2023年10月05日

転倒寸前

真っ直ぐ立っている電柱は少ない。ほとんどの電柱は傾いている。受働土圧に期待した掘っ立て柱は、そんなものである。仮設の山留も、倒れを計測しながら工事している。
建物はそんなことは出来ないが、接地面の1/2が接地圧0となるギリギリe/ℓ=1/3まで直接基礎で設計できる。
短期最大接地圧は長期平均接地圧の4倍になる。直接基礎でも、塔状比4以下なら、成り立つものである。
2018年RC規準に盛り込まれたスラブのせん断力に対する検討を行うと、かなり鉄筋を増やさなくてはならないことがある。そこで、スラブの外端の支持条件の考え方でひとつで応力が大きく異なる。降伏したら、力は他に流れる。

posted by TASS設計室 at 18:44| 構造設計

2023年10月04日

開口部の寸法

2x4工法などの壁式構造では開口部の寸法が重要である。W,H,hと通り芯からの寄り寸法を数値化できる情報が必要で、何となく窓やドアが付いているという図面では計算できない。
RCの場合、端に寄せすぎて、仕上げや枠が納まるか疑問がある場合もあれば、2x4工法の場合は、それに加えてタテ枠の厚さ38mmを考慮されていないこともある。
ドアや窓の平面図を描いたら、瞬時にディテールが頭に浮かんでこなければならない。断面に関しても同様である。
ルールを決めて、構造図を先行するほうが良いと考えている。
posted by TASS設計室 at 11:01| 構造設計

2023年10月03日

自動作図

RC造は意匠図のCADデータを利用して構造図に仕上げるが、鉄骨造の場合は先に構造図を作成して意匠設計者に渡す。
木造は部材数が多いので、構造図の自動作図は便利な機能である。
posted by TASS設計室 at 17:19| 構造設計

2023年09月30日

Super Build FEM

平板構造の計算図表のほうがなじみ深いが、変分布荷重を受けるスラブの計算にしばらく使っていなかった Super Build FEM を使ってみる。しかし、ブラックボックスは良く分からない。
RC規準のスラブの計算は建築構造学体系11 平板構造(東洋一・小森清司著)が基本で、これ以上の本は出ていない。これ以上の本というと、1990年の建築耐震設計における保有耐力と変形性能も同様である。僕の本は、刺身を食べながら久保田を飲んでいて、醤油をこぼした跡がある。1994年、週に3日、柏崎に通っており、毎月駅前の酒屋で久保田を買ってきていた。
posted by TASS設計室 at 04:07| 構造設計

塔状比は重心位置で判定

塔状比は重心位置で判定するというが、突出部が大きいときわどいものになる。
重心位置で塔状比6以下でも、突出部の塔状比は6を大きく超えるので、できるだけ突出部を短くしたい。柱6本のビルで、柱2本が突出する。引抜力が大きそうだ。
外部避難階段の出隅に柱を設けることができない。鉄骨造でないと成り立たない。
https://www.icba-info.jp/kijyunseibi/qa/kouzou.php?keyword=%E5%A1%94%E7%8A%B6&kaisetusyo_page=&kaisetusyo_page1=&qid1=&qid2=&date1=&date2=&date=1&limit=10&order=koushin_date&p_order=DESC&step=search&page=

posted by TASS設計室 at 01:32| 構造設計

2023年09月26日

二重スラブ

二重スラブの場合の基礎スラブの外端支持条件で、外端の固定度を下げる計算は行わなくてもよいと思うが、確認申請を出すと指摘する構造審査担当がいる。
木造住宅のベタ基礎のようにシングル配筋の梁では、ねじれを拘束する能力が低いが、二重スラブなら上下にスラブがあるので偶力のモーメントで抵抗できる。RC造のスラブは、それなりの断面の梁にスラブを定着し、RCの壁もあるので、外端の固定度を下げて計算することは行っていない。

posted by TASS設計室 at 10:31| 構造設計

2023年09月25日

0.328 < 0.333

きわどい設計だが、更に緻密に検討すると余裕は増す。
規準は厳しいが、それを回避する方法はあり、構造計算規準を詳しく読むと、方便が見つかる。
結局、電卓で計算できる許容応力度計算に落ちつくが、構造計算規準は常に見直しが行われている。
posted by TASS設計室 at 19:10| 構造設計

2023年09月24日

構造図的意匠図

合間に構造図的意匠図を作成している。
水回りや内装は施工業者に任せる。内装は分かるが構造が絡むと意匠図すら描けない人がいる。
木造2階建ての設計者はプレカット任せで、間取りは考えるが骨組が理解できない。RC造やS造になるとなおさらで、構造図を見ながら意匠図を作成している。WRC造で床を木造にしたいという人もいる。意匠設計を行うにしても仕様規定くらいは理解してほしいものである。床の水平剛性と水平力の伝達を計算すれば、木造の床でも成り立つが、接合部が煩雑になる。RC造でQLデッキを使ったり、鉄骨造で水平ブレースを入れて木製の床にしたことはある。
木造の床にしたいというのは、大工工事を増やすほうが安くなると考えているのだろう。煩雑なディテールを考えると、慣れない仕事をさせることになるので手間がかかり、それほどコスト的なメリットはないと思う。



