2014年03月31日

1%の人材で 90%の建物を設計する

 1%の人材で 90%の建物を設計しているのが住宅産業である。
JSCA の名簿の中に住宅産業専業で従事している建築構造士は何人いるのだろう。
これは構造設計に関することだが、構造設計者の大半は非木造の設計を行っているので、木造にまわってくる人は少ないのだ。
 木造の構造に関する書籍を執筆している先生方には、農学部あるいは材料系の研究者もおり、一般の構造設計とは一風う変わった人たちである。
先生方をサポートしている業界が異なるから、そのような結果になっているのだろう。

 木造の業界では、構造設計一級建築士を取ると給料が上がる会社もあるようだが、そんなものは持っていて当たり前、給料には関係ない。
保有水平耐力計算ができない構造設計一級建築士も少なくない。
木造住宅関係の人は、適合性判定を避ける傾向にあるが、そんなものは構造設計を行っていれば当然通過する手続きである。
耐震診断や耐震改修の委員会のようなものである。

posted by TASS設計室 at 15:30| 建築士

数学と物理を捨てた建築士

数学と物理を捨てた建築士

 ピン接合と剛接合の区別がつかず、不安定構造になる伏図を平気で描いている人がいる。
敷地の再測量を依頼したら、幾何学的に形状が決まらない寸法を持って来た。

 これらのことから分かることは、物理と数学を捨てているとしか思えない。
ファジーなお絵かきでは建築の設計は出来ないのだ。
物理は『物の理(ことわり)』であり、物体が存在する限り、ついてまわる基本原則である。
数学、特に幾何学は建築設計に不可欠であり、幾何学的な感覚は建築設計者に備えるべき能力のひとつである。外壁や壁紙の色を決めることだけが設計ではない。

posted by TASS設計室 at 14:56| 建築士

2014年03月28日

定期講習(CA→CB→CC→CD)

 CA→CB→CC→CD の順の日程で、構造設計一級建築士の定期講習を申し込んだ。
定員は各550人なので、CA(5/26 月曜)に決まると思う。

 4月から2ラウンド目の耐震診断の講習会が開催される。
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/workshop/
木造の講習会の会場に注目!!
http://www.chres.jp/information/
高知県に旅行することが目的かもしれない。
三重県津で講習会が開催されることも珍しい。
ハウスメーカーの人たちが団体で参加するだろう。
どちらの日程も水曜日を含むので、住宅産業に適している。

 6月には、『屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版 平成22年10月一部変更)解説』
の講習会が予定されている。
文教施設協会主催である。

posted by TASS設計室 at 12:53| 建築士

2014年03月14日

スキルを磨いてから転職

 転職する人は、スキルを磨いてから転職することだ。
他力本願では、どこに勤めても進歩がないだろう。

 スキルを磨くことに熱心ではない人は、個人の蔵書の数が圧倒的に少ない。
それでは勉強にならないに決まっている。
意匠設計は総合設計であり、美的感覚を追及するデザインは、その一部である。
建築設計は、工学に裏付けられたデザインである。

posted by TASS設計室 at 11:31| 建築士

2014年02月27日

想像力を高める訓練

 想像力を高める訓練方法について調べていたら、福井県の学習塾の記事を見つけた。
http://pothos.main.jp/html/image.htm
ここに通って勉強しよう。

 建築設計者なら図法幾何学(図学)を復習すると良いだろう。
手当たり次第に立体図形の問題を解くことも効果的だ。

posted by TASS設計室 at 12:14| 建築士

図面は幾何学である

 特殊な形状の 2x4工法 の建物の軸組図をたくさん描いてこられた人がいる。
ところが、基本となる タテ枠図 が含まれていない。
最初に タテ枠図 を作成し、開口高さを数値で記入すれば、その図面だけで立体が表現される。

 軸組図 を作成する場合には、階高を明確にしなければならないが、仕上げを基準にするのではなく、構造体に着目した高さを記載する。
合板上端、頭つなぎの上端を記載すると分かりやすい図面になる。

 寸法の基準を記載せず、絵柄を描いただけでは図面とは言えない。
寸法を決めることのできない人は、設計者には向いていない。
 車庫の入り口の扉が、ラフオープンで 1820 というものであった。
どんな自動車を入れるのか分からないが、軽自動車なら入るが、小型車でもドアミラーが当たるのではないだろうか。
意匠図を添削してから、本来の構造設計を始めることにする。

posted by TASS設計室 at 09:33| 建築士

2014年02月22日

出来上がっていないものをイメージする

 建築の設計は、まだ出来上がっていないものをイメージすることができなくてはならない。
表面だけではなく、その下地や建物の骨組みを含めてイメージするのである。

posted by TASS設計室 at 16:41| 建築士

2014年02月19日

何気なく書くことにも数学的センス

 何気なく書くことにも数学的センスが現れる。
意匠設計者が構造図を作成しており、スケールが 1/50 と 1/30 が混在し、向きが変わるので、X-Y座標を示すよう指示したところ、その表現は第一象限を示す表示ではなく第二象限を示していた。

