審査機関と話したことを理解できず、伝達できない人がいる。
語彙力不足で、理解できる言葉が少ない。言葉は素通りさせず、定義を明確にして理解することである。
授業が理解できない人は、このような人のことを言うのだろう。本を読んでも理解できないので、独学できないことは言うまでもない。
用語の定義から理解することを始めよう。中途半端な理解の人が集まって打合せを行っても、仕事は完結しない。
2023年09月12日
理解できない、伝達できない
posted by TASS設計室 at 10:02| 建築士
2023年08月09日
数値化することに慣れていない
数値化することに慣れていない設計者が多いと感ずる。
数学と物理を疎かにした結果であり、意匠設計者にも幾何学的直観力は必要である。
理解せずに資料を転送してくる人がいるが、その資料も添削が必要である。何人もの手を経ているが、中途半端である。
4号建築の見直しが行われるが、理解できない意匠設計者が増えるだろう。法改正の度にスキルを上げるのではなく、逆にスキルが下がっている。
どこに柱があるか分からない図面が送られてきたり、耐力壁の位置が書かれていない図面もある。平面図に柱・耐力壁・引抜金物を記入すれば4号建築の設計が出来上がるが、その程度の内容で右往左往している。
数学と物理を疎かにした結果であり、意匠設計者にも幾何学的直観力は必要である。
理解せずに資料を転送してくる人がいるが、その資料も添削が必要である。何人もの手を経ているが、中途半端である。
4号建築の見直しが行われるが、理解できない意匠設計者が増えるだろう。法改正の度にスキルを上げるのではなく、逆にスキルが下がっている。
どこに柱があるか分からない図面が送られてきたり、耐力壁の位置が書かれていない図面もある。平面図に柱・耐力壁・引抜金物を記入すれば4号建築の設計が出来上がるが、その程度の内容で右往左往している。
posted by TASS設計室 at 09:53| 建築士
2023年07月20日
木造9割、非木造1割
建築士の9割は木造専業である。
木造2階建てが圧倒的に多く、4号建築しか設計していない。
この状況では4階建て以上は難しい。kizukuri、kizukuri-2x4 から逃れることができないようだ。
構造を意識せずにデザインしている人が圧倒的多数である。
木造2階建てが圧倒的に多く、4号建築しか設計していない。
この状況では4階建て以上は難しい。kizukuri、kizukuri-2x4 から逃れることができないようだ。
構造を意識せずにデザインしている人が圧倒的多数である。
posted by TASS設計室 at 11:48| 建築士
2023年07月13日
JSCA建築構造士の更新
更新時期がきた。100点必要なところ、現在50点しかないので、半日かけて25点の講習を受け、更に実務経験で点数になりそうな案件の概要を書いて点数を稼ぐ。前回も、そんなことをやってクリアした。出席点が低いところをリポート提出で救われるようなものである。昔から変わっていない。
何を概要に書くか、護岸の設計か、接着ブレースを使った耐震補強設計か、2x4工法の混構造でも題材にしてみるか。
一般社団法人 日本建築構造技術者協会 JSCA建築構造士 県別名簿
( 2023年06月 認定 掲載 1,331 名/認定 1,331 名)
ずいぶん少なくなってしまった。神奈川県は130人以上いたが、現在は44人である。次第に消滅する資格である。腕試しにはいい試験なので、チャレンジしてもらいたい。
判定員の試験は単なる作文だけど、構造士は一級建築士の製図試験の構造版と思えば良い。大雑把に計算しながら構造図を作成する。
https://www.jsca.or.jp/vol5/p1_4_meibo/index.php
何を概要に書くか、護岸の設計か、接着ブレースを使った耐震補強設計か、2x4工法の混構造でも題材にしてみるか。
一般社団法人 日本建築構造技術者協会 JSCA建築構造士 県別名簿
( 2023年06月 認定 掲載 1,331 名/認定 1,331 名)
ずいぶん少なくなってしまった。神奈川県は130人以上いたが、現在は44人である。次第に消滅する資格である。腕試しにはいい試験なので、チャレンジしてもらいたい。
判定員の試験は単なる作文だけど、構造士は一級建築士の製図試験の構造版と思えば良い。大雑把に計算しながら構造図を作成する。
https://www.jsca.or.jp/vol5/p1_4_meibo/index.php
posted by TASS設計室 at 12:57| 建築士
2023年07月07日
施工管理
構造が分からなければ施工管理は無理でしょう。
