2023年07月07日

ファイル名の付け方

MS-DOSを知っている人は、ファイル名の付け方が分かりやすい。
Windowsでは文字数8文字という制限が無くなったことは有難いが、数字を先頭に持ってきたり、スペースをあけたり、文字化けするような記号を付けたりしない。
スキャナで読み込んだファイルを送る場合は、名前を付け直して送ると分かりやすい。
ファイル名を見れば何の資料か分かる。
posted by TASS設計室 at 09:58| コンピュータ

2023年05月13日

AIは仕事の役に立つか

AIは仕事の役に立つだろうか。スキルの高い人が補助的に使うことは良いと思うが、結果を鵜呑みにすることしかできない人には難しい。
木造の構造計算プログラムで圧倒的にユーザーが多いプログラムがある。開発者が全国をまわり、熱心に開拓した結果、裾野が広がったのだが、ユーザーの大半は意匠設計者である。
確認申請を提出すると、審査機関から計算内容について指摘があり、設計者はそれに答えるのだが、「コンピュータで計算した結果、そうなった」と答える建築士がいると、開発者から聞いたことがある。
AIが普及しても同様に、「AIが出した結論です」と答えるかもしれない。建築構造設計にAIを用いても、半信半疑で作業する人には使わせないほうがよい。
AIをピアチェック的に使うことは考えられる。圧倒的にデータベースの数が多く、多数のシミュレーションが可能なことは評価できる。
posted by TASS設計室 at 22:34| コンピュータ

構造計算プログラムの進化

構造計算プログラムで、入力のやりやすさをアピールしているものがある。
CADライクに入力できるとか、グリッドフリー、意匠図を下書きにしてデータを作成する等々、入力に工夫が凝らされている。
それだけでは普及しない。計算に関するチェック項目を可能な限り少なくし、説明を加えることである。
参考書の機能を構造計算プログラムに取り入れることが必要である。
構造計算規準、荷重指針、告示、技術基準解説書等を手元に置いて仕事をするものだが、横着な人は、様々な参考文献を参照せず、1冊で済ませようとする。

裾野を広げるならルート1で設計可能な範囲の拡大である。
ルート1で設計できる建物の中で、最も手をつけやすいものは壁式鉄筋コンクリート造である。
耐震壁付きラーメンもあるが、理想的に耐震壁を配置できないとルート2あるいはルート3になる。
鉄骨造は経済設計を目指すならルート3になる。
@壁式鉄筋コンクリート造(5階以下)
A耐震壁付きラーメン(高さ20m以下)
B鉄骨造(3階以下)
ルート1でも、これだけの設計ができる。

次に木造だが、3階建て以下で kizukuri あるいは kizukuri-2x4 で計算できる範囲が圧倒的多数である。
その範囲の設計者は、4階建てや混構造を避ける傾向にある。
4階建ては軸組工法が最も手をつけやすいが、kizukuri で計算している人が多いと聞く。
壁倍率7倍を上限とし、耐力が不足する時はダブル壁とする。
いつまで、そのような計算を行うか知らないが、耐力壁の詳細計算を行うと設計の範囲が広がる。
2x4工法の4階建ては、保有水平耐力計算が必須となるので、構造設計一級建築士の資格を持っていても、木造専業の構造設計者は手を出さない。
それらの計算ができるプログラムは、東京デンコーの「木三郎4」「2x4壁式3」だが、軸組工法のルート2の計算なら、チャレンジしやすいと思う。
耐力壁の詳細設計は、ほとんど普及していないのが現状で、相変わらず多くの人は壁倍率で計算している。

posted by TASS設計室 at 08:18| コンピュータ

2023年05月12日

建築確認申請は、インターネットで行う

確認申請はネット上で行うことになった。
遠隔地の仕事がやりやすくなる。
数百ページから1,000ページを超える構造計算書は、電子的なハンコが押されて副本となる。
構造計算書を見る人は、構造設計者と建築確認や適判の審査担当者だけで、意匠設計者は見ようともしない。

