2022年12月01日

木造軸組工法とRC造

木造軸組工法とRC造の設計波できるが、2x4工法と鉄骨造は難しいという意匠設計者がいる。
骨組を理解していないからだろう。
木造軸組工法はプレカット屋任せ、RC造は平面図が描ければよい。高さ関係は構造設計者任せで、梁成は常識を外れて小さくしたいという。
我々構造設計者は、そのような意匠設計者がいることを理解している。意匠図を添削してから構造設計にとりかかる。断面図を作成することに慣れていない意匠設計者が多い。高さの表現が稚拙である。

posted by TASS設計室 at 08:34| 建築士

2022年11月25日

意匠設計者と構造設計者の違い

最初は意匠も構造も学ぶが、途中から意匠と構造は分かれるというよりも、構造は嫌われる。
図面を例にとると、意匠設計者にとって図面は絵画であり、通り芯は図面を見苦しくする邪魔者であるが、構造設計者にとっては幾何学である。
基礎についていえば、意匠設計者は基礎を地盤と同じとみなし、構造設計者は基礎を建物の一部とする。
だから基礎を表現しない断面図を描く人がいる。木造住宅では、基礎は基礎屋さんが施工するもので、わたしは関係ない、という人がいる。
意匠設計者にとってコンクリートや鉄筋、鉄骨は単なるコストであり、断面は小さければ小さいほどよいものとされる。
posted by TASS設計室 at 15:57| 建築士

2022年11月23日

下手でも良いから読める文字

下手でも良いから読める文字を書く。
読みにくい手書きのメモが届くが、判読不明な文字がある。
打合せの際に図面にメモを加えるが、送る前に手を加えることを考えないのだろうか。
ちょっとした気遣いで読みやすくなる。

建築士の試験はマークシートなので、記述式の試験を受ける人は少ないと思うが、手書きの論述に慣れるとよい。構造計算書に設計方針や結果の考察を書くこともあるだろう。
読める文字を書いたら、次は内容である。

posted by TASS設計室 at 10:54| 建築士

2022年11月22日

鉄骨造の平面図と断面図は構造設計者が作成する

鉄骨造の平面図と断面図は構造設計者が作成する。
間取りを決めるだけの意匠設計者は、骨組が分からないから図面が描けない。
木造専業の設計者は、プレカット任せで、断面図すら描けない人がいる。
階段詳細が苦手のようで、幾何学的な表現に慣れていない。そんなものと思って、階段詳細は構造図として作成する。それを見て、どうしたいか意見が出てくる。
posted by TASS設計室 at 10:57| 建築士

2022年11月14日

確認申請の提出先は構造設計者と相談する

確認申請の提出先は構造設計者と相談していただくほうがよい。
ルート2の審査ができない審査機関があるので、審査機関に対して事前のヒアリングが必要である。
審査機関に聞くにしても、構造の審査手続きを理解しているひとでないと話しができない。
無理せず、構造設計者に相談することをお勧めする。
審査機関の料金表にルート2の審査費用が載っているから審査できると思うと大間違いで、同じルート2でも、構造計算プログラムによっては引き受けてもらえないことがある。
このような話しになると、意匠設計者では無理なので、躊躇せず構造設計者に調整を依頼することである。

posted by TASS設計室 at 08:19| 建築士

2022年11月04日

設計にはディテールの知識が必要

設計にはディテールの知識が必要である。
ロクに断面図も描けず、間取りだけの建築士も少なくない。マンションや建売住宅の平面図のような図面は得意である。
プレカット屋の力量も低下している。彼らは材料が売れさえすればよいので、応用力を必要とする架構になると思考停止する。構造設計が出来ないと、プレカット図もまとまらない。
ゼネコンの見積り担当は、積算事務所に連絡することが出来る程度の連絡員でしかない。
こんなことでは技術の向上は望めない。
posted by TASS設計室 at 13:35| 建築士

2022年10月30日

設計のコンサルタント

意匠設計・構造設計・設備設計を総合的に判断する設計のコンサルタントの需要がある。
エンジニアリング的には構造設計と設備設計が主体になる。設計の初期段階で行う行政との協議にも、助言や補佐を行うことが必要である。
意匠設計は、形が出来上がってからが本来の設計である。下請の意匠設計者は、基本プランが与えられて設計している人が多く、ゼロから考えることが苦手のようだ。代願事務所と言われる事務所である。
posted by TASS設計室 at 10:34| 建築士