 だた書けば良いと言うものではない。普段から座標軸を意識していないことが分かった。
X-Y座標を表示することは意味のあることであった。
これで構造計算書と見比べることができる。

図面にX-Y座標を表示し、通り芯を記載することは不可欠である。

posted by TASS設計室 at 21:12| 建築士

2014年02月15日

意見を言える人

 設計に関して意見を言える人は意外と少ない。
意見をもたないと思われる。お客さんに言われたことを図面にしているだけの意匠設計者も少なくない。
結果として考え直すことや、計画そのものが頓挫することもある。
 構造設計に関してマトモな会話ができるのは、適合性判定、耐震診断の専門委員会、確認申請の時にくらいである。
意匠設計者に対しては定性的な説明を行うが、構造に全く興味がないのか、理解力が低すぎる人もいる。
構造設計が終わってから図面を作成してもらう方が良い場合も少なくない。

 技術的なことに興味がないと、何年たっても身につかないが、好奇心のある人は、2〜3年で一人前になる。会社勤めの経験が長い人が独立する場合は、自分で手を動かし、判断することを訓練すると良いだろう。
設計業務の一部を担当していると、全体が見えない人もいる。個人の問題だが、設計業務の一部を担当していても、全体を見渡したうえで自分の担当範囲をまとめるとスキルが上がる。
 下請けの設計者に仕事をまわし、スケジュール管理を行っているだけでは、目の前を情報が通り過ぎるだけである。
そのような人に言えることは、何か難しいことに出会ったら、自分で解決するのではなく、誰かに解決策を求めてしまう習性がある。
途中まででも良いから自分で解決し、その後を他人に依頼すると身につくだろう。
会社勤めの長い人は、仕事を振ることしか考えない人もいる。この部分は誰に、こちらは誰が適しているという具合であり、自分は取りまとめを行っているつもりでいる。
取りまとめと言うものは、全てを掌握して行うものであり、そんなものは素通りしただけである。

posted by TASS設計室 at 12:16| 建築士

2014年02月04日

転職するなら独立しろ

 仕事が出来る人は、転職するなら独立しろ。
独立されてしまうと、建築設計者がいなくなってしまう会社があるほど、建築設計事務所は零細企業が多い。

 管理建築士の名前が時々変わる意匠設計事務所もある。
構造設計を引き受けて、安全証明を書くが、宛先に意匠設計事務所の代表の名前を書いたところ、監理建築士の名前を書くよう審査機関から指摘されたことがある。
そんな人は、見たことも聞いたこともない人だ。
適合性判定にまわる構造設計を行う時は、安全証明を書く必要がない。面白いものだ。

 構造設計を引き受ける際に、相手の建築士免許証と事務所登録を確認しなければならないのだろうか。
構造設計者の資格や免許証の提示だけが厳しくなったが、意匠設計事務所の資格は、適当で良いのだろう。

posted by TASS設計室 at 21:11| 建築士

2014年01月30日

発声について考える

 腹式呼吸で発声すると、聞きやすい声になる。
私がミャンマー語を習っていた時、俳優や声優も、そこでミャンマー語を習っていた。
彼らは相手に分からせる話し方に長けており、俳優や声優の声は聴きやすい。
男女を問わず、私はアニメ声が大嫌いだ。

 そう言えば、昔、ヒマラヤ登山のためインドに向かう飛行機の中で、佐野史郎と間違われたことがあった。20年前のことである。

posted by TASS設計室 at 20:06| 建築士

2014年01月28日

教科書ガイド

 特に木造の構造計算指針には教科書ガイドのような本が必要だ。
「虎の巻」あるいは「虎巻」と言われる本のことである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89

「読めば分かる」と言う人は良いが、「読んでも分からない」という人もいる。
何年か前に、「本を読む会」をやったら良い、ということを話題にしたことがある。

posted by TASS設計室 at 06:03| 建築士

2014年01月27日

力学とは【再】

力学とは

http://1st.geocities.jp/f_master001/physics/htmlfile/dynamics.html

これは、高校の物理について書かれているが、建築の構造力学にもあてはまる。

http://1st.geocities.jp/f_master001/physics/htmlfile/preface.html

私は、学生時代に、物理ではなく数学を教えていた。
数学の解き方には、格好いい解き方もあれば、体力任せに解く方法もある。


力学について要約し、自分なりに理解する。
【  】内に注目されたい。
(1)力学とは物理【建築構造】の基本
(2)ここでつまづく人がどれだけ多いことか…
(3)その原因は何と言っても公式の丸暗記にある
(4)公式を丸暗記しただけでどうにかなる教科ではない
(5)物理【構造力学】は公式が少ない教科だと言われる
(6)覚えることは圧倒的に少ない
(7)一度覚えてしまえば、忘れることもほとんどない

しかし、どうして多くの人から敬遠されるのだろう?
それは、その多くの人が「公式暗記」に走るからである。

なぜなら、もう高校レベルの理系教科【実務レベルの構造力学】は暗記ではどうにもならないからである。

原理をしっかりと理解し、そしてそのイメージをつかむと、
物理【構造力学】がきっと楽しい教科へと変わる。

物理という学問を理解するためには、まず当然ながらその先人達が決めたルールを守らなくてはならない。
公式ではなく、ルールである。
【物理は物(もの)の理(ことわり)である。】