posted by TASS設計室 at 22:31| 構造設計

2023年09月22日

混構造

3〜4階建ての混構造の需要がある。
このくらいが混構造のメリットがあるようで、これ以上になると木造は採用しない。
斜面地の建築は、意匠設計者の技量次第で様々な計画が可能になる。計画段階で、断面図をたくさん描くことである。常に断面を意識して平面図を作成する。窓にしても、天井や上部の梁に関しても、常に高さと断面を意識する。

posted by TASS設計室 at 09:36| 構造設計

2023年09月21日

地盤の支持力

地盤の支持力計算には様々な計算方法や計算式があるが、短期支持力は長期支持力の2倍を下回ることがないように思える。長期を求めたら、短期は単純に2倍にすれば良いのではないか。
詳細に計算すると、短期が長期の2倍以上になる可能性がある。
いくつも計算したわけではないが、2倍で差し支えないと思う。しかし、地盤は難しい。

posted by TASS設計室 at 20:11| 構造設計

構造計算のモデル化

構造計算を行う際のモデル化は、構造計算を行うために、建物の形を点と線に置き換えることをいう。意匠図のようにリアルにデータを入力することができればよいが、そんなことは無理である。構造計算は点と線で成り立っている。
電算出力としてリアルにデータを入力した伏図と軸組図を出力し、モデル化して計算して、その結果を戻すと、慣れない人が構造計算書を見ても理解できると思う。しかし、構造計算書は慣れていない人が見るものではない。
posted by TASS設計室 at 13:22| 構造設計

ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧

ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧は長期平均接地圧をσとすると、長期で2σ、短期で4σが限界である。
これを超えたら杭基礎とする。
e/ℓ < 1/2 までは転倒しない。

posted by TASS設計室 at 12:50| 構造設計

2023年09月13日

適切なコンクリート断面

コンクリート断面を小さくしたがる意匠設計者が後を絶たない。程度問題である。
鉄筋の納まりを理解していないから仕方のないことだが、審査機関から指摘されたことにすると受け入れるものである。
法規上のことで、理解不足の設計者に対して「役所に聞いたらダメと言われました」と答えたことがある。
理詰めで考える習慣のない人には、こんな方法で対応する。

posted by TASS設計室 at 20:14| 構造設計

2023年09月10日

平板構造

等変分布荷重を受けるスラブの計算の見直しを行っていた。
学生の時に購入した彰国社の建築構造学体系「平板構造(東洋一・小森清司著)」の計算図表で計算したら納得できる答えになったので、計算書を差替えることにした。
ギリギリの設計は骨が折れる。やってみれば出来るが、これ以上無理な計画はやめてもらいたい。
posted by TASS設計室 at 22:29| 構造設計

2023年09月09日

メゾネットが3棟

一部がメゾネットの5階建ての構造設計をまとめていたところ、計画中の建物2つがメゾネットになった。
共同住宅の共用部分が少ないので、緩和が適用される面積も少ないが、外部廊下は1階おきで済む。
小規模な共同住宅は壁式鉄筋コンクリート造が適している。
3階建て高さ16mの計画なら、各階にロフトを設けることができる。
posted by TASS設計室 at 19:59| 構造設計

2023年09月07日

構造設計の経験のない構造審査係り

構造設計の経験のない構造審査係りが増えている。
様々な構造計算プログラムを使い、勘どころを養う必要がある。昔、仙台市役所の審査を受けた時、奥の部屋にコンピュータを何台も並べ、各社のプログラムを動かしていた研究熱心な構造審査係りがいた。適判制度ができた際、判定員は自分が設計を経験した規模までの判定を行うことができる。
構造の審査係りや判定員は、ゼネコン設計部で設計していた百戦錬磨の強者(つわもの)が適している。
posted by TASS設計室 at 15:55| 構造設計

階段とエレベーター

独立水平変位を設定し、剛床仮定を外す計算を行う小規模な建物は鉄骨造で設計する。
主架構の決め方がポイントになる。階段やエレベーターで穴だらけになる。
柱サイズの目安は(階/2)である。6階建てなら 6/2=3 で 300角から計算を始める。


posted by TASS設計室 at 14:42| 構造設計

2023年09月01日

引き受け手の少ない業務

耐震診断に絡む設計は、引き受け手が少ない。
RC/SRC//WRC/S/Wの全ての構造形式の耐震診断・補強設計を行うと、技術的な相乗効果が出る。
木造の設計でいえば、軸組工法と2x4工法を別物と考え、2x4工法に手を出せない人は少なくない。骨組が理解できないだけである。
posted by TASS設計室 at 10:10| 構造設計

2023年08月26日

数字の裏付け

図面を作成する際も、数字の裏付けを意識する。
違和感を感じたら詳細に考える。数値化することが重要で、数値化して考える癖をつけるとよい。
仮設の工事費を下げる検討を行っている会社がある。山留の計算で、ギリギリの計画を行い、ピアノ線を張って測定していたゼネコンの現場がある。仮設計画は、構造設計課にいた現場監督が技術部と連携して行っていた。紙一重の計画を行ってコストを下げる。作業所長の腕と度胸である。

posted by TASS設計室 at 08:42| 構造設計

2023年08月23日

施工可能か現地確認

設計する前に施工可能か現地を確認する。
杭が打てるか、資材の搬入や鉄骨建て方のことも考慮する。
航空写真とストリートビューが役に立つ。
posted by TASS設計室 at 12:25| 構造設計