然、設計者にも言えることである。
posted by TASS設計室 at 15:32| 木造の構造計算

2025年06月07日

メーカー製片持ちの庇

メーカー製片持ちの庇を取り付ける際、メーカー指定の取り付け方がある。
受け材がねじれることは受け材の問題なので、メーカーは関知しないことを理解して設計する。
ねじれに対する設計は難しい。だから工場や倉庫の庇は斜めに吊っている。
posted by TASS設計室 at 23:05| 木造の構造計算

2025年06月06日

木造のルート2は厳しい

スジカイを使うと、木造のルート2は厳しい。β割増が余計だ。
鉄骨造のルート1は標準せん断力係数が0.3だが、木造のルート1は0.2だから違いが数値に現れやすい。
面材を多用する設計のほうがよさそうだ。
posted by TASS設計室 at 19:04| 木造の構造計算

アパートの外部鉄骨階段

アパートに外部鉄骨階段が付くと、それだけで構造計算ができなくなってしまう人がいる。外部鉄骨階段や外部廊下を分離して構造設計を依頼されることがある。独立して成り立つなら、鉄骨造のルート1として計算するが、不経済な設計になる。
鉛直荷重は鉄骨の柱で支持し、地震時の水平力は木造が負担する設計が経済的である。木造の計算を行っている人は、その荷重を特殊荷重として考慮する。
外部廊下は防水と絡むので、意匠設計者はディテールを明確にする必要がある。水が垂れて壁面を汚すこともある。防水立上りも必要になる。施工手順を考慮して設計しよう。
posted by TASS設計室 at 01:49| 木造の構造計算

2025年06月05日

木造特有の判断

木造専業の人の中には、こんな判断をする人がいる。
@ホールダウン金物は大きすぎてはいけない
A金物を2つ付ける場合は同じものにしなければならない
B耐力壁は2つの要素まで合計できるが、3つは合計できない(両面合板+スジカイは不可)
C高さの低い耐力壁は、高さの比率で倍率を低減する
D倍率の異なる45cmの壁を2つ、一直線上に並べると耐力壁にならない
他にもあるかもしれない。
posted by TASS設計室 at 08:56| 木造の構造計算