2014年07月15日

社長が大工さんになった

 社長が大工さんになってしまった。
朝8時から夕方5時まで、現場で作業することに生きがいを感じてしまったようだ。
そのため、他の仕事が手につかず、いつになっても見積書が出てこないというアクシデントに見舞われている。内情は想像するしかないが、協力会社の動きが良くないようだ。
協力会社の動きが良くないということは、何に問題があるのだろう。勘の良い方は察しが付くと思う。

大工さんが社長になることは珍しくないが、還暦を過ぎた社長が大工さんになることは珍しい。

posted by TASS設計室 at 21:44| 木造住宅

2014年07月13日

打合せに時間をかけ過ぎ

 木造住宅の設計者は、打合せに時間をかけ過ぎている。
施主との打合せは相手次第だが、仕事仲間との打合せに時間をかけ過ぎることは、時間の無駄である。
材料の業者や工務店との打合せに関しても同様である。打合せに時間をかけ過ぎるので、目に見えないコストがかかるのだ。
しかし、決めることができない人たちが打合せを行ったところで、何が決まると言うのだろう。

 打合せを兼ね、その後の飲食が目的なら、それは良いだろう。
うちの事務所で打合せを行う場合は、午後5時に終わるようにし、タクシーを呼んで野毛・関内方面に出かけることがある。二次会用の店も用意し、それぞれの店に響・白州・リザーブを置き、相手により使い分けている。

posted by TASS設計室 at 16:35| 木造住宅

2014年07月11日

提案のできる施工会社

 木造住宅やハウスメーカーが関係する建物の構造設計を行っていると、途中の段階で概算見積りを取ることがある。概算見積りの段階で、設計内容の見直しも行う必要があるが、適切な提案のできない施工会社も少なくないい。

 その原因は意匠設計者の能力不足にあるが、提案のできる施工会社なら、適切な計画に落ち着かせることも可能になる。何でも図面に書かれていることを尊重すれば良いというものではない。図面には誤りもあれば、不整合もある。それらを睨み、適切な判断ができることが施工会社の能力のひとつである。
いちいち打合せを行っていたのでは、時間がかかりすぎるので、意匠図を添削し、関係者に配布することを考えている。

 4号建築だが、最初は部分的な構造計算を引き受けただけの建物ではあるが、意匠設計者が作成した構造図の手直しを行ったり、意匠図のチェックも行うことになった。
それらが終わってから、私が最初に引き受けた作業に取り掛かることができる。
意匠設計者や施工者は何を考えているのだろう。何も考えていないものと思われる。

 昨日の会食で、FBI に出向していた元刑事に会ったが、彼らの世界でもマニュアル化の弊害があると言う。プロファイリングに関して、マニュアルやコンピュータに頼り過ぎ、感性が磨かれないと言う。技術者も同様ではないだろうか。
SP同伴で会場に来られた人もいた。

posted by TASS設計室 at 12:25| 木造住宅

2014年07月06日

リフォームの部署にはベテランを配置

 大手ハウスメーカーにはリフォームの部署が存在するが、壁紙を張り替える程度の仕事なら、センスの良いインテリアコーディネーターがいればよいが、増改築工事を伴う場合は、設計や施工は新築より難しいので、ベテランを配置することが必要である。
ハウスメーカーでベテランと言われる人の実力は分からないが、応用力のある人が必要である。

 工場の設計では増改築は当たり前、建物を継ぎ足しながら整備しているのが現状である。
国土交通省が小難しいことを言っていたから、生産施設が日本から逃げ出したのである。
増築に増築を重ねた旅館の耐震改修も難しい。

 住宅系の建物の増改築では、店舗併用住宅の店舗をやめて住宅にするとか、その反対に、1階部分を店舗にするという計画もある。
長屋あるいは共同住宅に改造することもある。
エレベータを付けたり、階段の位置を変更することもあるので、構造体を理解した上で基本計画を行う。
既存不適格建築物の増改築を行うことがあるので、法規にも詳しくなくてはならないが、木造2階建て住宅だけを長年設計してきた人にとっては未知の世界もあるが、今後は要望が高まる分野である。
押えるべきポイントは構造と法規である。

posted by TASS設計室 at 09:01| 木造住宅

2014年07月02日

天井高さ 2.4m の事務所

 木造3階建て事務所の計画で、天井高さが 2.4m でも良いという人がいる。
各階の床面積が 200u 程度なので、天井高さ 2.4m では窮屈である。2.7m〜2.8m はほしい。
木造住宅ばかり設計している人は、階高 2.7m と思い込んでいるようだ。
因みに、うちの事務所の天井高さは 2.6m である。

