2019年05月21日

木造に類似した構造計算

・木造軸組工法
・2x4工法
・スチールハウス
・CLT構造
・軽量鉄骨造
これらの構造計算には共通点が多い。
壁の耐力や構造特性係数に違いはあるが、2x4工法とスチールハウスは同じ工法として良いと考える。
そうすることによって、スチールハウス2階建てを4号建築として、構造計算を省くことができる。
これができたら画期的なことだと思う。
軽量鉄骨造も、仕様規定とスパン表で設計しても良いと考える。


posted by TASS設計室 at 15:36| 木造の構造計算

2019年05月20日

木質系ハイブリッド構造

木質系ハイブリッド構造の研究が必要だ。
鉄骨骨組みで、木造の耐震壁を用いることを考える。床はデッキプレートの代わりに木質系の床を用いるが、面内せん断力の伝達は、デッキプレートの時の要領で設計すれば良い。水平ブレースを用いると、計算は簡単だが、仕上げが煩雑になる。
接合部の設計がポイントになる。
posted by TASS設計室 at 09:52| 木造の構造計算

2019年05月18日

スチールハウスと2x4工法

僕はスチールハウスと2x4工法は同じ構造と考えているが、スチールハウスは鉄骨造で2x4工法は木造である。
一方、壁式鉄筋コンクリート造はRC造に準じたルート判別を行う。
4階建ての壁式鉄筋コンクリート造の構造計算ルートはルート1で、4階建てのスチールハウスや2x4工法の建物はルート3になる。
スチールハウスは、2x4工法のスタッドを薄板軽量形鋼に置き換えたものであり、耐力壁に合板を用いることは、2x4工法と同じである。にもかかわらずスチールハウスは鉄骨造のルート1で、標準せん断力係数は 0.3 になる。スチールハウスはルート1-2を使用することはできない。
posted by TASS設計室 at 09:44| 木造の構造計算

ルート3の設計に代わる設計

壁式鉄筋コンクリート造の4階建てはルート1で設計できるが、2x4工法の4階建てはルート3になる。
1階をRCまたはWRCとし、その上の3層を2x4工法にしてもルート3になる。
その際、1階のRCまたはWRCは、偏心率を0.15以内とし、上階に対して「ねじれ」による影響を無視し得る程度の偏心率としなければならない。それは、上下を分離して計算せず、全てをまとめて立体解析すれば、ねじれの影響を考慮した計算にすることができる。
しかし、偏心率による必要保有水平耐力の割り増しを避けるためにも、偏心率は0.15以下にしたい。

2x4工法も、壁式鉄筋コンクリート造のように、4階建てまでルート1で設計できないものだろうか。反曲点高比を1.0とした許容応力度計算でも十分ではないかと考えている。

例えば、壁式鉄筋コンクリート造4階建ての2〜4階を2x4工法に置き換えたとすると、上階の荷重は軽くなり、1階の壁式鉄筋コンクリート造は無条件で成り立つと思うが、保有水平耐力を満足しないことがある。
2〜4階は、地べたに建っている3階建てを、地震時の水平力をAi分布を考慮して求める程度で良いのではないかと考えている。
下階の計算は、耐震診断における下階壁抜け柱の検討方法に倣った検討でも良いのではないかと思う。一次設計を行った上で、下階壁抜けの計算の要領で、終局耐力のチェックを行うのである。
posted by TASS設計室 at 00:57| 木造の構造計算

2019年04月25日

「2x4壁式」「HOUSE-ST1」を使う理由

「2x4壁式」「HOUSE-ST1」を使う理由は、平面的斜め軸の計算ができることが第一である。
区画毎に基礎の計算ができ、基礎梁の計算も一貫して行うことができる。
軸組工法の「KIZUKURI」は Ver.7 になったようだ。
posted by TASS設計室 at 15:25| 木造の構造計算

