金物やアンカーボルトの製品図を図面に加えることは、カタログ付きの設計図のようなものである。
そのうちバーコードを付けるようになる。
2025年04月13日
カタログ付きの設計図
posted by TASS設計室 at 00:08| 木造住宅
2025年04月10日
2025年04月04日
法改正の度に構造離れが進む
法改正の度に構造離れが進む。
耐力壁のない平面計画も出現する。鉄骨プレファブメーカーのようにルールを決めつけてしまうという手もある。
そうすると、プランニングが面白くない。変わったことをやりたければ、許容応力度計算を行うことを考えるとといだろう。4分割法を理解すると、プラン作成の際に役に立つ。軸組工法でも2x4工法に倣い、告示1540号を参考にすることもよい。耐力壁線上の開口寸法の制限は、軸組工法にも有効である。
そもそも、軸組工法と2x4工法を別物のように考えることはない。どちらも木造ではないか。
最後は基礎梁のスラーラップのフックを付けたくない、と言われることが目に見えている。基礎スラブが大きくなると、それなりの配筋になるが、配筋はD13@300ではダメかと聞かれる。べた基礎をやめて布基礎にすれば、土間コンは好きなように施工できる。
耐力壁のない平面計画も出現する。鉄骨プレファブメーカーのようにルールを決めつけてしまうという手もある。
そうすると、プランニングが面白くない。変わったことをやりたければ、許容応力度計算を行うことを考えるとといだろう。4分割法を理解すると、プラン作成の際に役に立つ。軸組工法でも2x4工法に倣い、告示1540号を参考にすることもよい。耐力壁線上の開口寸法の制限は、軸組工法にも有効である。
そもそも、軸組工法と2x4工法を別物のように考えることはない。どちらも木造ではないか。
最後は基礎梁のスラーラップのフックを付けたくない、と言われることが目に見えている。基礎スラブが大きくなると、それなりの配筋になるが、配筋はD13@300ではダメかと聞かれる。べた基礎をやめて布基礎にすれば、土間コンは好きなように施工できる。
posted by TASS設計室 at 22:40| 木造住宅
2025年04月03日
新耐震グレーゾーン住宅
横浜市は新耐震グレーゾーン住宅に耐震補強の補助金が出るようになった。
他の地域の情報は不明だが、追従する市区町村があるのではないだろうか。注目しよう。
他の地域の情報は不明だが、追従する市区町村があるのではないだろうか。注目しよう。
posted by TASS設計室 at 22:28| 木造住宅
2025年03月20日
2025年03月16日
柱の全本数の半分
リフォームで、柱の全本数の半分を取り替えても、耐震壁や外壁の過半にならなければ確認申請は不要である。
梁も全本数の半分までは同様である。しかし、柱を抜き、梁を付け替えることは、建物の安全性に大きな影響がある。
柱を3本抜き、梁を付け替える場合、確認申請が必要であると言う審査機関の見解もある。このような判断は審査機関の間で統一されていない。確認申請を提出してみなければ分からないこともある。
審査機関と行政の考え方を見据えて判断する。
僕はリフォームの確認申請は形骸化し、今までと大して変わらないと考えていたが、そうでもないかもしれない。許容応力度計算を行えば済むことだが、それを避けたいリフォーム業者やリフォームの設計者もいる。
梁も全本数の半分までは同様である。しかし、柱を抜き、梁を付け替えることは、建物の安全性に大きな影響がある。
柱を3本抜き、梁を付け替える場合、確認申請が必要であると言う審査機関の見解もある。このような判断は審査機関の間で統一されていない。確認申請を提出してみなければ分からないこともある。
審査機関と行政の考え方を見据えて判断する。
僕はリフォームの確認申請は形骸化し、今までと大して変わらないと考えていたが、そうでもないかもしれない。許容応力度計算を行えば済むことだが、それを避けたいリフォーム業者やリフォームの設計者もいる。
posted by TASS設計室 at 22:58| 木造住宅
2025年03月01日
リフォームの確認申請
リフォームの確認申請は避ける。
リフォーム業者の設計は、法規に関係のない範囲で内外装の設計を行っており、確認申請には慣れていない。
増築は既存訴求もあるので、新築の2階建てより難易度が高い。
リフォーム業者の設計は、法規に関係のない範囲で内外装の設計を行っており、確認申請には慣れていない。
増築は既存訴求もあるので、新築の2階建てより難易度が高い。
posted by TASS設計室 at 16:36| 木造住宅
2025年02月27日
増築と耐震診断の違い
増築と耐震診断は違う。