2022年10月29日

構造設計者は意匠設計も行う

法規や施工に詳しく、役所や審査機関との話しができる構造設計者は意匠設計も行うことができる。
意匠系の月刊誌を買っていた時期もあるが、注目される建物はインターネットで紹介されるので、雑誌は買わなくなった。
設計規準は改定の度に購入するので、常に最新版が手許にあり、手あかの付いた専門書も置いてある。
インターネットで検索できるものもあり、目次代わりにインターネットで検索するが、中身は書籍に目を通す。構造計算プログラムのマニュアルにも、ハンドブック的に詳しく記述されているものもある。
意匠設計ができる構造設計者は、設計全体を見渡すことができるので、構造設計だけを行う際にも有利である。
posted by TASS設計室 at 16:51| 建築士

2022年10月25日

断面図が苦手

高さの理解が不十分で、断面図を描くことが苦手な人がいる。
平面図と数字だけで立体を頭に描くことができないらしい。
建物でも地形でも、山でも海底でも、平面に高さの情報を加えると立体になる。
立体感覚、立体幾何は建築士のお家芸ではないかと思う。
posted by TASS設計室 at 20:42| 建築士

2022年10月21日

考える訓練

論理的に考える訓練が必要だ。
問題点を分解し、step by step で考えさせると答えを出すことができるが、分解ができない人が少なくない。「聞くこと」「読むこと」には長けているが、「話す」「書く」が苦手のようだ。「見る」ことも解像度が低いと詳細に見ることができない。見るべきところにマーキングしなければ見てもらえない。
posted by TASS設計室 at 10:37| 建築士

2022年09月27日

全ての職業に必要なことは好奇心

建築設計に限らず、全ての職業に必要なことは好奇心をもつことだ。
何か疑問に思ったら、そこには考えることがある。
posted by TASS設計室 at 10:04| 建築士

2022年09月25日

店舗の設計から始まった建築設計事務所

店舗の設計から始まった意匠設計事務所とつきあったことがあるが、認識の違いが大きかった。
構造設計は建設会社が行うものと思っていたが、建設会社にその能力がなかったので、こちらに依頼がきた。
当時は役所に確認申請を提出していたが、役所の意匠の審査係りから電話があった。何かと思ったら、意匠設計者に話したが、理解されなかったようなので電話したとのこと。
他の意匠設計事務所の場合でも、構造設計と確認申請を引き受けたことがある。法規上のことで役所と話し合うことを避けている意匠設計者だった。そのような意匠設計事務所の場合、構造設計はゼネコンに依頼させるほうが無難である。
構造設計と矩計図を依頼されることは、鉄骨造では良くあることである。
面倒見の良い担当者を頼って遠方の審査機関に足を運び、教えてもらっている意匠設計者もいる。
建築設計というとデザインには違いないが、内装専門の設計者もいる。
内装専門の業者でも、構造や法規を知らないと、大規模な改修工事の設計は難しい。確認申請を行う事務所と、構造設計事務所を加える必要がある。
posted by TASS設計室 at 17:44| 建築士

2022年09月24日

総合力とは、ひとりの力

総合力を組織の力であると勘違いしている人がいる。組織力は組織の力をコントロールする中心人物の力である。
設計や施工では、意匠設計者が全体を掌握して調整するが、全体を見渡すことができず、機能不足に陥っている意匠設計者は少なくない。幅広い知識を備え、言葉が通じることである。
デザインだけではねぇ。コンペで勝つまでは、それでも通用するかもしれないが、アピールの方法を考えたらよい。コンペと言っても出来レースがあるから、コンペは形式的なものである。
賢いやり方は、複数の設計者を競わせ、出てきた設計からいいとこ取りして設計をまとめることである。
他人の設計をやり直すと、更に良くなるものである。

