2023年09月22日

混構造

3〜4階建ての混構造の需要がある。
このくらいが混構造のメリットがあるようで、これ以上になると木造は採用しない。
斜面地の建築は、意匠設計者の技量次第で様々な計画が可能になる。計画段階で、断面図をたくさん描くことである。常に断面を意識して平面図を作成する。窓にしても、天井や上部の梁に関しても、常に高さと断面を意識する。

posted by TASS設計室 at 09:36| 構造設計

2023年09月21日

地盤の支持力

地盤の支持力計算には様々な計算方法や計算式があるが、短期支持力は長期支持力の2倍を下回ることがないように思える。長期を求めたら、短期は単純に2倍にすれば良いのではないか。
詳細に計算すると、短期が長期の2倍以上になる可能性がある。
いくつも計算したわけではないが、2倍で差し支えないと思う。しかし、地盤は難しい。

posted by TASS設計室 at 20:11| 構造設計

構造計算のモデル化

構造計算を行う際のモデル化は、構造計算を行うために、建物の形を点と線に置き換えることをいう。意匠図のようにリアルにデータを入力することができればよいが、そんなことは無理である。構造計算は点と線で成り立っている。
電算出力としてリアルにデータを入力した伏図と軸組図を出力し、モデル化して計算して、その結果を戻すと、慣れない人が構造計算書を見ても理解できると思う。しかし、構造計算書は慣れていない人が見るものではない。
posted by TASS設計室 at 13:22| 構造設計

ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧

ベタ基礎の長期接地圧と短期接地圧は長期平均接地圧をσとすると、長期で2σ、短期で4σが限界である。
これを超えたら杭基礎とする。
e/ℓ < 1/2 までは転倒しない。

posted by TASS設計室 at 12:50| 構造設計

2023年09月13日

適切なコンクリート断面

コンクリート断面を小さくしたがる意匠設計者が後を絶たない。程度問題である。
鉄筋の納まりを理解していないから仕方のないことだが、審査機関から指摘されたことにすると受け入れるものである。
法規上のことで、理解不足の設計者に対して「役所に聞いたらダメと言われました」と答えたことがある。
理詰めで考える習慣のない人には、こんな方法で対応する。

posted by TASS設計室 at 20:14| 構造設計

2023年09月10日

平板構造

等変分布荷重を受けるスラブの計算の見直しを行っていた。
学生の時に購入した彰国社の建築構造学体系「平板構造(東洋一・小森清司著)」の計算図表で計算したら納得できる答えになったので、計算書を差替えることにした。
ギリギリの設計は骨が折れる。やってみれば出来るが、これ以上無理な計画はやめてもらいたい。
posted by TASS設計室 at 22:29| 構造設計

2023年09月09日

メゾネットが3棟

一部がメゾネットの5階建ての構造設計をまとめていたところ、計画中の建物2つがメゾネットになった。
共同住宅の共用部分が少ないので、緩和が適用される面積も少ないが、外部廊下は1階おきで済む。
小規模な共同住宅は壁式鉄筋コンクリート造が適している。
3階建て高さ16mの計画なら、各階にロフトを設けることができる。
posted by TASS設計室 at 19:59| 構造設計

2023年09月07日

構造設計の経験のない構造審査係り

構造設計の経験のない構造審査係りが増えている。
様々な構造計算プログラムを使い、勘どころを養う必要がある。昔、仙台市役所の審査を受けた時、奥の部屋にコンピュータを何台も並べ、各社のプログラムを動かしていた研究熱心な構造審査係りがいた。適判制度ができた際、判定員は自分が設計を経験した規模までの判定を行うことができる。
構造の審査係りや判定員は、ゼネコン設計部で設計していた百戦錬磨の強者(つわもの)が適している。
posted by TASS設計室 at 15:55| 構造設計

階段とエレベーター

独立水平変位を設定し、剛床仮定を外す計算を行う小規模な建物は鉄骨造で設計する。
主架構の決め方がポイントになる。階段やエレベーターで穴だらけになる。
柱サイズの目安は(階/2)である。6階建てなら 6/2=3 で 300角から計算を始める。


posted by TASS設計室 at 14:42| 構造設計

2023年09月01日

引き受け手の少ない業務

耐震診断に絡む設計は、引き受け手が少ない。
RC/SRC//WRC/S/Wの全ての構造形式の耐震診断・補強設計を行うと、技術的な相乗効果が出る。
木造の設計でいえば、軸組工法と2x4工法を別物と考え、2x4工法に手を出せない人は少なくない。骨組が理解できないだけである。
posted by TASS設計室 at 10:10| 構造設計

2023年08月26日

数字の裏付け

図面を作成する際も、数字の裏付けを意識する。
違和感を感じたら詳細に考える。数値化することが重要で、数値化して考える癖をつけるとよい。
仮設の工事費を下げる検討を行っている会社がある。山留の計算で、ギリギリの計画を行い、ピアノ線を張って測定していたゼネコンの現場がある。仮設計画は、構造設計課にいた現場監督が技術部と連携して行っていた。紙一重の計画を行ってコストを下げる。作業所長の腕と度胸である。

posted by TASS設計室 at 08:42| 構造設計

2023年08月23日

施工可能か現地確認

設計する前に施工可能か現地を確認する。
杭が打てるか、資材の搬入や鉄骨建て方のことも考慮する。
航空写真とストリートビューが役に立つ。
posted by TASS設計室 at 12:25| 構造設計