耐震診断でOKになったから増築できるものではなく、増築後の許容応力度計算が成り立たなければならない。
その際、耐震診断は行わない。やっても無駄。
増築の申請を行う場合は、構造以外の要素が含まれるので、建築物全体で建築基準法に適合するか確認することが必要になる。増築の確認申請は、役所あるいは審査機関に提出する。
リフォーム業者が増築を行う場合は、設計者を含み、手続きに慣れていないところがあるので、関係者が右往左往することがある。
耐震診断でOKになったから増築できるものではなく、増築後の許容応力度計算が成り立たなければならない。
その際、耐震診断は行わない。やっても無駄。
増築の申請を行う場合は、構造以外の要素が含まれるので、建築物全体で建築基準法に適合するか確認することが必要になる。増築の確認申請は、役所あるいは審査機関に提出する。
リフォーム業者が増築を行う場合は、設計者を含み、手続きに慣れていないところがあるので、関係者が右往左往することがある。
posted by TASS設計室 at 14:40| 木造住宅
2025年02月22日
瓦屋根の和風住宅の耐震
4号建築で瓦屋根の和風住宅は見るからに耐力壁が足りない。『重い屋根』ではなく、『重すぎる屋根』である。
耐力壁は変えないので、法規上は部分的な検討で済む建物だが、見逃すことができない。
耐震診断ではなく、許容応力度計算を行うことにする。大胆なリフォームの設計は、耐震診断を許容応力度計算で補うことが必要である。解体が進んだ段階で、現場を見て判断する。
耐力壁は変えないので、法規上は部分的な検討で済む建物だが、見逃すことができない。
耐震診断ではなく、許容応力度計算を行うことにする。大胆なリフォームの設計は、耐震診断を許容応力度計算で補うことが必要である。解体が進んだ段階で、現場を見て判断する。
posted by TASS設計室 at 20:31| 木造住宅
2025年02月14日
耐震補強は外から行うか、内側から行うか
木造住宅の耐震補強は外から行うか、内側から行うか、建物を見て判断する。
最初は1部屋を重点的に補強したいと言う要望だったが、建物を見て、施主に会い、その場で方針を変えた。
大きな住宅で、家族も多く、部屋の中は家具や収蔵物が多いことが即座に目に留まり、内部からの補強は難しいと判断した。耐力壁にする範囲の外部のサイディングを撤去し、構造用合板を貼った上でサイディングを貼った。建物の重心位置に近い主要な内壁は構造用合板の耐力壁とした。
人が住んでいる建物の耐震補強の場合は、住まわれ方を見た上で、臨機応変に設計する。
最初は1部屋を重点的に補強したいと言う要望だったが、建物を見て、施主に会い、その場で方針を変えた。
大きな住宅で、家族も多く、部屋の中は家具や収蔵物が多いことが即座に目に留まり、内部からの補強は難しいと判断した。耐力壁にする範囲の外部のサイディングを撤去し、構造用合板を貼った上でサイディングを貼った。建物の重心位置に近い主要な内壁は構造用合板の耐力壁とした。
人が住んでいる建物の耐震補強の場合は、住まわれ方を見た上で、臨機応変に設計する。
posted by TASS設計室 at 00:10| 木造住宅
2025年02月13日
木造のリフォームの動きが鈍い
木造のリフォームの動きが鈍いのは、階段の位置の変更ができないことが理由の1つにある。
中古住宅をリフォームして販売する再販業者は、新築並みの住宅にして販売する。そこで昔ながらのプランニングでは代わり映えがしないので売りにくい。
さて、どうするか。プランニングの知恵比べである。
2階建てがほとんどだから、階段は1か所である。段数の半分までなら改造は可能である。途中に踊場を設けると、階段の面積が増加する。どうしましょう。階段の途中をアルコーブとみなし、スキップフロアの床と考えることは有りだろうか。玄関の位置を変えることはできないか。
リフォームで確認申請はやりたくない。
中古住宅をリフォームして販売する再販業者は、新築並みの住宅にして販売する。そこで昔ながらのプランニングでは代わり映えがしないので売りにくい。
さて、どうするか。プランニングの知恵比べである。
2階建てがほとんどだから、階段は1か所である。段数の半分までなら改造は可能である。途中に踊場を設けると、階段の面積が増加する。どうしましょう。階段の途中をアルコーブとみなし、スキップフロアの床と考えることは有りだろうか。玄関の位置を変えることはできないか。
リフォームで確認申請はやりたくない。
posted by TASS設計室 at 09:19| 木造住宅
2025年01月30日
リフォームの設計は今まで通り
リフォームの設計は今まで通り何も変わらない。
階段の位置を変えず、施工手順を考えることで、スケルトンにしたことに近い改築ができる。図面と施工記録を残し、適法であることを示すことである。
