2026年04月07日

3階建てRCと木造の混構造の面積の上限500u

3階建てRCと木造の混構造の面積の上限500u
500uを超えたので、ルート1ではなくルート2になった。やりくりして偏心率を0.15以内に納め、ルート2-1とした。雑壁を考慮する場合と考慮しない場合の両方を計算し、どちらの場合も偏心率が0.15以内であることを確認した。
RC造のルート1は面積の上限はないが、混構造になると500uになることを、すっかり忘れていた。
WRC造3階建てでも、階高が3.5mを超え、ルート3になるものがある。切妻屋根にすれば階高3.5mで納まるが、蒲鉾屋根で階高4.05mである。半年後に設計する建物である。ルート3にすることもないと思ったが、そのようなデザインである。
10階建てでは、高さ31mを超えなければ、RC/SRC/Sでルート2で計算が可能なので、1990年代前半までは、ルート3を避けてルート2にすることを考えたものだ。ただし偏心率と剛性率を満たす必要がある。RCのせん断力の割増係数が2になることが悩ましい。当時16bitのPCで保有耐力計算を行うと、一晩中時間がかかったものだ。
下層SRCで、その上がS造の場合は、SRCの剛性が高すぎるので、S造の剛性率がギリギリという場合もある。ルート3でも、偏心率0.15と剛性率0.6を満足するよう設計するほうがバランスがよい。
posted by TASS設計室 at 23:07| 木造住宅

2025年12月13日

木造専業の構造審査係はプレカット屋から転職

木造専業の構造審査係にはプレカット屋から転職したと思われる人がいる。それは悪いことではないが、木造はKIZUKURIとプレカットで成り立っていることが分かる。木造は特殊な世界である。だから中高層木造建築や混構造が伸び悩んでいる。
低炭素・化石燃料・SDGsなどに注目していたことが過去のものとなる日は近い。

posted by TASS設計室 at 10:10| 木造住宅

2025年11月25日

紛らわしい意匠図

特に木造専業の設計者に見られることだが、表現が紛らわしいものがある。
平面図は床から1.5m程度の高さを水平に切った図面だが、バルコニーの袖壁を、通常の柱と壁のように表現する人がいる。階高に満たない壁は、上部から見下ろす表現にする。
下階の柱をバルコニーの手摺の上端まで延長することがあるが、その場合はその旨を記載すると分かりやすい。
図面に文字を書いてはいけないという決まりがないので、適宜説明を加えると設計者の意志を伝えることができる。
posted by TASS設計室 at 08:41| 木造住宅

2025年10月26日

リフォームの確認申請本格化

階段を付け替えたので確認申請が必要になり、やっと確認になったところである。
それほど古い建物ではなく、壁量計算だが耐震等級3で設計されていたので、余裕があった。審査機関の担当者が協力的であったので、とても助かった。
木造住宅の基礎で、「鉄筋コンクリート造」と「鉄筋コンクリート」の違いがよく分からない。建築学会のRC規準を適用したものが鉄筋コンクリート造で、鉄筋が入っていればよいのが鉄筋コンクリートか。
もうすぐ出るらしいので、基礎のスパン表を取り寄せて調べる。
posted by TASS設計室 at 16:15| 木造住宅

2025年10月25日

耐震診断では構造計画を見る

木造の耐震診断では構造計画を見る。
耐力壁の配置や上下関係、下階の柱抜けや壁抜け、吹き抜けの位置に注目する。
構造計画の良い建物は、耐震性が高いものである。
posted by TASS設計室 at 07:15| 木造住宅

2025年10月23日

木造2階建て特有の検討方法

木造2階建て特有の検討方法
@壁量計算
➁4分割法
➂N値計算
C柱の小径(早見表、計算ツール)
Dスパン表
E基礎のスパン表
F?水平構面の検討・・・・・大きな吹き抜けがあるとき
荷重・外力・応力を直接数値化せずに答えを出す方法には感服する。
壁量といえば、志賀マップを思い浮かべる。RCの構造計算ルートの判別の根拠になっているものである。
直接計算しないものとしてはAi分布も同様で、振動解析を行わずに地震力を求めることができるという世界に類を見ない方法である。




