2018年02月25日

シンプルな構造

RC造は無開口の耐震壁とラーメン構造の組合せの耐震性が高い。余計な壁は無いほうが良い。
乾式の壁を用いて、純ラーメンにしてしまうという構造計画は、高層マンションなどと同様だ。
posted by TASS設計室 at 07:15| 構造設計

2018年02月23日

柱が邪魔

既存の鉄骨造5階建て駐車場の3階の柱が邪魔なので、柱を移動したいという相談があった。
2階はテナントが入っているので、鉄骨の仕口を作り直すことはできない。
そこで、柱を曲げることにした。足元で45度曲げ、1m程度逃がしたところで垂直にし、再び元に戻す。
規模が大きいので、部分的に柱の耐力が下がっても、水平力の伝達には支障ない。軸力に対して十分な耐力を得るため、ビルトボックスの柱を提案した。
posted by TASS設計室 at 11:21| 構造設計

2018年02月22日

RCの柱梁接合部の検討

一次設計でRCの柱梁接合部の検討を行う場合、柱梁のどちらが先行降伏するか判断できないが、次のように考えるそうだ。
・上下ともに柱が接続する(中間層) → 【梁降伏型】として計算
・上下何れか一方の柱が接続しない、かつ左右ともに梁が接続する(最上階、最下階の中間スパン) → 【柱降伏型】として計算
・上下何れか一方の柱が接続しない、かつ左右何れか一方にのみ梁が接続する(最上階の外端) → 何れで降伏するか不明なため、【梁降伏型】と【柱降伏型】の両方を計算する。
一貫計算で行うことができるが、厳密に計算したり、大雑把に略算を行ったり、何かしっくりこない。
一次設計で強度型の設計を行っている場合、柱梁接合部の検討は必要ないのではないかと考えている。でも、検討しなければならなくなった。
http://www.kozosoft.co.jp/gijyutu/qa201001_1.html
posted by TASS設計室 at 16:49| 構造設計

2018年02月20日

D16 と D19 の使い分け

細い鉄筋を使いたいことは分かるが、あえて D19 を使うことがある。
D16 の重ね接手より、D19 を圧接するほうがきれいに納まる。
だいぶ昔のことだが、壁式鉄筋コンクリート造のマンションの構造設計を行ったとき、梁筋をD16で設計したが、作業所長は D19 にしたほうが良いと言う。
確かに、スターラップの納まりが良い。

posted by TASS設計室 at 21:44| 構造設計

ハイブリッド構造

RC,SRC,S は、ミックスして設計することがある。
SRC柱に梁S は良く見かけたものだ。コア部分をRCあるいはSRCとし、まわりをS にすることもある。
RC柱に梁S も建てられている。
下階をSRCとし、上階をS とするのは当たり前で、安定感のある建物になる。
RC と S の平面的な混用も悪くない。
そこで、RC と 木造の平面的な混用が普及しても良いのではないかと考えている。

posted by TASS設計室 at 21:28| 構造設計

2018年02月07日

壁式鉄筋コンクリート造には、ルート2の計算がない

壁式鉄筋コンクリート造には、ルート2の計算がないのは何故だろう。
設計規準や設計施工指針に書いてあるから、という答えはナシですよ。
スチールハウスの計算でも、ルート2が存在しない。
強度型の設計を行う場合、ルート2の設計は合理的ではないだろうか。
諸々の規準や指針では、すぐにルート3の計算に導かれるが、果たしてルート3の計算、即ち、保有耐力計算は物理学的理論として完成したものだろうか。細かく計算している割に、エイヤーと決めているところがあり、玉石混合のような気がしてならない。
今後は動的解析に向かうのではないかと考えている。
posted by TASS設計室 at 14:16| 構造設計

軽量鉄骨造も鉄骨造

軽量鉄骨造も鉄骨造、スチールハウスも鉄骨造というのは、実情に合わない。
軽量鉄骨造は認定工法としている大手ハウスメーカーもあるが、応力的には、木造軸組み工法と大差ない。スチールハウスは2x4工法と全く同じではないか。
posted by TASS設計室 at 14:02| 構造設計

2018年02月01日

小梁と大梁の区別

小梁と大梁は積載荷重が異なる。小梁は床用の積載荷重とするが、小梁と大梁を区別せず、全てを大梁として計算することもある。混構造の下部構造を計算する場合、上部の短期荷重を考慮するには、大梁として計算するほうが、一貫計算プログラムを使う場合に適している。上部架構を受ける梁だから、大梁として計算してしまう。

小梁の積載荷重を、床用の積載荷重と架構用の積載荷重の平均とする場合もあるが、僕は今のところ採用したことがない。
posted by TASS設計室 at 01:01| 構造設計

2018年01月28日

工場の改修工事

工場の設計では、経済性を考慮して、ブレース構造で設計することが多い。
ところが、生産ラインの変更で、ブレースを取り外さなければならないことがある。
同じ通りで、ブレースの位置を変更することがあるが、絶対数を減らしたいことがある。
そのような場合はブレースの断面積を増大するが、鉄筋コンクリートあるいはCLTの壁を耐震壁とすることも考えられる。
RC柱・S梁という設計もあれば、S造でRC耐震壁という設計もある。
posted by TASS設計室 at 12:23| 構造設計

