2016年03月02日

建築設計者は、力(ちから)が見えることが必須条件

建築設計者は、力(ちから)が見えることが必須条件である。
どのような力が作用しているかを理解すると、建物を設計することができる。
意匠設計者は、間取りを決めて、見積書を取ることに、エネルギーを使い果たしているように見える。
posted by TASS設計室 at 19:49| 閑話休題

2016年02月25日

エキスパンションを設けるだけが能じゃない

構造耐力を上げるためには、エキスパンションを無くすことも考える。
日本建築学会から『ペンシルビルの連結』という本が出ている。
構造形式によらず、この考え方は適用でき、増築する場合や新築の場合、安易にエキスパンションを設けるだけが能じゃないことを理解してほしい。
平面的に複雑な形状の建物の場合、地震力を45°方向から作用させて検証することもある。形状によっては、30°や60°ということもあり得る。
そこが、それなりの構造計算プログラムを使って構造計算を行うメリットである。
posted by TASS設計室 at 18:00| 閑話休題

2016年02月22日

設計は荷重を考え、接合部を設計する

設計は荷重を考え、接合部を設計する。
構造を決め、肉付けすると、矩計図が出来上がる。
階段を設計する時は、踊り場や折り返しのところに注意する。
木造住宅を設計している人は、梁が出ることがないので、RC造やS造を設計する時は、梁の存在を忘れないでほしい。
posted by TASS設計室 at 20:05| 閑話休題

2016年02月17日

低迷する日本の大企業が抱える構造的問題

低迷する日本の大企業が抱える構造的問題 に関する論文がある。
http://seminar.econ.keio.ac.jp/ikeosemi/mita/2012/company-strategy.pdf

結論を見て、がっかりした。
『絶え間なく変化していく現実に社会的なシステムを逐次適合させていくことが苦手な日本の文化』であるとか、『責任の所在を有耶無耶にすることや、責任を取らない為に前例を踏襲すること、既得権益を保護することなどは、どのような組織であれ、多数の人間が関われば必ず起こる』と書かれている。
『改革には抵抗がつきものであるので、それらに負けないだけの人物が現れることに期待するのみである』という始末である。
構造的問題を指摘しただけなのだから、そんなものだろう。
posted by TASS設計室 at 01:33| 閑話休題

2016年01月31日

マニュアル化の弊害

マニュアル化するから、応用力が育たないのである。
応用ということは、決断することでもある。
年齢層によらず、聞く、話すという基本的なことにも問題がある。
なぜ聞かないの、なぜ話さないの、と言いたくなる。

何事も、その場その場の創意と工夫が基本である。
基本問題だけでは、何もできないのではありませんか。
基本ばっかり勉強しても無意味であり、少しは考える訓練を行おう。

決断力が身につかない人の育て方について、コンサルタント会社に勤めていた人と話したことが有る。
決めたことについて『良し』と言ってあげて、自信をつけさせたら良いということになった。
そうやって自信をつけさせることも必要だろう。
しかし、大の大人が、そんなことをして育ててもらうなんてナンセンス、自分でやれと言いたい。

posted by TASS設計室 at 11:48| 閑話休題

一見サラリーマン風とは

一見サラリーマン風について、フェイスブックに書いたら、主に女性の方々から賛同を得た。
隣りにいるのに、大声で話している人を見かける。馬鹿じゃないか。

一見サラリーマン風、というのは、どのような人を指すのだろう。
群れをなして行動し、お追従笑いをする人たちで、アルコールが回ってきた時だけ威勢の良いことをいうが、客や上司の前ではおとなしい。
上司は上司で、内弁慶の最たるもので、へつらう部下を好むのである。
posted by TASS設計室 at 11:17| 閑話休題