現場の設計室で施工図のチェックを行っていた時、構造計算書を見ながら行っていた。不足しているところや調整が必要なところは、僕が構造計算を行い、構造設計者の了承を得ていた。
だから現場には構造設計者が必要になる。設備との調整にも構造設計の知識が必要である。
少なくとも、現場の担当者は、構造計算書を見て理解できなくてはならない。そのために現場に設計図書を置くのである。保管しているだけではないことを理解されたい。
posted by TASS設計室 at 10:37| コンピュータ

2023年05月04日

3.5インチのフロッピーディスク

3.5インチのフロッピーディスクに入った一太郎のデータを読む必要があり、USBで接続する外付けドライブを探している。
1つ持っていたのだが見当たらない。ついでにホコリだらけになっていた箱を2つ整理できた。PCの古いパーツが出てきた。
昨日、秋葉原で探したが、ジャンク屋を含み、置いてある店はなかった。店の人に聞いたら、この1か月で聞きに来た人は10人目と言われた。
まだ必要な人がいるようだ。
※ ヤフーのオークションで 1.000円で落札した。
posted by TASS設計室 at 07:57| コンピュータ

2023年03月23日

構造計算をAIで行ったら・・・・・

構造計算をAIで行ったら・・・・・
確認申請を提出して質疑が届いたら、どう回答するだろう。
現在でも、コンピュータで計算したと答える人がいるらしいが、AIで求めたと答えるのだろうか。
質疑回答に対応するためのQ&Aが必要だが、語彙が少ない人には何を言っているか分からないだろう。結局、勉強してもらうしかない。
posted by TASS設計室 at 10:31| コンピュータ

2022年12月03日

読むだけの人、書く人

メールに添付して送ってほしいと何度言ったも、ラインでファイルを送ってくる人がいる。
その人曰く、普段は読むだけなので、タブレットを使っているとのこと。そのような人が多いみたいだ。
僕は読むだけではないので、PCで作業するほうが作業性が良い。
posted by TASS設計室 at 09:44| コンピュータ

2022年09月27日

構造計算プログラムとPCの相性

左右2台のPCをデータリンクケーブルで接続して使っているが、右のPCに新たに導入した構造計算プログラムをインストールしたところ、計算結果をPDFに変換することができない。ネットワークで接続した複合機では印刷することができたが、レイアウトが崩れる。左のPCはデュアルモニターだが、右はモニターを1つだけ接続している。
左のPCにインストールしたところ、PDFでも印刷することができた。
理由は分からないが、両方とも core-i7 で、メモリーは左が16GB、右が12GBであること以外に差はない。
Window10だが、Windows7の時代から使っているものである。1日、右往左往していた。
この16GBと12GBの差は大きいらしく、小さな建物の場合は気にならないが、節点数の多い建物を計算すると、計算時間の差が大きい。
グラフィックを扱うわけではないので、スペック的には並みのPCで間に合う。
posted by TASS設計室 at 22:29| コンピュータ

2022年08月30日

エラーメッセージ、ワーニングメッセージ

エラーメッセージ、ワーニングメッセージが少なすぎる構造計算プログラムがある。
一次固有周期の計算用の高さを入れ忘れたら、計算結果を出力が出ずに中断した。
このような時に、メッセージが出たら有難い。
データの数値の範囲が適用範囲を逸脱していたり、入力すべきデータが欠落している際に出る注意喚起のためのメッセージもある。N(ニュートン)とkN(キロニュートン)、mm(ミリ)とcm(センチ)とm(メートル)が混在するので、桁外れの間違いを犯す可能性がある。
計算結果のNGを検索し、その計算結果のページに飛んで行くものもある。
posted by TASS設計室 at 22:41| コンピュータ

2022年08月28日

RC/SRC/Sの一貫計算プログラムに木造が加わる

木造ビル建築普及するとRC/SRC/Sの一貫計算プログラムに木造が加わる。
木造の応力解析は鉄骨造と似たようなもので、下層階はRCにすることが多いので、RC/SRC/S/Wの一貫計算プログラムの需要はあるだろう。
posted by TASS設計室 at 05:21| コンピュータ

2022年08月26日

旧式のプログラムは捨てがたい

旧式のプログラムには捨て難いものがある。
応力計算が平均せん断力法の「壁麻呂」が基本で、電卓で数値を追いやすい。
その延長線上に「2x4壁式」がある。「2x4壁式」のWRCの計算は「壁麻呂」である。
壁式構造は立体解析ではなく、平均せん断力法のほうが分かりやすいので好きだ。
とは言うものの、WRC単独の場合は、構造システムの「HOUSE-WL」を使うこともある。