2018年01月22日

米国の建築基準と耐震規定の特徴

米国の建築基準と耐震規定の特徴
http://hobea.or.jp/gallery/j-walk/no-168/

Ai分布は、いつまでも略算では、他の計算を緻密に行っても意味がない。
保有水平耐力計算の見直しが必要だと思う。
時刻歴応答解析のほうがスッキリする。
posted by TASS設計室 at 08:52| 構造設計

混構造に関する技術資料

混構造に関する技術資料
http://hobea.or.jp/documents/
posted by TASS設計室 at 08:47| 構造設計

連載「ちょっと真面目チョット皮肉」

連載「ちょっと真面目チョット皮肉」(北海道大学名誉教授 石山 祐二)
hobea.or.jp/j-walk/
僕は大真面目に読んでいる。
posted by TASS設計室 at 02:27| 構造設計

2018年01月20日

Ai分布の精算

通常は3次モードまで計算しておけば充分と言われているが、1階をRCとした混構造では異なる結果が出ることが分かった。
固有値解析は1階RC・2〜5階2x4工法の場合、5層なので固有値を5次まで計算した。5次の刺激係数(影響度)が大きくなり、3次までの計算とは異なる結果となった。1階の剛性が桁違いに高いことが影響しているようで、技術基準解説書と同じ結果が得られた。
超高層の計算を行っている構造設計者に聞いたところ、普通は3次までの計算で建物の特性は判断できると言っていた。
※ 略算のAi分布は、パラメーターとしては一次固有周期(T)と層重量(wi)のみであり、建物の剛性は T=0.02h と T=0.03h の違いだけに反映されている。
http://www.structure.jp/column35/column35_1.html
posted by TASS設計室 at 09:04| 構造設計

2018年01月17日

スチールハウスは鉄骨造か

以前、「スチールハウスは枠組壁工法だ」と書いた。
スチールハウスは分類上は鉄骨造だが、どうみても2x4工法にしか見えない。
「工法」として見れば、薄板軽量形鋼を「枠組」とした「壁工法」である。
鉄を使っているから「鉄骨造」だが、接合部は「2x4工法」と同様の考え方である。

posted by TASS設計室 at 14:49| 構造設計

2018年01月08日

構造計算プログラムの連携

複数の構造計算プログラムを連携させて利用することがある。
BUS-6 と KT-SUB、FAP-3、DAP、MED-3 を組合わせるが、1つのプログラムにしてしまっても良い機能もある。
木造では kizukuri-2x4 と kiz-sub は、一体化すべきだろう。
このような前例があるから、スチールハウスの構造計算プログラムも同じ要領で計算している。
木造の場合は、二次部材も主要架構も同じ部材が使われているので、二次部材を別に計算しなくても良いのではないだろうか。積載荷重を床・小梁用と架構用を区別するだけで対応できる。
posted by TASS設計室 at 21:18| 構造設計

床と小梁に余裕をもつ

どんな構造でも、床と小梁に十分な余裕をもつと安心感のある建物になる。
多少はコストに影響するが、建物の使われ方や人の動きを想像しながら設計する。
設計とは、そのようなことなのだ。
地震や風、雨や雪に対しても同様だ。雪が積もった後に雨が降ることを想定して設計する。
積雪深度も一律に何センチというのではなく、吹き溜まりや、壁に吹き付けた雪が落ちてくることも考える。

posted by TASS設計室 at 20:46| 構造設計

2017年12月21日

鉄骨造が増加している

木造でも耐火構造の建物を建てることはできるが、3階建て以上になると経済的ではないことが多い。混構造は尚更コストがかかる。そこで小規模な建物が鉄骨造に回帰している。
木造専業の設計者にはなじみが薄い鉄骨造だが、一度経験してしまえば、使う部材を限定すれば難しいものではない。構造計算ルートは、ルート3が経済的な設計になる。
posted by TASS設計室 at 10:15| 構造設計

2017年12月17日

構造設計に関わる建築基準法等の問題点

日本建築構造技術者協会(JSCA)から下記のメールが届いた。
限界耐力計算の評判が悪く、保有耐力計算しか計算方法がないが、中高層建築も時刻歴応答解析を行うようになる気配を感ずる。やはり向かうべき方向は時刻歴応答解析、振動解析だろう。

JSCA会員各位
構造設計に関わる建築基準法等の問題点とその法制度としての
あるべき姿に関する見解(法制委員会案)への意見募集について                 JSCA法制委員会
posted by TASS設計室 at 09:37| 構造設計

2017年11月30日

二方向から土圧を受ける建物や擁壁に注意

二方向から土圧を受ける建物や擁壁は、接地圧が大きくなるので注意が必要だ。
両方向からの偏心を考慮して接地圧を求める。

posted by TASS設計室 at 08:26| 構造設計

2017年11月20日

既存の地下室を解体するか

建て替える際、既存の地下室は解体せず、埋めてしまえば良い。
杭や基礎梁と干渉するところだけ解体し、スラブに穴をあけて土や砕石で埋めてしまう。
繁華街の建物の場合は、既存の地下室を山留として利用することもある。1階の柱を傾斜させ、2階から柱の位置を外壁側に寄せる。
posted by TASS設計室 at 16:41| 構造設計