ゼネコンの現場の鉄筋担当は、鉄筋工事が終わると次の現場に行く人がいる。鉄筋担当は構造設計課に戻る人もいれば、構造設計課から現場に異動になった人もいる。このくらいの人でないと、現場の鉄筋担当は務まらない。
一級建築施工管理技士にも「構造」を加え、「一級建築構造施工管理技士」の資格をつくる必要がある。
この資格は人気が出ると思う。
https://spider-plus.com/column/6715/
ゼネコンの現場の鉄筋担当は、鉄筋工事が終わると次の現場に行く人がいる。鉄筋担当は構造設計課に戻る人もいれば、構造設計課から現場に異動になった人もいる。このくらいの人でないと、現場の鉄筋担当は務まらない。
一級建築施工管理技士にも「構造」を加え、「一級建築構造施工管理技士」の資格をつくる必要がある。
この資格は人気が出ると思う。
https://spider-plus.com/column/6715/
posted by TASS設計室 at 10:22| 建築士
2023年07月05日
設計者が少なくなっている
民間の審査機関の拡充に伴い、意匠・構造・設備の設計者が少なくなっている。
待遇のよくない設計事務所に勤めるより、審査機関に勤めるほうがよい場合もある。構造設計者は適判の仕事もある。
そんなわけで、実務を行う有能な設計者が不足している。
ところが、実務経験が少ない審査担当が増えたことにより、事務的な余計なことをやるようになってきた。
待遇のよくない設計事務所に勤めるより、審査機関に勤めるほうがよい場合もある。構造設計者は適判の仕事もある。
そんなわけで、実務を行う有能な設計者が不足している。
ところが、実務経験が少ない審査担当が増えたことにより、事務的な余計なことをやるようになってきた。
posted by TASS設計室 at 10:43| 建築士
2023年06月25日
守備範囲が広がる人、狭まる人
設計者には守備範囲が広がる人、狭まる人がいる。好奇心の違いかな。
知らず知らずのうちに、自分が理解できる範囲に線を引いてしまっているようである。
知らず知らずのうちに、自分が理解できる範囲に線を引いてしまっているようである。
posted by TASS設計室 at 20:13| 建築士
2023年06月23日
2023年06月17日
終身雇用の崩壊
そこで骨太方針では、「人への投資」の抜本強化を掲げ、労働者のリスキリング(学び直し)を後押しする。従来のリスキリングは主に企業が学びの機会を提供してきたが、労働者が主体的に取り組めるよう「個人への直接支援を拡充する」とした。労働者にとっては自分の意思で新たな能力を身に付け、仕事も選ぶことができるようになる。(ニュースより引用)
「骨太」と言えば聞こえがよいと思って「骨太方針」と言っているだけである。
ここで注目するのは、「学び直し」である。各種セミナーを開いているコンサルタント会社の対象が、企業から個人に移行することになる。
建築分野の場合、勉強した気分になるのは「構造」である。
構造に関しては、意匠設計者以上、構造設計一級建築士未満の人が対象になる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/80333a938ea5400203f4d136236633f8a6159708?fbclid=IwAR0P7e2qlD8kpkdtVxwZbRxycO8P_1_HXcsUVLlWUCDu8ElvArRgS7Xn5l4
「骨太」と言えば聞こえがよいと思って「骨太方針」と言っているだけである。
ここで注目するのは、「学び直し」である。各種セミナーを開いているコンサルタント会社の対象が、企業から個人に移行することになる。
建築分野の場合、勉強した気分になるのは「構造」である。
構造に関しては、意匠設計者以上、構造設計一級建築士未満の人が対象になる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/80333a938ea5400203f4d136236633f8a6159708?fbclid=IwAR0P7e2qlD8kpkdtVxwZbRxycO8P_1_HXcsUVLlWUCDu8ElvArRgS7Xn5l4
posted by TASS設計室 at 08:48| 建築士
2023年06月14日
上乗せ資格があるのは構造設計と設備設計
一級建築士の上乗せ資格があるのは構造設計と設備設計だけ。意匠設計者は確認検査員の資格を取る人がいる。
非常勤で審査機関に勤め、実務経験を積んで受験できる。
構造は構造計算適合性判定員の資格もあるが、構造設計一級建築士の資格があれば、設計するには十分である。
構造設計一級建築士の資格ができる前に判定員の制度ができたので、構造設計の実務者は取りに行ったものである。