混構造は「2x4壁式」で一気に計算するので、1階の階高は1階のRCスラブ天端から2階の合板上端までの高さとし、2階の梁の下がり距離で調整する。最初は1階のRCスラブ天端から2階のRCスラブ天端までの高さを階高としたが、2階の2x4工法の階高が実際の高さと異なってしまう。WRCの階高はそれでよいが、2階の階高が合わない。
建物全体の連続性を考えると、RCスラブ天端から合板上端を階高とすることが妥当である。荷重拾いは、2階の合板上端までをWRCとしているので、荷重を過小に拾うことはない。


posted by TASS設計室 at 03:37| コンピュータ

2022年08月25日

Super Build FEM

Super Build FEM は楽しめるプログラムである。
ちょうど今、計算している変形したスラブの計算に使ってみることにする。
東洋一著の平板構造の図表で計算してもよいが、道具があるのだから使うことにする。
最もよく使うプログラムはBUS-6だが、たまにSS3も使わないと、使い方を忘れてしまう。

posted by TASS設計室 at 00:24| コンピュータ

2022年07月12日

構造計算プログラムで遊んでみる

構造計算プログラムはシミュレーションを行うためのものだから、条件を変化させて遊んでみる。
出てきた答えを略算で検証し、大きな誤差がないことを確認する。
ちょうど今、工場の改修工事を行うため、1995年に作成された構造計算書3冊をチェックしている。
1995年というと、一貫計算が使われていたが、この計算書は応力解析のみコンピュータが使われている。
工場や倉庫は同じ架構が繰り返される金太郎飴のような建物なので、手計算のほうが良かったのだろう。
保有水平耐力計算が簡単にまとめられていた。
posted by TASS設計室 at 15:44| コンピュータ

2022年06月02日

まだβ版だったのか

構造計算プログラムは常に修正が加えられている。
これはβ版に近いもので、現行のプログラムから移行中のプログラムである。β版であることがバレちゃった。
[現象]
2022年5月24日に公開しました Ver.1.2.4.6 において、構造計算書および入力データ書の表紙のプログラム名称のバージョン番号に「β」が表記出力される不具合がありました。
[対処方法]
会員専用のホームページに上記不具合を改善したVer.1.2.4.6-2を用意しましたので更新をお願いいたします。
posted by TASS設計室 at 12:35| コンピュータ

2022年04月09日

現用の構造計算プログラム 2022年4月

現用の構造計算プログラム 2022年4月
■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)
(03) HOUSE-WL【WRC 一貫計算、保有水平耐力含まず】(構造システム)
(04) 壁麻呂【平均せん断力法による応力計算】(東京デンコー)
(05) NBUS7【BUS-6の後継プログラム】(構造システム)
(06) SS-3(ユニオンシステム)
(07) BF-1【同上 基礎・杭の計算】(ユニオンシステム)
■ 耐震診断
(08) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)
(09) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)
(10) DOC-3次診断(構造システム)
(11) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)
■応力解析、振動解析
(12) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(13) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(14) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(15) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm
(16) midas iGen
■ 二次部材、断面計算
(17) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(18) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)
(19) 木造トラスの計算(東京デンコー)
■ 木造
(20) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(21) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎】(東京デンコー)
(22) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(23) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(24) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(25) 梁のスリーブ開口補強の計算
※ kizukuri、kizukuri-2x4、kizukuri-steel は使用中止。
posted by TASS設計室 at 09:02| コンピュータ