2023年08月22日

自分で手を動かしてやってみる

数学の問題を解くにしても、一発で答えが出るわけではない。
斜面地の建物の工事費の調整に時間がかかっている会社があるが、考える術をもたないから決まらない。
立体を理解し、図面を色分けしてみるよう話した。与えられた図面だけではなく、自分でやってみることで理解が深まるものである。予算についても同様に分析する。
「分からない」という状態で止まっている人は、自分で手を動かして勉強したことがあるのかな。覚えるだけでマークシートでは、勉強になっていない。


posted by TASS設計室 at 19:56| 構造設計

2023年08月20日

通り芯

斜め軸のある建物で、意匠図の通り芯が節点に集まっていないことがある。何となく線を引いているだけの図面もある。節点の意味を理解していないと難しいようなので、構造図として通り芯図を先に作成し、その通り芯を意匠図に反映してもらう。
上下階で壁芯が異なる場合は、代表的な階で通り芯を決め、壁は寄り寸法で調整する。壁芯が通り芯から外れなければ、同一直線状にあるものとする。
通り芯は実施図面の基本だから、幾何学的にまとまりのあるものにしよう。
posted by TASS設計室 at 09:30| 構造設計

2023年08月19日

デザインとしてのブレース構造

ラーメンで成り立つが、カーテンウォール越しにブレースが見えるものであり、デザインとしてブレースを入れたいという意匠設計者がいた。
僕は即答で拒否した。必然性のない構造計画で、不自然である。耐震補強でブレースを入れたと思われることがある。
posted by TASS設計室 at 11:44| 構造設計

2023年07月24日

極端に細い部材の構造設計

計算方法は鉄骨造で、部材は軽量鉄骨も含み、極端に細い部材の構造設計を行う。
荷重は小さいが、外力は同規模の建築物より大きい。デザイナーは細い部材がお好きなようだ。
シャープでよいが接合部が難しい。金属工事の設計のようだ。ディテールを描き、修正したり描き直したりしてまとめる。デザイン優先もあれば、機能本位の架構もある。
設備関連、金属工事関連の構造設計の仕事もある。製作図を作成している人が計算も行えばよいのだが、できる人が少ない。昔、現場の設計室で施工図の調整作業を行っていた時、建物の構造計算の補足を行ったり、設備や金属工事関係の構造計算も持ち込まれた。
スパンクリートの取付けが始まった時、現場監督と職長が設計室に飛んできて、俺はこの仕事を20年やってるが、こんな小さな梁に取付けたことがないという。スパンクリートの割付けを間違え、H-200x100x5.5x8に載せてしまった。計算してみると、応力もたわみもアウトだった。今さらスパンクリートの割付けを変えることはできないので、梁を補強することにした。
小さな梁を外して工場に持って行き、両面を12mmのプレートで補強し、翌日取付けた。日の字柱というものがあるが、そのアイディアで設計した日の字梁だった。日の字柱は見たことはあるが、設計した経験がない。当時はUコラムを使い、柱脚は埋め込みか根巻きで設計した。
posted by TASS設計室 at 23:34| 構造設計

2023年07月20日

施工図

構造設計だけではなく、施工図の需要がある。
現場で追記するので完璧な施工図ではないが、施工図未満、構造図以上という図面をCADデータで渡す。
耐震改修、ブレース補強、増し打ち壁、梁補強などである。鉄骨階段のディテール作成もある。
施工会社の現場監督の顔が見える現場ばかりなので安心できる。
posted by TASS設計室 at 23:36| 構造設計

2023年07月18日

耐力壁と耐震壁

耐震壁も耐力壁も同じものだが、建築基準法では「耐力壁」という表記である。
耐震壁というと開口周比0.4以下のRCの壁をイメージする。フレーム面外の雑壁は、RCの柱壁量の計算では重みづけがなされている。最近のRC造は乾式の壁を使うことが増えたので、雑壁が少なくなった。そのほうが計算が明快でよい。



posted by TASS設計室 at 08:02| 構造設計

2023年07月16日

部材断面

付属物の架構の設計を行っている。部材断面はそれほど大きなものは必要ないが、接合部のボルトのヘリあきが少ないと、耐久力がない。溶融亜鉛メッキを行うので、接合部のディテールで決まる。180℃で揚げるので、鉄骨の天ぷらのようなものだ。
posted by TASS設計室 at 22:43| 構造設計

2023年07月15日

雑壁と造作壁

雑壁と造作壁の違いを理解していただく。
雑壁はフレーム面外の壁で、剛性を評価するが、造作壁は剛性は評価せず、重量だけ考慮する。
マンションの造作壁などは、床に均しで 200〜300N/u加える。範囲内の造作壁の位置が変わっても構造計算には影響が無い。
WRC造では45cmかつ0.3Hoに満たない壁は耐力壁にならないが、2x4工法の場合は60cm以上を耐力壁とする。
隣接する開口の高さが 2.8mの場合は、2.8x0.3=0.84m > 0.6m となるが、それでも耐力壁になる。
Qsu と Qmu を比較して小さいほうの耐力を耐力壁の耐力とする方法もある。幅に対して高さの高い壁は、せん断ではなく、曲げで決まるものだが、耐震診断ではないので、平均せん断力法で都合よく計算している。
このような壁は建物のごく一部であり、余裕があるので大勢に影響ないと判断する。
社内のセミナーで、「耐力壁について論ぜよ」という問題を出したら、回答が楽しみだ。
耐震壁、耐力壁の考え方は、剛性と耐力で考える。耐力には曲げ耐力とせん断耐力がある。RC造を学んでから木造を設計しよう。


posted by TASS設計室 at 11:49| 構造設計