posted by TASS設計室 at 01:29| 木造住宅

2025年10月22日

過剰反応

高さ3.5mの崖下敷地に建てる木造2階建ての崖側の基礎の立ち上げについて論じている。
安息角30度の範囲内にRC壁を設ければ済むものだが、次第にエスカレートしてきた。
急傾斜崩壊危険区域でも、土砂災害警戒区域でもないのに、急傾斜崩壊危険区域の基準を持ち出す審査機関がある。千葉県に本社のある審査機関は、あらん限りの知識で指摘事項をまとめてきたのだろう。
意匠設計者が行ってきた、行政との事前協議の記録を見て判断する。
フリューリッヒの式を用い、土が崩れた際の土圧を考慮して計算したり、待受け擁壁の計算要領で計算したが、高さが3.5mであるため、土質試験は行わず、ローム層のCとΦを用いて計算した。
高さ5mを超えないので、この程度の設計でよいと判断している。
posted by TASS設計室 at 09:45| 木造住宅

2025年10月20日

壁量計算ツール

壁量計算ツールで2階建て住宅の柱の小径を計算すると、早見表では120角のものが105角になることが分かった。
梁断面や基礎は許容応力度計算を行って決めるが、確認申請上は壁量計算で済ませることができる。
意匠設計者に教えていただいた。
HOUSE-ST1で壁量計算を行うと、片スジカイは方向別に評価できず、壁量とN値を手計算で補正しなければならない。見直しを兼ねて行うことにする。
そのうち、バージョンアップでプログラムが修正されるかもしれない。
posted by TASS設計室 at 20:38| 木造住宅

2025年10月10日

スパン表は使えない

スパン表を試してみたが使いにくい。許容応力度計算を行うほうがよい。
荷重と応力を意識せず(意識させず)に部材断面を決めることは如何なものか。2階建て木造住宅の世界は、構造設計者が出る幕ではない。スパン表でも荷重を考慮していると言われそうだが、それなら荷重を拾い出して応力を求めるほうが楽ではないか。
建築の基本は数学・物理・構造力学でしょう。次にRC造・S造で、木造はそれらを基礎として成り立つ。いきなり木造はないでしょう。

posted by TASS設計室 at 03:27| 木造住宅

2025年09月24日

構造を意識し始める設計者

木造2階建て住宅は、構造を意識しなくても設計できたが、法改正に伴い、意識し始める住宅の設計者が出始めた。客や工務店から質問されることが増えたものと思われる。
軸組工法と2x4工法の構造計算指針に目を通すと基礎知識が身に着く。手引きではなく構造計算指針である。
計算例が載っているので、自分で数字を追いかけると勉強になる。

posted by TASS設計室 at 10:11| 木造住宅

2025年09月19日

なぜパーティクルボードを使うのか

なぜパーティクルボードを使うのか。
安いから、利益率が良いから、という理由ではありませんか。
昔と比べ改善されたとは思うが、湿気や水濡れに弱い材料を外壁下地として使うのは如何なものか。
posted by TASS設計室 at 07:55| 木造住宅

2025年09月01日

構造図に写真が必要

標準図に書いてあるが、金物やアンカーボルトの写真が必要になった。まさにプラモデルの組み立て説明書である。文字を見て応力状態を含み、イメージできることが技術屋だが、そんな人は僅かである。
アンカーボルトの定着長さは40dが原則だが、アンカーボルトの先端を曲げるということを知らない施工者がいるので、アンカーボルトの定着長さは 300mm として設計する。付着とコーン破壊の検討を加えると 300mm が成り立つ。300mmとする理由は、基礎の立上りが地盤面から400mmで、べた基礎の上端が GL+50mm ゆえ、実質的な立上り寸法が350mmになるからである。360mmにすれば、特に検討は必要ないらしいが、それでは10mm定着長さが不足する。
posted by TASS設計室 at 08:32| 木造住宅

2025年07月09日

なぜ断面図が描けないのだろう

なぜ断面図が描けないのだろう。
断面図を書くことに慣れていない人が多い。平面図に高さの情報を加えれば断面になり、それを図に示すだけではないか。
posted by TASS設計室 at 09:30| 木造住宅