耐震補強工事を行う場合、腐った外部鉄骨階段を取り替えることがあるが、それだけで確認申請が必要になることは問題である。
階段は段差のある床にすぎない。
階段の位置を変えず、施工手順を考えることで、スケルトンにしたことに近い改築ができる。図面と施工記録を残し、適法であることを示すことである。
耐震補強工事を行う場合、腐った外部鉄骨階段を取り替えることがあるが、それだけで確認申請が必要になることは問題である。
階段は段差のある床にすぎない。
posted by TASS設計室 at 14:54| 木造住宅
2025年01月23日
屋根の頂部の接線が水平で軒の出なし
かまぼこ屋根の頂部の接線が水平で軒の出なし、という建物が半月後に上棟する。
木造である。木造で曲面は難しいが、柔らかい印象の建物になると思う。
将来的には雨漏りが心配だ。木造は木造らしいディテールが良いと、僕は考えている。構造設計と関係ないけど。
木造である。木造で曲面は難しいが、柔らかい印象の建物になると思う。
将来的には雨漏りが心配だ。木造は木造らしいディテールが良いと、僕は考えている。構造設計と関係ないけど。
posted by TASS設計室 at 23:29| 木造住宅
2025年01月13日
3年で20%以上も注文住宅の市場が小さくなった
3年で20%以上も注文住宅の市場が小さくなった。
設計に手間をかけすぎる原因の1つに、設計者の総合力不足がある。小規模な建物の設計は1人でまとめよう。
設計に手間をかけすぎる原因の1つに、設計者の総合力不足がある。小規模な建物の設計は1人でまとめよう。
posted by TASS設計室 at 12:41| 木造住宅
2025年01月12日
4月1日まで実働2か月
旧法で着工する場合、建築確認を下すまであと2か月になった。どうでもよい省エネ計算を省くことができる。
設計がまとまったところで法規と構造に絡む微調整があるが、今月中に変更処理を済ませれば十分な余裕がある。
4号建築は設計していないので、駆け込みの案件は無い。
設計がまとまったところで法規と構造に絡む微調整があるが、今月中に変更処理を済ませれば十分な余裕がある。
4号建築は設計していないので、駆け込みの案件は無い。
posted by TASS設計室 at 09:43| 木造住宅
2025年01月09日
引抜力の作用点に基礎梁の無い建物
木造2階建ての構造計算で、基礎梁が連続していない建物がある。
鉄筋コンクリート造の基礎梁が必要なところに基礎梁が無いわけだが、フラットスラブ構造と上下反転したものとみなし、柱と柱を結ぶスラブを偏平な梁とみなす方便もある。しかし、梁としての仕様規定を満たす必要がある。
梁には上下に主筋があり、pw=0.2%のあばら筋も必要である。RC規準の計算外の規定を満たす必要もある。
木造の設計者の図面を見ていると、あばら筋の間隔がRC規準に適合していないものがある。あばら筋の間隔は梁成の2分の1以下とすることが必要で、梁成300mmの梁は、あばら筋の間隔を150mm以下にしなければならない。
鉄筋コンクリート造の基礎梁が必要なところに基礎梁が無いわけだが、フラットスラブ構造と上下反転したものとみなし、柱と柱を結ぶスラブを偏平な梁とみなす方便もある。しかし、梁としての仕様規定を満たす必要がある。
梁には上下に主筋があり、pw=0.2%のあばら筋も必要である。RC規準の計算外の規定を満たす必要もある。
木造の設計者の図面を見ていると、あばら筋の間隔がRC規準に適合していないものがある。あばら筋の間隔は梁成の2分の1以下とすることが必要で、梁成300mmの梁は、あばら筋の間隔を150mm以下にしなければならない。
posted by TASS設計室 at 16:17| 木造住宅
2025年01月06日
営業設計
いかにも客の言う通り且つ設計者に都合の良い図面を作成したと思われる計画がある。設計者は提案しているのだろうか。木造で耐火構造を避けるなら、普通に2階建てにすればよい。法改正後の基準で設計すると、3階建てでも楽になるかもしれない。これから申請する場合は、着工を急がないほうがよいこともある。
間取りを決めることに汲々とし、断面的な思考に及ばない人もいる。だから、頭が当たりそうな階段を設計してくる。断面図を書きましょうよ。
準耐火構造でも設計可能な建物を、木造の耐火構造で設計したものもある。どうせ耐火構造にするなら、4階建てを狙ってみたらどうだろう。軸組工法の4階建ては、添え柱を追加するが、柱を120x120で設計することができる。
ルート2のβ割増を避けるため、耐力壁は構造用合板にする。4階建ては2x4工法より軸組工法のほうが設計しやすい。