現用の構造計算プログラム 2022年4月

現用の構造計算プログラム 2022年4月
■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)
(03) HOUSE-WL【WRC 一貫計算、保有水平耐力含まず】(構造システム)
(04) 壁麻呂【平均せん断力法による応力計算】(東京デンコー)
(05) NBUS7【BUS-6の後継プログラム】(構造システム)
(06) SS-3(ユニオンシステム)
■ 耐震診断
(07) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)
(08) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)
(09) DOC-3次診断(構造システム)
(10) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)
■応力解析、振動解析
(11) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(12) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(13) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(14) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm
(15) midas iGen
■ 二次部材、断面計算
(16) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(17) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)
(18) 木造トラスの計算(東京デンコー)
■ 木造
(19) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(20) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎】(東京デンコー)
(21) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)
■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(22) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(23) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(24) 梁のスリーブ開口補強の計算
※ kizukuri、kizukuri-2x4は使用中止。

posted by TASS設計室 at 09:01| コンピュータ

2020年01月18日

現用の構造計算プログラム 2020年1月

現用の構造計算プログラム 2020年1月
今まで電卓で計算していたものでも、シェアウェアを使うと、数分で計算できることがある。
SS-3、壁麻呂、kizukuri、kizukuri-2x4など、使用中止したプログラムがある。前回のリストと比較していただくと分かる。

■ 一貫計算
(01) BUS-6【RC/SRC/S 一貫計算】(構造システム)
(02) BUS-基礎【同上 基礎・杭の計算、液状化の検討】(構造システム)
(03) midas eGen / iGen / Drawing
(04) HOUSE-WL【WRC 一貫計算、保有水平耐力含まず】(構造システム)

■ 耐震診断
(05) DOC-RC/SRC【RC/SRC 耐震診断】(構造システム)
(06) DOC-S【S 耐震診断】(構造システム)
(07) DOC-3次診断(構造システム)
(08) 壁式診断【WRC 耐震診断】(東京デンコー)

■応力解析、振動解析
(09) DAP【質点系地震応答解析】(構造システム)
(10) FAP-3【任意形状立体骨組応力解析】(構造システム)
(11) SuperBuild FEM【FEM解析】(ユニオンシステム)
(12) SPACE(フリーソフト、研究用)(名城大学村田研究室)http://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/space/index.htm

■ 二次部材、断面計算
(13) MED-3【RC/SRC/S造および木造の断面計算】(構造システム)
(14) KT-SUB【RC・S 二次部材、梁の横補剛の計算】(構造システム)

■ 木造
(15) HOUSE-ST1【木造軸組工法】(構造システム)
(16) 2X4壁式3【2X4 一貫計算、保有水平耐力、基礎、トラス】(東京デンコー)
(17) HOUSE-DOC【木造 耐震診断】(構造システム)

■ 地盤、擁壁、その他(EXCELのシェアウェア)
(18) 擁壁の構造計算(横浜市型)
(19) 小規模建築用地耐力および液状化の検討
(20) 梁の開口補強の計算
posted by TASS設計室 at 20:12| コンピュータ

2018年04月09日

壁式構造の計算

壁式構造の計算には、下記のプログラムを使う。小規模な建物が多いので、ルート1の計算で間に合うものが殆どなので、HOUSE-WL で間に合う。
・HOUSE-WL
・壁麻呂
・2x4壁式
2x4壁式を使うにあたり、壁麻呂を理解することが前提となる。
壁麻呂に慣れているユーザーが2x4壁式を使うと良い。
壁麻呂と2x4壁式は、ルート3の計算まで可能で、2x4壁式は混構造の計算もできる。
1階をRCラーメンあるいはS造にする場合は、BUS-6と連携する。
posted by TASS設計室 at 09:36| コンピュータ

2018年04月05日

応力伝達梁

『応力伝達梁』という入力項目で梁を指定しないと、上部の壁からの荷重が考慮されないプログラムがある。
応力図が不自然なので気づいたが、梁は応力を伝達するものであり、指定しなければ応力が伝達されないなんて、おかしいではないか。
開発が新しいプログラムは、こんなことはなく、しっかりと応力が伝達されている。

2x4工法の構造計算プログラムにも、おかしなものがあった。床根太の上に耐力壁を配置しても、耐力壁の計算しか行わないものがあった。分からずに使っていた人もいると思う。

しかし、古いプログラムは、ダメなところも含み、動きが見えるから分かりやすい。
そういえば、どこかの開発元は、RC造とS造の構造計算プログラムをフリーソフトにしてしまったのではなかっただろうか。当方は BUS-6 や SS-3、MIDAS があるので、フリーソフトは使わないが、ちょっと勉強するには良いと思う。

posted by TASS設計室 at 11:11| コンピュータ