2025年07月13日

図面に赤ペン

何をやりたいか、深夜にメールの本文で長々と書いてくる人がいる。
そのメールの宛先を見ると、社内のだれかであることが分かる。たぶん彼の上司だろう。上司に対して一所懸命仕事をしていることをアピールしたいのかもしれない。
図面に赤ペンで書けば済むことを、長ったらしい文章で書くことはない。
簡潔にまとめれば、一瞥して判断することができる。こんなことを何回も言っているが、できない人に言っても無理だった。このようなやり方では、無駄な時間がかかる。会社で仕事をやっているフリをしたいのかもしれない。
「一瞥して判断する」これはとても重要なことで、瞬間的に頭をフル回転する訓練をすることで、できるようになる。試験の時の最後の5分、ラストスパートのようなものである。
posted by TASS設計室 at 22:55| 建築士

2025年07月06日

建築計画の初期段階の対応

建築計画の初期段階の対応には個人差がある。
構想の段階で相談を受け、計画を提案するが、その段階で最後まで見通しているかどうかで進み方が大きく異なる。施主も設計者も右往左往しているものも見受けられる。
設計者は施主の状況を見抜き、適切なアドバイスを行うとまとまりが早い。設計者の話術によるところが大きく、うまく誘導して結論に導くのである。その際、相手が気づいていないことを提案することを忘れないことである。

posted by TASS設計室 at 22:32| 建築士

2025年06月23日

スケール感

設計にはスケール感が必要だが、見た目のスケール感は「差」ではなく「比率」に着目するとイメージしやすい。黄金比って比率ですからね。検定比も比率そのもの。
話していて感ずることだが、どうも「差」に着目してしまう人がいるような気がする。
大したことがないことを過大に考え、重大なことを軽く考えることがある。だから、不等号的判断が難しい。比率でとらえるなら、大小関係で、安全側になるか、危険側になるかをひと睨みで判断できる。
posted by TASS設計室 at 13:42| 建築士

2025年06月20日

木造住宅専業の意匠設計者

木造住宅専業の意匠設計者は客と現場の間に入って、調整が大変なことと思う。小さな建物なのだから、設計と施工の両方を面倒みることができることを要求される。意匠設計者は代表となる設計者なのだから、全体を掌握して調整しよう。
現場監督の施工に関する技量が低く、下請け任せになっている。現場に行くと、下請けの職人と話しをするほうが仕事が先に進む。時間ばかりかかり効率が悪い。
posted by TASS設計室 at 10:14| 建築士

2025年06月10日

施工管理技士

施工管理技士の需要があるようだが、躯体の施工管理は構造設計を学んだ人が適している。
施工管理技士という資格ができる前は、躯体工事を担当する現場監督は、ジョブローテーションで構造課から短期の異動で現場に配属された人や、元は構造課にいた人がいた。そのくらいでないと対応できない。
現場事務所の彼らの机を見ると、建築学会の構造計算規準などが並んでいた。
その後、一級建築施工管理技士の資格が創設され、必要性を感じないまま取得した。1994年頃、日本建築構造技術者協会で建築構造士という資格ができ、国家資格に格上げされるかもしれないという情報があり、さっそく取ってきたものの、法案が通らず自己満足の資格になった。
話しを一級建築施工管理技士に戻すと、その資格に上乗せ資格があってもよいと思う。躯体工事の管理ができる技量を確認する試験が必要ではないか。おそらく、構造設計者が合格してしまうと思うが、構造設計一級建築士の施工管理版のような資格があると現場監督の人選が容易になる。ますます人が少なくなるかもしれない。
posted by TASS設計室 at 09:45| 建築士

建築はデザインだけでは設計できない

建築士を目指したきっかけは、造形から入った人が圧倒的多数ではないかと思う。
そこで、構造という小難しいことをやらなければならないことに気づいたが、適当に通過したら忘れてしまう。
大規模な建物の設計は分業化されているので、1人で何から何までやらなければならないという事態にはならないが、小規模木造建築の場合は、全てを1人で設計することが多い。今は木造専業の構造設計という業務が定着したが、それ以前は意匠設計者が構造図を作成していた。
むかし僕が知り合った二級建築士で、鶴見の設計事務所の代表は、自分で壁量計算を行い、伏図・軸組図・基礎の構造図を自分で作成していた。擁壁は横浜市の標準図を使用して、開発や宅地造成の設計も行っていた。そのくらいのことは、1人でできることが当たり前だった。僕は地下車庫や地下室の設計を手伝っていた。
たまに鉄骨造やRC造の設計が出てくると、構造設計の仕事がまわってきた。
彼の人脈で、東京の意匠設計事務所や建設会社と知り合い、斜面地のマンションの構造設計を行い、当時は主流だった鉄骨ALCのビルの設計を行っていた。意匠設計者が作成した鉄骨造の意匠図は、鉄骨の納まりが理解された図面だった。現在、鉄骨造の設計ができる意匠設計者は少ない。納まりを知らないので、基本設計ができない。矩計図が描けない人も多い。矩計図の作成も、構造設計として依頼されることがある。
分業化が進み過ぎた弊害で、1人で設計をまとめることが難しくなってきたようだ。その隙間を補う仕事が発生してきている。木造のリフォームの設計も、耐震診断と絡めた需要がある。リフォーム業者は特に構造に関する施工に不慣れで、水回りの工事や仕上の範囲を超えると思考停止状態になる人も少なくない。