スジカイ用のプレート

昨日、ブレスターZ600 というスジカイ端部の金物のカタログを受け取った。
鉄骨造の設計では、スジカイ端部は、母材が破断するまで壊さないことが原則だが、この金物はスジカイ端部の金物を降伏させてしまう。
面白そうだが、考えている。
https://www.youtube.com/watch?v=ZnGfsD0blHU

posted by TASS設計室 at 10:07| 木造の構造計算

2019年04月11日

固定荷重の拾い方

現在は、壁や床の固定荷重は、壁や床の荷重に均して計算しているが、木造建築でも、大きな断面の柱や梁を使う場合は、梁の荷重を個別に拾い出したほうが良いと考える。
梁の上に線荷重を加えることで、梁の固定荷重の増加分を考慮することができるが、プログラム上で自動的に拾い出せたら良い。RC造やS造の計算では、断面に応じた固定荷重を拾うことは当然のことである。
2x4工法では、壁端部のタテ枠の本数が増えたり、太いタイロッドを付けることもあるので、それなりに固定荷重を考慮することも考える。細かく拾い出すのは大変なので、荷重を平均化して床や壁に均しで加えるほうが楽である。こんなことがあることを頭の片隅に置いて、均し荷重で計算する。
posted by TASS設計室 at 19:44| 木造の構造計算

2019年02月26日

ハイブリッド構造

中高層木造建築は、ゼネコンの仕事になる。木造の大手はハウスメーカーしかなく、総合的な技術力はゼネコンに及ばない。だから、ハイブリッド構造が進歩しないのである。
木造の中高層化には鉄骨との組合せが不可欠であり、木造専業の設計者には、鉄骨造を学んでもらいたい。考え方としては、鉄筋コンクリート造の耐震診断から学ぶべきことがある。
posted by TASS設計室 at 13:33| 木造の構造計算

2019年02月07日

木造の中高層建築

木造の中高層建築は普及しない。
鉄骨とのハイブリッド構造とすることを考えるほうが良い。
軽量鉄骨やスチールハウスも同様で、重量鉄骨を組合わせることで自由度の高い設計が可能になる。
posted by TASS設計室 at 00:34| 木造の構造計算

2019年01月20日

木造は KIZUKURI から進歩していない

木造は 1993年の KIZUKURI から進歩していない。
2x4工法やスチールハウスも同様である。
大規模木造や中高層木造建築は、ゼネコンの設計部や技術研究所が研究している。
住友林業が計画している70階建ての設計は、日建設計が行っている。
しかし、鉄骨造の2倍の建設費用をかけて、木造で70階建てを建てる必要があるだろうか。
その前に、木造の業界は、31mを完成させようではないか。
posted by TASS設計室 at 21:04| 木造の構造計算

2018年12月31日

耐力壁の周囲の柱梁

高強度の耐力壁を用いた場合、耐力壁の周囲の柱梁および接合部の耐力を計算すると、かなりヤバいことになっていることがある。耐力壁の上部の梁が分断され、通っていない時に不具合が出る。
軸組工法でも2x4工法でも同じことである。
posted by TASS設計室 at 09:57| 木造の構造計算

2018年09月12日

構造計算プログラムの裏技

2x4壁式を使っているが、何度データを入れ直しても床の配置が直らず、「閉鎖領域になっていない」というメッセージが出て計算が中断してしまう。
ファイル → 床位置リセット
で配置が修正されることが分かった。
その他、データチェックで、重要度の高いエラーが出ても、無視して計算すると、エラーが直っていることがある。「何とかとハサミは使いよう」だが、機能が豊富な2x4工法の構造計算プログラムは、これしかない。
もう一息だ、東京デンコーさん。
posted by TASS設計室 at 09:59| 木造の構造計算

2018年09月10日

構造計画は無理しないこと

構造計画は無理しないことである。
うちは、2階にLDKがあり、吹き抜けの左右で建物が分かれているが、軒天や天井面、廊下で水平構面を形成している。
水平構面の耐力が不足する場合は、天井面にも合板を貼るなど、水平構面の耐力を上げることを考える。
地下室を設ける場合、天井面を木造にしたがる人がいるが、壁式鉄筋コンクリート造とするので、地下室の天井面はRCのスラブにすべきだろう。3層の建物になるからである。


posted by TASS設計室 at 01:55| 木造の構造計算

2018年07月20日

木造の耐火構造

木造の耐火構造は,どの程度普及するだろう。
耐火構造というと、RC/SRC/S造が一般的で、信頼性もある。
建物をリフォームする際に、スケルトンにして内外装を取り替える場合にも、RC/SRC/S造は対応しやすい。
木造建築は、準耐火構造なら大いにメリットがある。
posted by TASS設計室 at 19:10| 木造の構造計算