 木造3階建てで、軒高9m を超えても、構造計算ルートはルート2である。
法22条地域の建物で、1時間準耐火構造で良いとのことである。
話しが進んだら、詳しく法規チェックを行うことにする。
当方は構造設計だけを行うが、意匠設計者から聞いたことの裏付けを取ることが必要だ。

posted by TASS設計室 at 23:14| 木造住宅

見積りに1か月以上

 木造住宅だが、見積りに1か月以上かかる会社がある。遅いというか、グズだと思う。
協力会社に図面を送れば、正味1週間で見積り書が集まり、それを集計してさじ加減することに1週間、合計2週間あれば見積書が出来上がる。
その中には時間がかかるものもあると思うが、2週間あれば結論が出るだろう。

 協力会社との付き合いが希薄な場合は、見積りしてくれる業者を探さなくてはならないので、日数が延びてしまうだろう。やや難しい建物ではあるが、協力会社に助言し、指導することができれば、納得のできる積算が可能である。
その他、業者とのやり取りを間接的に聞いていると、口を出したいことが少なからずある。
押しが足りない!!

posted by TASS設計室 at 21:15| 木造住宅

2014年06月30日

手の届かないところに付けるトップライト

 手の届かないところにはトップライトを付けないほうがよい。
キャットウォークを付けるとか、脚立で届く程度の高さにするとか、安全に手が届く位置に取り付けることを勧める。照明器具も同様である。
電動の窓が故障したら、どうします?

posted by TASS設計室 at 09:45| 木造住宅

2014年06月29日

撤退する会社が目につく

 住宅建築から撤退する会社が目につくようになった。
受注の拡大を目的として営業マンを入れたら、年間1棟しか受注できなかった、という話しを聞いた。
施工管理に不手際があり、防水や漏水に関するトラブルが続出し、末期を迎えた会社もある。

 大手ハウスメーカーは、アフターサービスと称してトラブル処理専門の部署を持つ会社もある。
そんなことをするなら、設計や施工の段階から、トラブルを回避することを考えたら良いのではないだろうか。防水の納めは建築工事の基本中の基本である。

 その反面、高級住宅とローコスト住宅の会社は堅調のようだ。ローコスト住宅の需要は多く、地元の建設会社にとって魅力のあるマーケットである。
坪単価で言えば、ハウスメーカーの単価の 0.7〜0.8倍で建設可能である。
 それを設計するのが、地元の設計事務所である。技量のある設計事務所である。
デザイナーが設計した建物の施工を請け負う場合は、構造やディテールを吟味し、デザイナーにフィードバックする体制を整えることが必要である。

posted by TASS設計室 at 12:00| 木造住宅

2014年06月28日

模型を車に積み込んだ

 打合せのため、直径90cm の半球のドームの模型を車に積み込んだ。
直径20cm の紙の模型にサインペンで書き加えたものも用意した。
施主、意匠設計者、施工者と打合せるため、立体を認識してもらうために持参する。

 当方は主に基礎の構造設計を行えば良いのだが、その前段階の意見を統一しなければ先に進まない。
1年前から意匠設計者と打合せを行っていたが、実施設計に不慣れな意匠設計者であるため、調整作業が停滞していた。
4号建築なので、簡単に建築確認は下りたが、実施設計や予算調整が進まず、動きが止まっていた。
実施設計に向け、施工会社を加え、総合的な打合せを行うことにした。

 意匠設計者は施主の代弁者と思うが、意匠設計者の五感が鈍いと、物事が正確に伝わってこない。
そこで、施主と直接話すことを要求し、施工会社を加えた打合せを要求した。
施工会社は長年の付き合いから、施工管理の技量を見極めて選定した。

 持って行った模型は、施工会社に置いてきた。
協力会社と仕上工事の打合せする際にも、模型が置いてあるほうが説明しやすいに違いない。


posted by TASS設計室 at 04:06| 木造住宅

2014年06月25日

底上げ

 木造住宅専業の設計者や施工者の技術レベルの底上げが必要である。
全体を一様にレベルアップすることは難しいので、指導者として働いているトップの人たちのレベルを上げると効果的だろう。

