2023年02月26日

意匠設計者は現場とディテールが苦手

躯体工事の段階の現場が苦手な意匠設計者、ディテールの設計が苦手な意匠設計者がいる。
意匠図の書きぶりで腕前が分かる。1/100の縮尺の図面でも、きれいに納まっている図面に出会うこともあれば、支離滅裂な図面もある。チェックされると、その部分を訂正し、その他はそのまま。指示待ちの人には、設計者に適さない。
仕事に対する熱意が感じられないからである。
posted by TASS設計室 at 21:27| 建築士

2023年02月24日

思考が浅い

思考が浅い人は、次の一手のことを考えていない。
RCの躯体について書く。
意匠図の建具開口は有効開口で示すが、構造体の開口は、アゴや水切を考慮し、大き目の開口になる。
そのくらい何も言わなくても分かりそうなものだが、理解できない設計者もいる。ディテールを描かないから身についていないと思われる。
鉄筋を組む場合は、躯体図と構造図を見て施工するが、意匠図の開口で鉄筋を組んでしまうと、アゴの先端からかぶりをとったところに鉄筋を配置することになる。
設計の時点では、建具の枠まわりのディテールが決まっていないことがあるので、上と左右65mm以上、下90mm以上の逃げ寸法を考慮する。
木造住宅専業の意匠設計者でも、この程度のことは理解できて当然と思っている。
ディテールに弱い設計者が多く、よく設計していると思う。
たまには木造も設計するが、ビルものの設計が多い意匠設計者は、しっかりとディテールを作図している。
S造に関しては、更に技量の差がはっきりする。
posted by TASS設計室 at 08:02| 建築士

2023年02月23日

表現力を身につける

言葉や文章による表現力を身につけよう。
マークシートの試験で、読む本はマンガだけではねぇ。根ほり葉凝り聞かなくては通じない人も少なくない。
半信半疑の理解の積み重ねでは、消化不良だらけで何も身につかない。
posted by TASS設計室 at 09:03| 建築士

2023年02月21日

建築施工管理技士

現場監督が持つべき資格として建築施工管理技士という資格がある。ところが、特に鉄筋工事の管理ができる現場監督は少なく、配筋を見ても分からない人が多数いる。建築施工管理技士に構造管理の資格を上乗せする必要がある。現場の鉄筋工の職長が持つ、鉄筋技能士の資格のほうが頼りになる。
鉄筋を理解するには、計算することは切っても切れない関係にある。何と言っても構造力学とRC規準でしょう。
施工管理で重要なところは、躯体工事、仮設工事、防水工事である。
僕が一級建築施工管理技士の試験を受けた時は、防水に関して記述する問題が出た。第1回目の試験で、新発売の資格が出来たから取りに行こう、というノリで現場の所長や副所長と一緒に受けに行った。
posted by TASS設計室 at 07:41| 建築士

2023年02月20日

構造設計の隙間の分野

構造設計の隙間の分野はズバリ木造である。
3階建てまでは意匠設計者が構造計算を行っている。プレカット会社が構造図を作成するが、彼らは基礎の設計は行わず、耐力壁や引抜金物の検討は行わない。
軸組工法の4階建ては、3階建てまでの構造計算プログラムを使い、塔屋として4階を計算しているものを見かける。偏心率や剛性率は手計算で補足している。こんな面倒なことをするなら、東京デンコーの『木三郎4』を使ったらよい。耐力壁の計算は、倍率によらず、剛性で計算することもできる。この計算は手計算で準備し、倍率に換算して計算することもできるが、そんな手間暇をかけるなら、便利なプログラムがあるのだから使ったらよい。
2x4工法の4階建ては保有水平耐力計算が必要になるので、多くの木造専業の設計者は手が出せないでいる。『2x4壁式3』で計算することができる。
ここが隙間である。

RC/SRC/S造の構造設計を行っている普通の構造設計者は、木造の構造設計をやりたがらない。
posted by TASS設計室 at 11:19| 建築士

2023年02月08日

断面図が苦手

断面図が苦手な設計者がいるものだ。
頭の中が平面図になっているようだ。斜に構えてパースペクティブに見ると立体的に理解できる。
二次元ではなく三次元で考えるのである。頭の中で平面図と断面図をミックスする。
posted by TASS設計室 at 17:52| 建築士

2023年01月30日

即日設計

学生の時、即日設計という授業があった。実務では即断即決、ぶっつけ本番は当たり前である。朝、掲示板に設計条件が張り出され、午後から作業にとりかかり、その日の夕方までに提出する。
短時間でまとめる訓練である。午前中は図書室で関係資料を閲覧し、要点をメモする。


posted by TASS設計室 at 07:19| 建築士

2023年01月28日

現場を見ない設計者

現場を見ない設計者が多い。見ても分からないのだと思う。
立体が頭に描けず、図面と現場が頭の中で一致していないのかもしれない。
簡単な模型を作って、少しずつ理解することを考えるとよい。
平面図と断面図を見て、頭の中に立体が描けることが建築士である。

posted by TASS設計室 at 22:57| 建築士

2023年01月21日

施工に踏み込んで決める

設計は施工に踏み込んで決める。
意匠を決めるにも、その骨格を意識して決める。お絵描きだけの意匠設計を卒業しよう。
RCにはRCの、SにはSの、SRCにはSRCの、木造には木造の決まりがある。それを逸脱するにもルールがある。
建築士は設計監理を行うのだが、躯体工事の施工管理もできるくらいの技量を身につけるとよいと思う。現場に行って馬鹿にされないようになる。
posted by TASS設計室 at 22:13| 建築士