さらに以前は建築構造技術者協会の建築構造士という民間資格ができ、国家資格に格上げすることを目論んでいたが成立しなかった。今となっては影が薄い資格である。しかし、僕が取った時は小論文と面接の試験だったが、現在は構造設計一級建築士よりも難易度が高く、腕試しに適している。
非常勤で審査機関に勤め、実務経験を積んで受験できる。
構造は構造計算適合性判定員の資格もあるが、構造設計一級建築士の資格があれば、設計するには十分である。
構造設計一級建築士の資格ができる前に判定員の制度ができたので、構造設計の実務者は取りに行ったものである。
さらに以前は建築構造技術者協会の建築構造士という民間資格ができ、国家資格に格上げすることを目論んでいたが成立しなかった。今となっては影が薄い資格である。しかし、僕が取った時は小論文と面接の試験だったが、現在は構造設計一級建築士よりも難易度が高く、腕試しに適している。
posted by TASS設計室 at 22:33| 建築士
オンラインで一級建築士の定期講習
オンラインで一級建築士の定期講習を受けることができる。
http://hotei.shikaku.co.jp/kenchikushi/online/
これは便利だ。
映像講義(5時間)及び修了考査(1時間)を、全てインターネットを利用してご受講
修了考査時には本人確認及び連絡の為、Zoomビデオコミュニケーションズの「Zoom」を同時使用
映像講義は講習日1週間前から視聴が可能です。講習当日の集合時間までに視聴を完了する必要がある
http://hotei.shikaku.co.jp/kenchikushi/online/
これは便利だ。
映像講義(5時間)及び修了考査(1時間)を、全てインターネットを利用してご受講
修了考査時には本人確認及び連絡の為、Zoomビデオコミュニケーションズの「Zoom」を同時使用
映像講義は講習日1週間前から視聴が可能です。講習当日の集合時間までに視聴を完了する必要がある
posted by TASS設計室 at 18:49| 建築士
2023年06月11日
建築構造は数学から
暗記だけで数学を乗り切った学生の悲しい末路
暗記数学こそ読解力低下の遠因ではないか
このような表題の記事をみつけた。
https://toyokeizai.net/articles/-/328429
建築士の受験予備校で数学の補習授業を行ったら、一級建築士の合格率が上がったということを聞いたことがある。
分かりにくい文章を書く人や、文章を理解できない人は、数学や物理の文章題を思い出すとよい。
暗記数学こそ読解力低下の遠因ではないか
このような表題の記事をみつけた。
https://toyokeizai.net/articles/-/328429
建築士の受験予備校で数学の補習授業を行ったら、一級建築士の合格率が上がったということを聞いたことがある。
分かりにくい文章を書く人や、文章を理解できない人は、数学や物理の文章題を思い出すとよい。
posted by TASS設計室 at 10:16| 建築士
2023年06月10日
2023年05月30日
不安定構造に反応する
危険防止のため、不安定構造に反応することができなければならない。
工事の途中で、不安定な状態になることがあるから、仮設の計画を行うのである。
既存建物の解体が進んでいない現場がある。木造住宅専業の会社は木造住宅と地下室の内装を解体し、その先はRCの躯体工事を行う建設会社に任せるよう話した。難しい工事は、現場監督の経験と判断力が必要である。
仮設の倒れ止めを行わなかったことで、死亡事故が起きた現場がある。
工事の途中で、不安定な状態になることがあるから、仮設の計画を行うのである。
既存建物の解体が進んでいない現場がある。木造住宅専業の会社は木造住宅と地下室の内装を解体し、その先はRCの躯体工事を行う建設会社に任せるよう話した。難しい工事は、現場監督の経験と判断力が必要である。
仮設の倒れ止めを行わなかったことで、死亡事故が起きた現場がある。
posted by TASS設計室 at 16:32| 建築士
2023年05月22日
構造離れ
数学や物理の勉強を楽しめない人には構造は難しいかもしれない。義務感や苦痛を感じたら無理しないほうがよい。段階があるので、ルート1専門でも構造設計の仕事はある。
木造3階、壁式鉄筋コンクリート5階まででも良いではないか。
鉄骨造はルート1だけでは不利で、ルート3が必須だろう。
構造計算適合性判定員の考査の前の講習で、播 繁さんの講義を受けたことがある。
ぶっつけ本番の論述式の試験だった。当時、木造は審査しない審査機関で構造の審査を行っていた。構造担当が何人も受けたが、ベテランの審査係り1人を除き合格した。
https://www.ncn-se.co.jp/se/column/95