2018年07月02日

木造は青からグレーに

木造の構造計算の指針は、「青本」から「新グレー本」になった。
ところが、それを運用している人は「イエロー」や「レッド」もいる。
次は白紙に戻るのだろうか。
「緑本」は、次に出てくる本も「緑」だろうか。
スチールハウスは「シルバー本」と言われている。

posted by TASS設計室 at 11:04| 木造の構造計算

2018年05月28日

木造2階建ての基礎梁

良くあることだが、木造2階建ての基礎梁のスターラップのフックを付けたくないという要望がある。
RC規準の計算外の規定ではフックを付けることになっている。一部の木造の構造計算プログラムでは、コンクリートの断面で、せん断力が許容値以内なら、フックを付けなくても良いという説明を書いているものがある。
また、別の木造用のプログラムでは、基礎梁のせん断力を1.5倍して最大剪断力とせず、平均せん断力としているものもある。
木造2階建てと言ってもRC造ゆえ、建築学会のRC規準を採用することが正当な考えではないだろうか。
しかし、鉄筋が入っていさえすれば良いと言うなら、それなりの規準を制定することである。軸組工法・2x4工法・スチールハウス・軽量鉄骨造は、どれも同じようなものである。
加えて言うなら、ベタ基礎の基礎スラブの配筋の間隔を30cmにしたいと言う人もいる。これもRC規準のスラブの短辺方向20cm、長辺方向25cmという規定に抵触する。D10 @300 という基礎スラブの配筋図を見たことがある。木造2階建て以下は、鉄筋が入っていれば何でも良いらしい。無筋コンクリートよりマシだとは思う。
このような状態で設計するのではなく、フック無し、平均せん断力で良し、スラブ筋の間隔 30cm でも良し、というなら、根拠のある規準を定めたら良いと思う。軸組工法と2x4工法で、相談して決めたら如何だろうか。
スチールハウスは鉄骨造に分類されているので、同じような応力ではあるが、軽量鉄骨造と同じグループになる。
posted by TASS設計室 at 02:49| 木造の構造計算

2018年05月25日

壁倍率に縛られている

木造の構造計算は、壁倍率に縛られている。
倍率という考え方は、木造専業の設計者には分かりやすいかもしれないが、壁の剛性と耐力で計算することを考えたらどうだろう。
柱の軸方向の変形を考慮したり、梁の上に載る耐力壁を検討する際には、壁の剛性を意識して計算する。
posted by TASS設計室 at 14:57| 木造の構造計算

2018年05月13日

木造住宅は甘すぎる

4号特例について、建築を全く知らない人に話したところ、『甘すぎる』という返事があった。
そう思うことは当然だろう。
一級建築士を持っていれば、建築の設計は何でもできると思っている。
骨折した時に皮膚科に行かないだろう。

4号特例とは建築基準法第6条の4に基づき、特定の条件下で建築確認の審査を一部省略する規定である。
http://jeri.asaren.jp/data/erihp/03_kakunin/k_01/k01-08.pdf?ver=1606
posted by TASS設計室 at 18:15| 木造の構造計算

2018年05月10日

CLTのひび割れ

今日、ある会社で、CLTのひび割れを見た。
3プライのCLTだったが、板割れを見て、鉄骨の板割れを連想した。
ダイアフラムに使うSN400Cに相当する品質の高いCLTや合板は考えられないだろうか。
posted by TASS設計室 at 21:08| 木造の構造計算

2018年04月30日

住宅産業は認定構法がお好き

住宅産業は認定構法が好きだ。
告示や法令の改正に影響力のある業界団体が、ハウスメーカーの集まりであるため、互いに牽制し合っている。
計算で求めることができることでも、確認申請機関では審査できず、適合性判定や評定の手続きを必要とするものがある。
施行令や告示で決められたことを審査するのであるから、告示に手を加えることで、設計の自由度が増す。
いつまでも壁量計算や壁倍率という計算方法が幅を利かせているようでは技術は進歩しない。
許容応力度計算くらいは出来るようになろう。基礎の設計も、スパン表に頼らずに設計しよう。


posted by TASS設計室 at 09:57| 木造の構造計算