2025年07月06日

なんとなく工事

木造住宅は、なんとなく工事が進んでいる。
意匠設計者:間取り、内外装、水回りを決める
外注:壁量計算・N値計算・4分割法
代願事務所:確認申請の手続き代行
現場監督:工程管理だけ
基礎屋:経験で仕事をしている
プレカット屋:木材の加工はできる
引抜金物・アンカーボルト:なるべく入れたくないが、耐震等級3を取りたい
客に対して:地震に強い建物です

posted by TASS設計室 at 08:17| 木造住宅

木造住宅のアンカーボルト

土台に作用するせん断力を負担するアンカーボルトと、引抜金物のアンカーボルトは違う。
アンカーボルトが入っていればよいというものではない。アンカーボルトの定着長さを300mm にしたいという要望があるから、金物メーカーは競って定着長さの短い製品を出している。
付着とコーン破壊の計算を行うと納得できる。
posted by TASS設計室 at 03:00| 木造住宅

2025年06月29日

木造2階建ての壁量計算

木造2階建ての壁量計算は意匠設計者が行う。
プランチェックと称して、構造の検討をプレカット屋あるいは施工図を作成している人に依頼する人がいるが、構造計画を含み意匠設計者が行えるようにならないと、設計の効率化の妨げになる。
2x4工法で告示1540号の理解不足のまま計画している意匠設計者(デザイナー)もいる。この程度のことは、意匠設計者が行うと、設計のまとまりが早い。
posted by TASS設計室 at 10:32| 木造住宅

2025年06月28日

耐震等級5

耐震等級5というものがあるそうだが、心配ならケチケチしないで、1Gで設計したらどうだろう。
平屋を1Gで設計したことがあるが、屋根が軽ければ容易に納まる。
免振や制振に注目する人もいるが、制振ダンパーの効果は自分としては疑問がある。バランスの良い建物なら地震の被害は少ない。木造のように軽くて剛性の低い建物の免振構造の効果はよく分からない。
耐震性を上げるには、固定荷重を軽くすることだが、軽いと風が心配になる。
バランスが良い建物とは、偏心率0.15以下、剛性率0.6以上を余裕をもって満たす建物である。
安心のため耐震診断を行う人がいるが、簡易診断でも精密診断でも評点が1.5以上なら安心するらしい。
耐震診断の目的は、耐震基準適合証明がないと、売買し難いから証明書が必要なのだろう。こちらの要因が多いような気がする。
posted by TASS設計室 at 09:37| 木造住宅

2025年06月19日

見たことがないと設計できない

見たことがないと設計できないですね。
経験したことを寄せ集めて設計してもよいが、ハウスメーカーのプレファブのような設計になりませんか。
意匠図としてディテールを描いて決めると現場に説明できる図面になる。
もちろん、仕上を含む構造図を作成することはできる。
posted by TASS設計室 at 13:21| 木造住宅

2025年06月17日

構造図が先

構造図を先に作成すると意匠設計が進む。
ユニットバスを落し込む場合や、ベランダの床を下げる場合など、梁に段差を設ける場合は断面図を作成すると一目瞭然だが、ファジーな意匠図が多い。落し込むところの梁天端レベルを表示するだけで明快になる。
なぜファジーか、断面で考えていないことも理由のひとつではないかと思う。
打合せの席上で断面図を描かせると手が止まる人がいる。どうしたいかを聞いて、構造図として先に決めることにする。
posted by TASS設計室 at 10:33| 木造住宅

2025年06月13日

木造のプラモデル化

木造の躯体はプラモデル化することが必要である。
その中心となる会社はプレカット業者であり、加工鉄筋、ホールダウン金物を含む金物全般、アンカーボルトをセットで供給し、プラモデルの組み立て説明書のような図面を付ける。
ユニットバスまわりの納まりに慣れていない人もいれば、配管ルートを決められない人もいるので、設備配管まで計画に含める。人通口は穴だらけにできるよう、梁を掘り下げて「どこでも人通口」にする。
ドラえもん的に「どこでも人通口仕様」という基礎がよい。
Aセットは躯体だけ、Bセットは設備対応 等々、オプションで対応する。仕上の石膏ボードを貼る段階になったら、インテリアの設計者に任せる。
小規模木造建築は1人の設計者が設計するようになっているが、法改正の度に分業化が進む。

posted by TASS設計室 at 21:06| 木造住宅