木造の関係で知り合った構造設計者2人は、7回も受け、結局不合格だった。何が違うか分からないが、木造以外の設計も行っている人たちなので、何で落ちたか分からない。話していると、木造専業の構造設計者より構造のことを理解している。2人とも構造設計一級建築士に最初の試験で合格した。作文が苦手だったのだろう。
木造3階、壁式鉄筋コンクリート5階まででも良いではないか。
鉄骨造はルート1だけでは不利で、ルート3が必須だろう。
構造計算適合性判定員の考査の前の講習で、播 繁さんの講義を受けたことがある。
ぶっつけ本番の論述式の試験だった。当時、木造は審査しない審査機関で構造の審査を行っていた。構造担当が何人も受けたが、ベテランの審査係り1人を除き合格した。
https://www.ncn-se.co.jp/se/column/95
木造の関係で知り合った構造設計者2人は、7回も受け、結局不合格だった。何が違うか分からないが、木造以外の設計も行っている人たちなので、何で落ちたか分からない。話していると、木造専業の構造設計者より構造のことを理解している。2人とも構造設計一級建築士に最初の試験で合格した。作文が苦手だったのだろう。
posted by TASS設計室 at 07:59| 建築士
2023年05月20日
意匠設計者の意識の違い
一般の建築の意匠設計者と住宅産業に従事する意匠設計者の意識の違いを感ずる。
後者は形のあるものが前提で、そのお化粧をすることが設計と思っている。設計のスタート時点が、営業からまわってきたプラン図であることから、与えられた仕事をやるという意識になると思われる。
ゼロベースで考えるとか、切り口を変えることになると思考停止になる。
日常の仕事はRC造やS造を設計していて、時々木造の設計を行うくらいの意匠設計者はスキルが高い。判断する要素が多く、知識が豊富だからである。
後者は形のあるものが前提で、そのお化粧をすることが設計と思っている。設計のスタート時点が、営業からまわってきたプラン図であることから、与えられた仕事をやるという意識になると思われる。
ゼロベースで考えるとか、切り口を変えることになると思考停止になる。
日常の仕事はRC造やS造を設計していて、時々木造の設計を行うくらいの意匠設計者はスキルが高い。判断する要素が多く、知識が豊富だからである。
posted by TASS設計室 at 08:57| 建築士
2023年05月14日
構造離れは基礎学力不足が原因
専門学校で、一級建築士の受験対策で建築構造を教えていたが、建築士の試験範囲をマスターすると基礎が身につくようになっている。ひとつ問題なのは、覚えることに注力しすぎることで、薫習が不足していることである。覚えようとして覚えてはいけない。
インターネットで力学の講義を聴いてみるとよい。
建築構造は物理学科にも開放したらどうだろう。卒業後+2年で建築はマスターできる。
定性的に考えてサラッと答える習慣を身につける。
https://www.youtube.com/watch?v=9XEX4mZFOhA
昔、セミナーで引っ掛け問題を出したことがある。
「RCスラブは、長辺方向は短辺方向よりスパンが長いので、スラブの応力は長辺方向のほうが大きくなり、配筋量も多くなる」
という正誤問題を出したら、一定数の人が引っ掛かった。
インターネットで力学の講義を聴いてみるとよい。
建築構造は物理学科にも開放したらどうだろう。卒業後+2年で建築はマスターできる。
定性的に考えてサラッと答える習慣を身につける。
https://www.youtube.com/watch?v=9XEX4mZFOhA
昔、セミナーで引っ掛け問題を出したことがある。
「RCスラブは、長辺方向は短辺方向よりスパンが長いので、スラブの応力は長辺方向のほうが大きくなり、配筋量も多くなる」
という正誤問題を出したら、一定数の人が引っ掛かった。
posted by TASS設計室 at 07:51| 建築士
2023年05月13日
100時間の壁
知識量を増やすには100時間の壁があることを知る、という記事がある。
https://hiruzen.org/news-chisikiryou-100/
100時間というと、週5時間として20週、約半年である。最後の4週は実技を予定する。
技術屋なら新しいものに出合っても、専門書を拾い読みして対処できるが、基礎ができていない人には難しい。
知識の不足を補いながら学ぶので、上記の週5時間は2倍にも3倍にもなることがある。
例えばkizukuri-2x4が使え、構造図を作成できる段階に達した2x4工法専業の構造設計者が、「2x4壁式3」の使い方を習得し、保有水平耐力計算ができるようになるまでのカリキュラムを考えてみると、100時間あれば十分と思う。
プログラムのマニュアルと構造計算指針を参照し、段階を追って進める。