 中途採用の多い業界なので、経験者として転職する人も少なくないが、年数だけは経験者並みだか、内容の伴わない人も少なくない。
 昨日の午後はリフォームの打合せが2件あった。午前中はゼネコンとマンションの耐震改修の打合せを行ったが、それも含めると合計4件のリフォームの打合せである。
午後の前半は障害の復旧だが、後半の打合せは店舗の内装であり、長年つき合いのあるインテリアコーディネーターと施工会社の代表を伴って現地を拝見した。
製作や施工を考えてデザインするのである。

 注目すべきは午後の前半の打合せである。
木造住宅の業界の縮図と思える内容であった。
プロが不在で、家のようなものが造られていたのである。
芸能人の自宅の改修工事の設計を手伝ったことがあるが、大道具としてなら通用する工事である。
ビルダーは大道具屋とは違うだろう。

posted by TASS設計室 at 07:22| 木造住宅

2014年06月21日

木造の設計者が設計のスキル上げる方法

 木造の設計者が設計のスキル上げる方法はあるだろうか。
木造住宅専門の設計者の横のつながりを広げ、情報交換を行うことが必要だが、その内容如何である。

 中小の会社に限らず、ハウスメーカーの支店においても、課長の能力が低下している。
その結果として、ヘッドハンティングで部長を連れてくる会社も出て来ている。
しかし、課長以下が仕事を指示されても対応できなくては、ヘッドハンティングの意味がない。

 できないことに罪悪感を抱かないのだろうか。
自分が主体的に判断せず右から左に仕事を振り分けているだけでは、仕事を覚えることはできないだろう。
やってみる、ということが必要だ。それに尽きる。

 施主の人は、木造住宅専業の設計者と打合せを行って、物足りなさを感じるにちがいない。
設計者に質問しても、質問に対して的確に答えることのできない設計者に呆れたことはないだろうか。
住宅とは、そんなものかとあきらめる人もいるかもしれないが、完成してから疑心暗鬼に陥り、不安を抱える人も少なくない。
その解決策の一つとして、オブザーバーとして施主側に構造設計者を付けるという方法がある。
施主の疑問や質問を代弁する人を介すると、ハウスメーカーに話が通じるのである。

 インターネットの情報は氾濫しているが、使える情報は少ないものである。
私が嫌いな建築関係のNPO法人も宣伝している。
仕事を受注したいなら、正々堂々と会社として受注したら良い。

posted by TASS設計室 at 14:46| 木造住宅

2014年06月20日

木造の設計は手間がかかる

 木造の設計は手間がかかる。
ほんの一部の設計者を除き、木造専業の設計者はスキルが低いからである。
頭が悪いことは分かるが、悪すぎるのは困る。
監理もできず、右往左往している。

 さて、どうするか。
設計料を値上げし、何でもやってあげるしかない。
必ず監理料を請求するという方法もある。
木造以外で規模の大きな建物は、設計監理を行っている。
面倒見きれない意匠設計者の場合は、面倒見の良い施工会社を紹介したこともある。

posted by TASS設計室 at 17:38| 木造住宅

2014年06月19日

杭が折れても、そのまま工事を継続

 地盤改良のための小口径鋼管杭が折れても、そのまま工事を継続していた会社があった。
大手ハウスメーカーの設計施工である。

 鋼管杭を打設した後に根切りを行ったので、ユンボで引っ掛けてしまったのだろう。
そんな時は、ユンボで杭を圧入することもできる。
精度は劣るが、本数を増やすことで安全性を担保することもできる。
何もせず、そのまま工事を進めるとは、さすが住宅産業である。

posted by TASS設計室 at 08:38| 木造住宅

2014年06月10日

基礎と地盤

 木造住宅の設計者が苦手としているのは、基礎と地盤に関することだろう。
どちらも、最初に建物の荷重を拾い出すことから始めるが、その段階でつまづいている人が多いようだ。
構造計算の中で最も単純な作業が荷重拾いだが、次の段階で応力を求めるので、その前段階であることを意識して作業すると効率的である。

 地盤に関しては、スウェーデン式サウンディングを基にした判断基準を学ぶと良い。
エクセルで計算してみると、結果を実感することができるが、その作業を地盤調査会社が行うこともあるだろう。しかし、地盤調査会社は建築設計事務所を登録していない会社が多いので、設計図書とするためには設計者の記名捺印が必要である。
内容を理解できない書類に記名捺印することに抵抗があるかもしれないが、建築設計者は良く勉強し、内容を理解して記名捺印する。