2023年01月18日

サブコンの技術営業

設計事務所や建設会社を回っているサブコンの技術営業を通して業界の状況が分かる。
うちに来るのは杭や鉄骨系のサブコンが多い。
彼らは意匠設計者と話しても理解されないと言う。頭の片隅に製品の特長を置いておくだけで、何かの時に役に立つ。意匠設計者は客や建設会社と話す代表となる設計者なので、説明する際の基礎的な知識は必要だ。

構造設計者としては施工会社が使い慣れたものを採用するほうが無難なので、知名度のあるものを選択する。
柱脚はベースパックが無難、スクリューパイルは株式会社東部の e-Pile next が旭化成の EAZET に迫っている。
唯一、最後の手段的な杭は旭化成の ATTコラム である。支持層が深く支持杭では不経済になるときに採用する。あるいは予定していた中間層が不ぞろいで、支持層として使い物にならない時に役に立つ杭である。
広島県尾道市、青森県八戸市の工場の設計で採用した。
柱状改良とスクリューパイルの組合せなので、スクリューパイルのメーカーなら施工可能と思うが、特許の関係で無理かもしれない。2番手はどの会社が名乗りをあげるか楽しみにしている。

鉄骨梁の開口補強のリング、RC造の梁の定着板、柱梁の高強度せん断補強筋、スリーブ補強は当たり前のようにメーカー製のものを使うようになった。特にメーカーはこだわらない。
posted by TASS設計室 at 08:41| 建築士

2023年01月17日

施工管理技士の求人が目につく

施工管理技士の求人が目につくが、現場ではかなりの範囲が構造に関する管理になる。
仮設から構造が重要になる。
最初の相手は土である。

僕が設計に携わった建物で、死者が2人出ている。
@ 梁幅100mmの小梁の上を鉄骨鳶が歩いて落下し、RC階段の角に頭をぶつけた。
他の梁は、フランジ幅が175mmや200mmだった。幅100mmでは綱渡りに等しい。
落下防止のネットは、鉄骨が建ってから設けるので、その時はネットが無かった。
A 深基礎を施工するため、山留を行わずに間知積み擁壁の裏を掘削し、擁壁が倒れて作業員が圧死した。
これを間知罪という。
こんなもの、倒れることが予測できる、間知積み擁壁は、別名重力式擁壁と言い、内側に倒れることで土圧と均衡を保っている。そんなことを知らない現場監督の過失である。
この話は、時々現場で話すことがある。

若手構造設計者がジョブローテーションで現場管理を行うことがある。鉄筋と鉄骨の管理を行い、2〜3年で設計部に戻るが、そのまま現場に居つく人もいる。
僕が現場の設計室にいた時、施工図や製作図のチェックを行っていたが、鉄筋や鉄骨に関して打合せを行っていた。
『誰だ、こんな設計をしたのは、と言って、鉄筋屋の職長と現場監督が来たことがある』
さっそく白いヘルメットをかぶって現場に行き、足場の上で、鉄筋の納まりを説明した。最後には『あんた、分かってるね』と職長に言われた。鉄筋が込み入った仕口だった。

ここで、もう1つ思い出した。
走行クレーンのオーバーベッドが5センチ不足した。上部はSRCの梁で、既に鉄骨は建っている。鉄骨のかぶりは125mm、そこで、鉄筋を吊り上げ、下端のかぶりを5cmにすることでクリアした。
柱のウェブの鉄筋孔はガスで穴をあけた。ウェブだからよいものとした。
20代後半で、こんな経験をした。
posted by TASS設計室 at 17:06| 建築士

2023年01月12日

勉強は一話完結

実務では、一話完結的な勉強もよい。
何かのテーマについて、簡潔にまとめるのである。A4で数枚でまとめると分かりやすい。

何かの構造の構造計算をマスターする場合、20時間あればひと通り話すことができる。

posted by TASS設計室 at 20:08| 建築士

2023年01月08日

分業化の弊害

設計の分業化が進み、総合的に判断することが出来ない人が増加した。
全体を俯瞰し、全てを掌握して設計するのが代表となる建築士の仕事である。
好奇心がなく、自分ができる狭い範囲を分担して仕事をしている人には縁のないことなので、気にしないでください。僕はこんな感覚で他人を見ている。
posted by TASS設計室 at 10:19| 建築士