できる人は独学で習得できるが、知識の欠落がある人は、その部分を自分で補いながら先に進む。
木造専業の構造設計者にとって、「2x4壁式3」は難しいことが分かる。自分が出来ないことを棚に上げて、プログラムが不出来だとか、使いものにならないと言う人もいる。たしかに注文をつけたいところはある。それは全ての開発元の構造計算プログラムに言えることである。
どのようなプログラムにも大なり小なり癖があり、中身を知って使うことが原則である。
時々、電卓を叩いて検証したり、同じ計算を部分的にエクセルで計算してみることも必要である。
自分で計算したものを開発者に送り、プログラム上の計算方法を教えてもらうこともある。
https://hiruzen.org/news-chisikiryou-100/
100時間というと、週5時間として20週、約半年である。最後の4週は実技を予定する。
技術屋なら新しいものに出合っても、専門書を拾い読みして対処できるが、基礎ができていない人には難しい。
知識の不足を補いながら学ぶので、上記の週5時間は2倍にも3倍にもなることがある。
例えばkizukuri-2x4が使え、構造図を作成できる段階に達した2x4工法専業の構造設計者が、「2x4壁式3」の使い方を習得し、保有水平耐力計算ができるようになるまでのカリキュラムを考えてみると、100時間あれば十分と思う。
プログラムのマニュアルと構造計算指針を参照し、段階を追って進める。
できる人は独学で習得できるが、知識の欠落がある人は、その部分を自分で補いながら先に進む。
木造専業の構造設計者にとって、「2x4壁式3」は難しいことが分かる。自分が出来ないことを棚に上げて、プログラムが不出来だとか、使いものにならないと言う人もいる。たしかに注文をつけたいところはある。それは全ての開発元の構造計算プログラムに言えることである。
どのようなプログラムにも大なり小なり癖があり、中身を知って使うことが原則である。
時々、電卓を叩いて検証したり、同じ計算を部分的にエクセルで計算してみることも必要である。
自分で計算したものを開発者に送り、プログラム上の計算方法を教えてもらうこともある。
posted by TASS設計室 at 18:53| 建築士
2023年05月10日
企業の社員教育は意外としょぼい
企業の社員教育は意外としょぼい。
その程度のことは自分で考えればよいことで、わざわざコンサルタント会社に依頼することもないと思うものがある。自分たちでは決断せず、責任転嫁にコンサルタントを利用している。誰かに言われると動くが、自分から踏み出せない人が多い。
独自の考えを持つ人は、「一匹狼」というラベルを貼られ、集団から疎外される。結局、何もやらない人たちが集まることになる。
月曜日に改修工事の現場に行ったら、意匠設計と工事関係で、下請けも含み3人と思っていたら、何と小さな現場に8人集まっていた。
技術的な話しができたのは、下請け会社の若い現場監督1人だけだった。
連絡を受けた住所が6丁目2-1で、現地は4丁目だった。指定された時間に着いたら誰もいない。電話で設計担当に確認したら、まわりの誰かに聞いていたが、4丁目7-8であった。全く違うではないか。
歩ける距離ではないのでコインパーキングに入れた車を出して移動し、約30分遅れて現場に到着した。
世間の仕事って、こんなことの繰り返しである。
現場に中心となって指示する人が存在せず、何人集まっても烏合の衆となっている。現場監督は設計のことが分からず工程管理だけ、設計者は現場のことを理解していない。
その程度のことは自分で考えればよいことで、わざわざコンサルタント会社に依頼することもないと思うものがある。自分たちでは決断せず、責任転嫁にコンサルタントを利用している。誰かに言われると動くが、自分から踏み出せない人が多い。
独自の考えを持つ人は、「一匹狼」というラベルを貼られ、集団から疎外される。結局、何もやらない人たちが集まることになる。
月曜日に改修工事の現場に行ったら、意匠設計と工事関係で、下請けも含み3人と思っていたら、何と小さな現場に8人集まっていた。
技術的な話しができたのは、下請け会社の若い現場監督1人だけだった。
連絡を受けた住所が6丁目2-1で、現地は4丁目だった。指定された時間に着いたら誰もいない。電話で設計担当に確認したら、まわりの誰かに聞いていたが、4丁目7-8であった。全く違うではないか。
歩ける距離ではないのでコインパーキングに入れた車を出して移動し、約30分遅れて現場に到着した。
世間の仕事って、こんなことの繰り返しである。
現場に中心となって指示する人が存在せず、何人集まっても烏合の衆となっている。現場監督は設計のことが分からず工程管理だけ、設計者は現場のことを理解していない。
posted by TASS設計室 at 08:23| 建築士