 杭の設計に関しても同様で、杭の施工業者は建築設計事務所登録している会社は少なく、建築設計者が杭の設計内容を理解して記名捺印することになる。

 木造の構造図はプレカット会社が作成してくれるが、基礎梁や基礎スラブの設計は建築設計者が自ら行うことになる。そこで作業がストップしてしまう人も少なくない。
結局、地盤に関する考察や躯体工事に関する判断を行うことのできない設計者は、いつまでも自力で判断できない状態が続くのである。

posted by TASS設計室 at 00:00| 木造住宅

2014年06月06日

杭や柱状改良の目的は何か

 擁壁の底盤が障害になるからと言って、小口径鋼管杭や柱状改良を底盤を避けて施工することがある。
それは好ましい判断なのだろうか。
20〜30cm のズレなら、それも良いだろう。しかし、1〜2m も杭の位置を移動したら、何のために杭や柱状改良を施工するか分からなくなる。

posted by TASS設計室 at 07:21| 木造住宅

2014年06月05日

無知が原因で生じる障害

 無知が原因で生ずる障害に注目しよう。
知っているようで知らないこと、分かっているようで分かっていないことがある。

posted by TASS設計室 at 15:17| 木造住宅

2014年06月04日

基礎の立上り15cm

 木造住宅で、地盤面から基礎の立上りが 15cm しかない建物がある。
10cm という建物も見たことがある。
外壁のモルタルを地盤面まで塗ると、一見して鉄筋コンクリート造のように見える建物である。
こんな設計は白蟻にエサを供給しているようなものではないだろうか。
 どうしても1階の床を下げたい場合は、内部の基礎の立上りは 15cm でも良いが、外周部の基礎の立上りは 30cm とし、幅木のディテールを工夫したほうが良いと小生は考える。

 デザインには、施主が望むデザインと意匠設計者がやりたいデザインがある。
耐久力を犠牲にしたデザインは、施主にとって好ましいことなのだろうか。

posted by TASS設計室 at 13:35| 木造住宅

2014年06月01日

木造住宅の設計者はRC造を学ぼう

 木造住宅の設計者はRC造を学ぼう。
基礎はRC造である。
構造設計を学ぶだけではなく、施工に関しても学ぶことが必要である。構造力学も勉強しよう。
 そのためには、設計したら、原寸で配筋図や施工図を描いてみると実感として理解できるようになる。
時々現場に行き、現場を体感することも必要だ。
鉄筋を見たことがない人に、RC造の設計ができるわけがない。

 相変わらず、何となく地盤から建物が生えているような断面図を描いている木造住宅の設計者が多い。
基礎は基礎屋さんに丸投げで、現場の管理は予算の管理だけしか行っていないのでは、いつになっても鉄筋コンクリート造とは無縁の世界である。

 何にでも認定工法に頼る木造住宅の業界は、建物の設計を行っていないことに等しい。
設計できる人材を集めることが必要だが、中途半端な構造知識を振りかざして、社内を混乱させている管理職もいるようだ。その結果として、部長職がヘッドハンティングされはじめている。

 木造住宅の設計者に構造知識を備えさせることは永遠の課題だが、その永遠の課題に手を付けることが必要だ。4号建築の特例の廃止が、その第一歩である。
その第一歩が踏み出せないのが木造住宅の業界である。何故だろう。
 ある意匠設計者が作成した構造図を拝見したことがあるが、不安定構造になっている所があった。
片持ち梁を金物で受ければ剛接合になると思っていたのかもしれない。
そもそも剛接合という概念を理解しているのか疑問がある。

posted by TASS設計室 at 13:03| 木造住宅

2014年05月28日

プレカット工場に材料について質問

プレカット工場に材料について問い合わせてもらったら、分かる人が戻ってから答えてくれるそうだ。
漠然とホワイトウッド集成材 E95 と言われても、材料強度が特定できない。
F270 もあれば、F315 もある。
営業担当者は値段で分類しているが、当方は材料強度とヤング係数が知りたいのである。

同じプレカット工場でも、使用材料が変わることがある。

posted by TASS設計室 at 15:06| 木造住宅