どこかの専門学校では、建築士に必要な数学は中学校程度で十分であると言っているが、それは大きな誤りである。
難しいことを言うと、受講生が集まりませんからね。
比例の計算や、簡単な三角関数すら使いこなせない建築士がいることも事実である。
(2010.02.07 再掲載)

posted by TASS設計室 at 08:24| 建築士

2014年01月14日

意匠設計者に構造計画の再教育講習

 意匠設計者に構造計画の再教育講習を行う必要がある。
建築士の定期講習で行われていることだが、建築士の定期講習を受ける人は、意匠設計者や現場管理者が多いので、それらの人を対象にした構造に関する基礎的な事柄を教えると良いだろう。
 構造を定性的に理解していない人が多く、特に偏心や剛性に関する理解が低いと感じられる。
その際、構造設計一級建築士は構造に関する講習の受講を省いても良いと考える。

posted by TASS設計室 at 08:09| 建築士

2014年01月07日

数学的センス

 通り芯に符号を付ける場合にも、数学的センスが必要になる。
座標の第一象限(first quadrant)を使うことが一般的だが、紙面の左上からスタートしたり、
紙面の右下からスタートする人もいる。
意匠図の通り芯を見ただけで、数学を意識しているかどうか分かる。
伝統工法では、紙面の右上から符号を付け始めるが、計算する場合、そんなものは迷惑である。

 右手座標系と言うと、意匠設計者にはなじみが薄いと思うが、立体座標で軸力とモーメントを表現する場合の基本である。

posted by TASS設計室 at 06:30| 建築士

2013年12月22日

3月の予定

耐震診断の登録講習が行われる。
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/workshop/index.html

・鉄筋コンクリート造耐震診断資格者講習
・鉄骨造耐震診断資格者講習
・鉄骨鉄筋コンクリート造耐震診断資格者講習
・木造耐震診断資格者講習

登録講習の今後の予定

3月 3日(月) 東京  鉄筋コンクリート造耐震診断資格者講習
3月10日(月) 大阪  鉄筋コンクリート造耐震診断資格者講習
3月12日(水) 東京  鉄骨造耐震診断資格者講習
3月17日(月) 東京  木造耐震診断資格者講習
3月26日(水) 東京  鉄骨鉄筋コンクリート造耐震診断資格者講習

posted by TASS設計室 at 19:54| 建築士

2013年12月18日

コンサルティングは人を見抜くこと

 設計以外のことで、相談を受けることがあるが、1時間ほど話しをすると内容が分かる。
距離を置いて、客観的に見れば分かることだが、当事者は何で分からないのだろう。
建設業の許可を取りたいとか、施工会社の建築士事務所登録をどうするかなど、人材に関することである。

 仕事ができる人がいれば良いが、希望だけでは仕事にならない。
どうでも良いことだが、興味本位で相談に応じている。
自分の読みが適切かどうかを試すには良い機会である。

 特に木造住宅関連の会社や個人を見ていると、一人歩きできる技術者は、意外と少ないことが分かる。
隙間を狙った業務もあるが、その場合は研究心や洞察力がないと、ものにならない。
成熟した建設業界であっても、隙間は存在するものであり、その隙間は絶えず変化しているものである。
隙間がふさがったり、別の所に隙間ができたりする。
損得抜きにして、観察すると分かるだろう。

posted by TASS設計室 at 02:02| 建築士

2013年12月12日

インターネットで検索するだけで本を買わない

 インターネットで検索するだけで本を買わない人が多いようだ。
専門書は数千円から1万円を超えるこもが多く、倹約して本を買わないのだろう。
そんな人は技術者とは言えない。本は自分で買うものである。

 出典は何かという質問がくるので、出典を言うと、その本のコピーが欲しいと言う。
その程度の人は進歩がない。
倹約とケチとは違う。
物惜しみするような人は、先が知れている。

posted by TASS設計室 at 18:16| 建築士

2013年10月15日

現場監督が不足している

 現場監督が不足しているので、このような求人サイトが出現した。
https://www.kensetsu-kantoku.com/lp/

 職種内容を見ると、約3分の1は建築系(建築・CAD)である。
土木のCAD もあるが、建築のほうが必要人数が多いと思う。
これから年度末にかけて、現場監督の皆様は、ハードスケジュールに違いない。

posted by TASS設計室 at 15:19| 建築士

2013年09月11日

図法幾何

 複雑な形状の建物を設計する場合、図法幾何を使うと良い。
CADで図面を作成している場合、図面の余白に作図しながらまとめるのである。
いきなり三次元の図面として作図する場合でも、図法幾何の概念を理解すると、図面を見る上で役に立つ。

 平面図、断面図、立面図を、同じ紙面に作成すると良いだろう。
図面を串刺しにせず、大きな紙面に並べるほうが分かりやすい。

posted by TASS設計室 at 12:09| 建築士