posted by TASS設計室 at 09:01| 建築士

2022年09月23日

眼の解像度、理解の解像度

一瞬、同じものを見ても、得る情報量が人により異なるので、相手を考えて図面を描く必要がある。
構造設計者が相手なら、構造計算書があれば主要な骨組は理解でき、伏図と軸組図と部材リストがあれば更によく分かる。点と線を見て頭の中にイメージすることができるからである。
ところが、現場に対しては、施工図がないと伝わらない。現場に施工図や製作図を担当する人がいると、打合せやチェックに時間がかかることがある。小さな建物の場合、面倒なので自分で描いてしまったこともある。
それから、施工図的構造図、施工図風構造図、構造図風施工図にすることがある。
施工図を描く人は、構造設計を行っているつもりで施工図を描くことである。構造計算ができる人が施工図を担当するとよいが、ゼネコンの大現場のようにはいかないものである。
鉄骨造はファブ任せの現場が多い。

posted by TASS設計室 at 08:51| 建築士

階段の設計

小規模建設会社は施工図が描けないので、階段の詳細設計は構造設計の仕事になってしまった。
意匠図がファジーで、法規上の寸法が記載されているだけの意匠図も少なくない。RC階段は躯体図、鉄骨階段は鉄骨製作図としてまとめる。
詳細図は描き始めると面白いもので、アイディアが浮かんでくる。途中で全面的に見直すこともある。鉄骨階段の場合は踏板の段鼻に集中荷重が加わる場合や、手摺の水平力にも気を遣う。
いわゆる雑金物の工事費が高いのは、図面の作成費用が含まれるからである。

posted by TASS設計室 at 00:16| 建築士

2022年09月22日

複数の情報を頭の片隅に置く

1つの建物で、設計図書20枚や30枚で驚いていてはいけない。
全体に目を通して関連付け、どこに何が書かれているか、主要な寸法も記憶する。
身構えて記憶しなくても、図面に目を通していれば、記憶に残るものである。
posted by TASS設計室 at 00:27| 建築士

2022年09月21日

木造と鉄骨造

主に木造を設計している構造設計者が鉄骨造の設計を行うと、ルート1で計算することに執着する。だから鉄骨造はコストがかかると言われるようだ。木造でも鉄骨造でも4階建ての構造設計から逃げている。
鉄骨造に慣れていない意匠設計者は、軽量鉄骨造のほうが分かりやすい。
だから、鉄骨造というと、大手プレファブメーカーの鉄骨造を考えてしまう。普通に設計すれば良い。
床(QLデッキ)と壁(ALC)と階段のディテールを理解すれば、鉄骨造の設計ができる。鉄骨階段はデザインの幅が広い。
構造設計一級建築士の資格を持たなければ、誰かにハンコを押してもらえば済むことではありませんか。
posted by TASS設計室 at 11:59| 建築士

2022年09月05日

ルート2の設計を一級建築士に開放する

高さ20mという制限付きでもよいので、ルート2の設計を一級建築士に開放してもよいのではないか。
ルート2で設計可能な建物と言えば、
@木造3階で軒高9mを超えるもの(2025年に改訂され、ルート1で可能になる)
A木造軸組工法4階建て
ルート3が多いが、ルート2でも設計可能なものは、
BRC造(ルート1で壁量が少し不足する場合)
CS造
※ 冷間形成角形鋼管を使ったルート2も可能だが、不経済なので、そんな設計はしない。
※ 鉄骨造はルート3が主流で、ルート1も採用しない。
※ 鉄骨造でルート1やルート2を採用するのは、適判を避けることが目的になっている。

posted by TASS設計室 at 01:16| 建築士

2022年07月04日

構造設計者が事前協議を行う

確認申請のための下打ち合わせは、構造設計者が事前協議を行うことが増えている。
これは意匠設計者が意匠の審査係りと比べて知識不足の場合があるからである。
特に高さ関係の押さえが不明瞭で、階高や軒高、最高高さがはっきりしない図面も少なくない。
基本設計の段階で、FLとSLを示すくらいの配慮があってもよい。全般的に図面がファジーすぎる。
posted by TASS設計室 at 12:06| 建築士

2022年06月24日

意匠設計者の技量は基本計画で分かる

意匠設計者の技量は基本計画で分かる。計画段階で大枠の予算は聞いていると思うが、お客さんと一緒になって夢を追いかけ、工事費が合わない。計画したものを最初から見直すことを提案した。
斜面地の建物なのに、土圧や仮設のことを考慮し、建物を立体で考えていないのではないか。
こんなことになるので、建物形状を決める段階で構造設計事務所に意見を聞くことだ。
posted by TASS設計室 at 09:28| 建築士