posted by TASS設計室 at 09:30| 建築士

2025年06月06日

考え方

その1. 脱「常識」思考
その2. 知的好奇心的思考
その3. 俯瞰思考
posted by TASS設計室 at 01:57| 建築士

2025年06月04日

建築は理系? と揶揄される理由

建築は理系? と揶揄される理由は、工学的な理解と応用力の無さにある。
設計も審査もプレファブ屋になったほうがよい。特に木造がひどい状況である。
非木造の設計のほうがやりやすい。
posted by TASS設計室 at 11:13| 建築士

2025年05月17日

仕事が遅い人は『やってみる』がない

仕事が遅い人は『やってみる』がないからである。
試行錯誤、朝令暮改、よいではないか。最初から格好の良い結論は出てこない。
https://www.staffservice.co.jp/cheer/work/workslow.html?fbclid=IwY2xjawKVOphleHRuA2FlbQIxMQBicmlkETFQOGZHS2cxSE9yU1pwYUxwAR6P5NanQOS89hPdxSXMnZIFNVMvNd7qVZ6u_qZodNAUFmbQzeaI6VFsm5cv8A_aem_hjIV5pWbvTjF3ZvFRKVDnQ
posted by TASS設計室 at 18:48| 建築士

2025年05月08日

断面は特異なところを作成する

断面は得意なところではなく、特異なところを作成する。
表現が不足している図面がある。平面図に構造体の下がり寸法を記入するだけでもよい。
意匠設計者は断面図が苦手な人が多いようだ。
木造専業の設計者特有の断面図は、基礎の断面を描かず、何となく地盤から建物が立ち上がっている断面である。
この図面の描き方は改め、ちゃんと断面を描きましょうよ。
posted by TASS設計室 at 15:47| 建築士

2025年05月07日

寸法の記入方法

建築設計図の寸法の記入方法に慣れていない設計者がいる。
木造住宅の場合は、柱芯の寸法を基準にする。仕上げ面からの寸法を記入しても、仕上げ厚を記載しなければ位置が決まらない。
寸法の記入方法で、インテリアデザイナー、店舗の設計者であることが分かる。店の設計なら、それでもよいだろう。
posted by TASS設計室 at 08:28| 建築士

2025年04月29日

デザインだけでは建築にならない

デザインだけでは建築にならない。
法規・構造・施工もひと通り理解し、専門的なことを除き判断できるようになると建築計画を行うことができる。
木造の業界、特に2x4建築の業界では、プランチェックと称して2x4工法の構造図を作成している人にチェックを依頼するところがある。告示1540号のチェックくらいは意匠設計者が行うものではないか。
木造軸組工法の場合は4分割法というチェック方法がある。これは構造計算を行わなくても簡易的に偏心率をチェックする方法であり、意匠の計画段階で意匠設計者が行うものである。だから簡単な方法が提案された。
客が窓が大きく、という要望を出すと、耐力壁のことを忘れて窓を大きくした図面を作成してくる。きれいなお家の図面としか言いようがない。

posted by TASS設計室 at 09:47| 建築士

2025年04月25日

土木と建築

建築設計者は「鉄と木とコンクリート」の料理人である。
構造設計は、主にそれらを扱うが、「鉄とコンクリートと土」というほうが適切かもしれない。大根や人参に近い「木」は農学部に任せる。

「土と木」で土木だが、土木とは何か調べたら次のことが分かった。
「土木とは」の概要
(1)中国では、「土木」はきわめて古い言葉であること
・BC5世紀《国語・晋語九》、“志有之曰:‘高山峻原,不生草木;松柏之
地,其土不肥。’今土木勝,臣惧其不安人也・・建築も「土木」に含まれる。
(2)土木「築土構木」由来説は明治以降日本でのことらしいこと。
・最も古いのは1903年(M36)の「漢和大字典」(重野安繹ほか)?
・専門家の発言では、近藤泰夫氏の論説(1975年)である。
(3)日本では795年「日本後紀」が最初。近代では明治初期1869年(M2)国の官職として「土木司」が始め。
(4)学問名では1874年(M7)の工部大学校で、講義名の「Civil Engineering」を「土木学」に変えたのが最初である。
(5)日本のみ「土木」から建築構造が除かれ、建築に対比される「土木」となっている。他方中国の「土木」は建築分野を含む。
https://committees.jsce.or.jp/publicity/system/files/02-20140910-JSCE-PR-Furuki.pdf