2016年01月26日

検索について考える

調べたいものがあると、インターネットで検索する人が多いと思うが、検索することが苦手な人も少なくないと思われる。初めて行く場所を調べる時も、住所や目印、通り名を聞いて、目的地に着くだろう。カーナビなら、住所や電話番号を入力する。
いつまでたっても、検索できない人は、キーワードの捉え方が苦手なのかもしれない。つまり、重要度を判断できないのである。
今、ある人と電話で話していたが、無意識のうちに画像で理解しているという結論になった。コンピュータの場合、画像を理解するためには、多くのメモリーが必要になるが、人間の頭で言えば、それはIQだろう。単なる知識や記憶力とは異なるのである。

posted by TASS設計室 at 02:39| 閑話休題

2016年01月23日

努力して結果が出ると、自信になる

努力して結果が出ると、自信になる。
努力せず結果が出ると、傲りになる。
努力せず結果も出ないと、後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても、経験が残る。
中途半端にやると他人のマネになる。
とことんやると他人がマネできないものになる。

インターネットで出会った言葉である。
posted by TASS設計室 at 19:39| 閑話休題

2016年01月22日

設計に関して的確な答えを出すには

設計に関して的確な答えを出すには、次のことを考える。
・どうあるべきかを論ずる
・優先順位を決める
・施工や製作を優先しすぎない
・『出来ない』ではなく、『どうすれば出来るか』を示す
・構造設計は『シミュレーション』であることを認識し、試行錯誤することを厭(いと)わない
・コスト感覚を身につける

思いつくまま書いたが、お客さんに接することの多い意匠設計者の方々はカウンセラーでもあるので、お客さんの言葉だけを頼りにするのではなく、言外のことをくみ取り、見抜くことも必要である。
上から目線で観察することも必要だが、それを悟られないよう注意する。

今、『クローズアップ現代』で、お寺について論じられているが、
『仏教だけが諸行無常ではない』『全てが変化している』『everything is changing』
もちろん、設計業界も諸行無常である。

明治時代、設計料は、僧侶と同様に布施だった。当時、設計を依頼する人は、それなりの人たちであり、設計者もイギリスに留学するような人だった。
そのような人に設計を依頼する際、設計料の相場を調べ、失礼にならないよう、ちょっと上乗せして支払ったそうだ。
posted by TASS設計室 at 19:54| 閑話休題

2016年01月20日

無理な計画は実らない

無理な計画は実らない。供給者の都合ではなく、相手の身になって考えることだ。
取らぬ狸の皮算用では、営業は成立しない。
ヘボな営業担当は、欲だけで動いている。あるいは、良く分かっていない上司に迎合しているにすぎない。
その点、しっかりしたトップがいる組織は、無駄の少ない動きをしている。
全容を理解するため、そのプロジェクトに携わる人たちの特性を見抜くことも必要である。
posted by TASS設計室 at 20:04| 閑話休題

2016年01月18日

聞かずに観察

人に聞いても、それが正確な情報とは言えないこともあるので、聞かずに観察する。
どのように考えているか、ということは聞いても無意味なことがあり、これこそ言葉の端から情報を得るに限る。その上で決めつけてしまうことが僕の流儀。
会議は無駄なことが多く、大した仕事をしていない管理職の暇つぶしに等しいことも少なくない。
posted by TASS設計室 at 16:11| 閑話休題

2016年01月17日

ニュートン力学と生類憐みの令

ニュートン力学が著されたのは、1687年、生類憐みの令が発令された年である。
構造設計の基本中の基本は力学であり、しかも、高校で学ぶニュートン力学である。

posted by TASS設計室 at 11:50| 閑話休題

2016年01月15日

予算が合わない

立派な計画で、予算が合わない建物がある。
施主がデザイナーに基本設計を依頼し、施主がその計画に惚れこんでしまったが、構造設計を含む実施設計を施工会社に依頼した。
なぜ、基本設計を行った設計者が、引き続き実施設計を行わないのだろう。