間取りを決めることに汲々とし、断面的な思考に及ばない人もいる。だから、頭が当たりそうな階段を設計してくる。断面図を書きましょうよ。
準耐火構造でも設計可能な建物を、木造の耐火構造で設計したものもある。どうせ耐火構造にするなら、4階建てを狙ってみたらどうだろう。軸組工法の4階建ては、添え柱を追加するが、柱を120x120で設計することができる。
ルート2のβ割増を避けるため、耐力壁は構造用合板にする。4階建ては2x4工法より軸組工法のほうが設計しやすい。
posted by TASS設計室 at 08:06| 木造住宅
2024年12月30日
営業マンが設計している
住宅産業の場合、計画の初期段階は営業マンが設計している。
そのような世界で仕事をしてきた人が独立すると、間取りを決めたら実施設計は外注と決め込んでいる。設計が好きではなく、仕事をまわすことに意識が向いている。もちろん構造設計や設備設計は眼中になく、内容が分からず安ければよいと考えている。どうせ右から左の仕事である。
理解度が低すぎるので、今までどのような仕事をしてきたか聞いたことがある。コンビニの内装の仕事を主に行ってきたという設計者もいた。一級建築士はインテリアコーディネーターの上位資格か、あるいは宅地建物取引士の飾りのような人もいる。審査機関との協議が出来ないのは、言葉を知らないからと思われる。守備範囲が狭すぎる建築士がいる。
横書きの名刺で、
一級建築士
二級建築士
と書かれた名刺をもらったことがある。「珍しいですね、三級建築士ですか」と言ってしまった。彼は木造も設計できると言いたかったのだと思う。
そのような世界で仕事をしてきた人が独立すると、間取りを決めたら実施設計は外注と決め込んでいる。設計が好きではなく、仕事をまわすことに意識が向いている。もちろん構造設計や設備設計は眼中になく、内容が分からず安ければよいと考えている。どうせ右から左の仕事である。
理解度が低すぎるので、今までどのような仕事をしてきたか聞いたことがある。コンビニの内装の仕事を主に行ってきたという設計者もいた。一級建築士はインテリアコーディネーターの上位資格か、あるいは宅地建物取引士の飾りのような人もいる。審査機関との協議が出来ないのは、言葉を知らないからと思われる。守備範囲が狭すぎる建築士がいる。
横書きの名刺で、
一級建築士
二級建築士
と書かれた名刺をもらったことがある。「珍しいですね、三級建築士ですか」と言ってしまった。彼は木造も設計できると言いたかったのだと思う。
posted by TASS設計室 at 11:40| 木造住宅
2024年12月28日
耐震診断結果の評点の比較
最も裾野が広い分野である木造2階建ての耐震診断の評点を比較している。
HOUSE-DOC(一般診断・精密診断)とホームズ君(一般診断)を比較しているところだが、評点が3割くらい異なるので気になる。
ホームズ君で評点が1.0を超ているが、HOUSE-DOCでは1.0を下まわる。どちらも日本建築防災協会の評価を受けたものである。僕はHOUSE-DOCしか持っていないので、ホームズ君の計算は他社の計算である。納得できるまで数字を追いかける。
HOUSE-DOC(一般診断・精密診断)とホームズ君(一般診断)を比較しているところだが、評点が3割くらい異なるので気になる。
ホームズ君で評点が1.0を超ているが、HOUSE-DOCでは1.0を下まわる。どちらも日本建築防災協会の評価を受けたものである。僕はHOUSE-DOCしか持っていないので、ホームズ君の計算は他社の計算である。納得できるまで数字を追いかける。
posted by TASS設計室 at 16:45| 木造住宅
2024年12月27日
ホームズ君とHOUSE-DOCの比較
ホームズ君を購入するつもりはないが、木造住宅の耐震診断プログラム、ホームズ君とHOUSE-DOCを比較している。構造計算書としては後者を好むが、ホームズ君はユーザーが多いらしい。
ホームズ君のユーザーによると、ホームズ君は補強量が少ないらしい。
具体的に何が違うか、同じ条件で比較する。
手計算(エクセル)で計算すると、実感して理解できる。両者の計算結果をエクセルに入力し、両者の違いを比較すると説明資料として整う。
一般診断で補強設計を行う人がいるが、補強の計算は精密診断が妥当と考えている。
ホームズ君のユーザーによると、ホームズ君は補強量が少ないらしい。
具体的に何が違うか、同じ条件で比較する。
手計算(エクセル)で計算すると、実感して理解できる。両者の計算結果をエクセルに入力し、両者の違いを比較すると説明資料として整う。
一般診断で補強設計を行う人がいるが、補強の計算は精密診断が妥当と考えている。
posted by TASS設計室 at 19:19| 木造住宅