2023年01月07日

専門書を買わない

専門書を買わない人がいる。
僕が講習会の講師を引き受けた際、手元に置く本を紹介したことがある。
会社が買ってくれない、と言われた。その後、ある会社の管理建築士に同様の話しをしたら、彼は読んでも分からないと言った。
専門書が読める段階と現状を比較し、基礎学力、基礎知識のギャップを埋める必要がある。

そんなことがあるので、講師の仲間と、本を読む会でもやろうではないかという話しが出た。
我々はボランティアで、土曜日に行おうという話しになったところ、参加者は会社の業務で出席するのか、交通費は支給されるのか、ということを言う人が出た。さすが考えることがサラリーマンだ。
専門書は自分のものを所有し、書き込んだり付箋を付けて使うものである。

また、木造住宅の設計者は鉄筋コンクリートの配筋を知らないので、現場で鉄筋を組んだところを見せようではないかという話しになった。そこでも、そんなことをして現場で怪我でもされたら誰が責任を取るのか、と言い出す大手ハウスメーカーの人が言った。そんなものだろう。
現実に設計者の中に、鉄筋を組んだところを見たことがない人がいる。見ても分からない人も少なくない。
posted by TASS設計室 at 08:46| 建築士

2023年01月06日

誰が設計しているのか

審査機関に足繁く通い、相談しながら設計している意匠設計者がいる。
法規的に難しい建物かなと思うのだが、何が心配か分からないが構造にまわってくるまで静観する。
意匠設計者は法規に強くなろう。
posted by TASS設計室 at 10:55| 建築士

2023年01月05日

実務経験に乏しい構造審査係り

実務経験に乏しい構造審査係りが多くなった。昔の役所と変わらない状況である。
零細設計事務所に勤めるよりも、審査機関のほうが待遇が良いから、30代で審査機関に勤め始める人もいる。設計から審査に転職した人は何人も知っているが、適判はゼネコン出身が多い。
審査する建物は、自分が設計を経験した構造形式と規模を原則とする。それまでは補助員として見るものである。
posted by TASS設計室 at 08:22| 建築士

構造設計をやっていて良かったこと

構造設計をやっていて良かったことは、意匠設計だけの建築士と差別化できることである。
意匠・構造・確認申請・施工図を1人でまとめて受注できる用意があり、構造設計のみを引き受ける場合でも、周辺の状況を見渡して判断することができる。
意匠設計、開発申請、宅地造成から設計に着手しているものもある。土木の会社や土木の設計者から構造設計の依頼もある。宅地造成だけを引き受けることもあるので、僕のことを土木の設計者と思っていた人もいる。
自分の弱点は、時刻歴応答解析、立体のFEM解析、大規模な斜面地で地滑りを検討する造成計画である。
円弧すべりの計算も行ったが、地盤調査の箇所数が少なくては、満足な答えが得られない。
摩擦杭や地盤改良はメーカーに任せる。
杭や基礎の設計、地盤の支持力や液状化の検討は BUS基礎 で計算する。詳細は各専門の会社に任せるが、初期段階で見当をつけ、方針を決める際に役に立つ。
posted by TASS設計室 at 07:19| 建築士

2023年01月02日

質問されることを恐れる

質問されることを恐れる人がいることを理解している。
電話で内容を伝えてくれても内容に欠落があることもあり、その質問を、そのまま転送してもらう。
大部屋で仕事をしている会社勤めの人は、仕事をやっているふりをするため、電話を多用する傾向がある。
電話は互いに同じ資料を見ながら話す時くらいでよい。
中途半端な理解では、審査機関や現場からの質問に答えられないだろう。やってみてダメなら、再び連絡がある。


posted by TASS設計室 at 12:05| 建築士

素人と変わらない意匠設計者

素人と変わらない意匠設計者が多い。
確認申請を含む法規的なことは代願事務所任せ、構造設計はもちろん外注である。
社内で法規と構造の面倒を見る人がいない会社もある。
木造2階建ては設計できるが、深基礎や高基礎、擁壁が絡むと設計できない。問題は高さ2m以下の擁壁である。確認申請時のチェックが入らないので、不安定なものをそのまま施工してしまった会社もある。
土圧のことが分からないのだろう。その程度の人が設計している。モーメント図を描くことが出来ない建築士は多い。
posted by TASS設計室 at 11:01| 建築士

2023年01月01日

好奇心

好奇心があると語彙が増え、相手が言ったことを理解できるようになる。
半信半疑で右から左に伝達するだけでは、仕事に興味がわかないだろう。判断の主導権を取ることである。
何か分からないことに出合ったら、それをトラブルと思うか、興味の対象と思うかで進歩が違う。
進歩しなくてもよいと思っている人も少なくない。会社から命令されて講習を受ける人もいる。

新商品の開発に参加することがある。部下はやりたくないのにトップの思いつきで、新しいアイディアにチャレンジする。思い付きはよいが、従来の方法と比較して工事費が安くなるかといえば、そうでもないこともある。
posted by TASS設計室 at 19:25| 建築士