※ シビルエンジニア (Civil engineer)
語源としては、「エンジニア」の古義で軍事のそれを指す「工兵」に対し、非軍事(civilian sector)でそれと同様のインフラストラクチャー整備のような仕事をする者という意味である。ただし、英語圏においても今日において一般には単に、土木や大規模建築のエンジニアという意味で使われている(英語版記事en:Civil engineerやen:Civil engineeringを参照)。
土木技術者(土木技師)。なお、土木学会では、『構造工学委員会のシビルエンジニアによる構造計画の考え方に関する小委員会』で、<エンジニアリングを主としながらも各種技術を紡ぐ資質を有する「アーキテクト」としての技術者、特に構造的な側面に焦点を当てながら、シビルエンジニアリングによる構造計画の考え方を模索、整理しテキスト化するとともに、今後のあるべき構造計画の姿についての提案を発信することを目的として、研究調査活動を行うもの>をシビルエンジニアとして定義している。
建築構造設計技術者(en:Structural engineer) 構造エンジニア。なお、アメリカ合衆国でいうストラクチュラルエンジニアは、ある一定の建築構造の設計をする場合の資格名で使用されていて、一般に建築構造設計の従事者はシビルエンジニアとよばれる。
posted by TASS設計室 at 02:20| 建築士

2025年04月20日

設計は応用問題

設計は応用問題ですね。
@基礎知識は共通
➁問題を単純化する
➂過去の経験との類似点を見つける
C自分が理解できる範囲に落とし込む
D解き方は様々


posted by TASS設計室 at 21:55| 建築士

2025年04月19日

用語の定義

用語の定義を明確にして話すことが必要だが、聞く側が用語の定義に無頓着では正確に伝わらない。
書いたものを渡すが、その使い方は相手次第である。
木造の工事で、客や現場からの質問に的確に答えていない人がおり、その様子が伝わってきた。直接こちらに質問が届けばよいのだが、元請けの担当者で自分でやりたがる人がいる。おそらく、その人は自分が指導していると言っているに違いない。僕は管理建築士と二人三脚で行動するよう提案した。

図面に示しても分かりそうもない相手に対しては、現場で大工と話すことにした。意匠設計者や工事担当者に同席してもらう。木造の現場は、大工のほうが仕事が分かっている。
意匠設計者は間取りを決め、内外装の仕上げ材とキッチンやユニットバスを決め、見積りを調整することに専念しているようだ。工事担当者は日程の調整を行っているにすぎない人もいる。


posted by TASS設計室 at 11:27| 建築士

2025年04月15日

なぜマニュアルが肥大化するか

分からないことがあると、石黒徳衞 監修「建築構造問題快答集」を開いたものだが、今はネットで検索する。
本棚に並んでいるが見ていない。考え方のヒントがたくさんある。たまには引っ張り出し、深夜に眺めるのもよいだろう。
マニュアルに関しては昔と今では厚さが相当異なる。次第にページ数が増えPDFで配布されるようになった。構造計算プログラムを使っていて、入力データやエラーメッセージに対応するページに飛ぶ機能は便利である。マニュアルに頼らず、直感で動くことができる。
高性能なPCを使うのだから、このくらいのことはできてもよい。
posted by TASS設計室 at 12:45| 建築士

2025年04月07日

設計は洞察力とコミュニケーション能力で決まる

設計は洞察力とコミュニケーション能力で決まる。
素直な人は他人の言うことを真摯に受け止め、本質を見抜けないことがある。はっきり言うと、ダメなものをダメと言えないのである。否定するのではなく、出来る方法を提示し、説明するのである。
業者との打合せでも、収束に向けて突っ込んだ意見を言わない人がいる。半信半疑では突っ込んだ意見が言えないので、下準備を行い、聞くことができる体制を整えるのである。分からないことを分からないと言えることが必要である。そこで教えてもらえばよい。

posted by TASS設計室 at 10:36| 建築士

2025年04月02日

打合せに臨む心得

昔、僕は筑波科学博の外国館の現場で、設計の補足と施工図のまとめを担当していた。博覧会協会に打合せに行く直前に総合事務所に立ち寄った時、先輩に次のように言われた。30歳の時である。
『おい酒井、打合せに行く時は自分で結論を持って行け。どうせ相手は答えなんか出せやしない』
posted by TASS設計室 at 14:56| 建築士

2025年03月28日

意匠設計はデザインだけではない

意匠設計はデザインだけではない。
施工・構造・設備を含み総合的に判断することが意匠設計である。
施主の要望に右往左往せず、実現可能な設計を提示しよう。裏付けの資料を用意し、説明できるようになろう。
posted by TASS設計室 at 10:15| 建築士

2025年03月16日

専攻建築士

意匠設計者は次の専攻建築士を取得しよう。
・まちづくり専攻建築士
・統括設計専攻建築士
・建築生産専攻建築士
・法令専攻建築士
https://www.kenchikushikai.or.jp/senko-new/summary.html
posted by TASS設計室 at 10:28| 建築士