posted by TASS設計室 at 15:29| 閑話休題

受注の拾い落し

受注の拾い落しを少なくするためには、多岐に渡る構造計画に対応することである。
RC造はできるがS造が苦手という人、2x4工法はできるがS造が苦手という人もいる。
都内の狭小地では、鉄骨系プレファブメーカーが強いが、変形した敷地に対応することが難しいようで、平面的な斜め軸のある建物の拾い落しがある。
弱小の会社は、そのような条件の設計や施工を行うと、競合する他社との競争に勝つことができる。
今後のキーワードは『4階建て』である。
1980年代まで、鉄骨ALC の建物が多かったが、その後継として2x4工法の4階建てが名乗りをあげているのが現在である。2x4工法での設計が難しい場合は、S造を選択すると良いだろう。
posted by TASS設計室 at 10:09| 閑話休題

2016年01月09日

自分に出来る方法で設計する

設計というものは、自分に出来る方法で設計することができる。
高度な解析を行うだけが設計ではなく、大胆にモデル化して計算することも設計方法のひとつである。
今晩、構造設計の相談に来られた人がいるが、彼も構造計算を行っている。
鉛直荷重時の応力は立体解析で求め、水平荷重時の応力は手計算で求めることを提案した。
手計算に用いるエクセルのシートは、私が使用しているものを提供する。
そんなことを言いつつ、こっそりと midas でも計算している。大局的に捉えつつ、細部の検討を行うという方法である。

打合せの過程で、荷重や外力の算出に始まり、何をどのように計算するかを明確にすることが重要であると話した。これから私が提案する構造設計方針や具体的な計算方法をワードで作成して送ることにする。まだ何も作業していないが、休み明けの火曜日の午後1時30分に、審査機関の構造係りに会い、下打合せを行うことにした。ちょうど、別件で軽微変更の書類を提出する時期なので、その書類も持参する。

週末に計画案が届いたので、その計画案が成り立つか検討し、私の意見を伝える準備を行うことにする。
そんな時は、簡略化して一貫計算ソフトを用いて計算することもある。計画の初期段階は、スピードが肝心である。意匠設計者が施主に対して説明するための資料を作成することもある。意匠設計者に限らないが、構造設計者の中にも、定性的に判断し、即答できる人は少ないものである。
posted by TASS設計室 at 22:16| 閑話休題

2016年01月05日

寸法の決め方

寸法の決め方を拝見すると、設計の腕前が分かる。
意味なく小数点以下2桁ま数字を入れている人を見ると、頭を疑いたくなる。
片押しで決めるのではなく、壁芯の寸法は、躯体の中心を示すことであり、なるべく、100mmきざみの数字にすることが一般的である。スパンを 8,500 とか 5,600 という数字で示すのである。

寸法を決めることができない人は、緻密に考えすぎているのであり、多少の逃げや余裕を見込むことがコツである。2x4工法の場合は、モジュールに合わせるので、4,550 とか 5,460 という数字にするが、少なくとも 2,480 というように、一の位は 0 にしてもらいたいものである。
ひとにらみで整理できるはずである。

その際は、通り芯を決めながら、おおどころの寸法を決めるのであるが、慣れない人は迷うだろう。
決めてしまえば良いのである、何が何でも決めたい寸法があれば、周囲の状況を考慮して、調整することができるよう、左右のどちらかに余裕をとることを考える。
ディテールを考えれば、容易に判断できるはずなので、メモをとりながら決めてしまえば良いだけである。

開口高さの寸法もお忘れなく。躯体の寸法と仕上の寸法は異なるので、躯体開口を決めることができるよう、ディテールに詳しくなろう。
posted by TASS設計室 at 02:48| 閑話休題

2016年01月04日

建築確認取り消しの取り消し

建築確認取り消しの取り消しは可能か。
http://www.asahi.com/articles/ASHCF5TR9HCFUTIL046.html
審査では1階の大型駐車場が避難階と認められるかが争われた。建築審査会は、駐車場と地上との高低差が2・5メートルもあり、直接の通路が車用のスロープしかないことなどから、「避難時に有効に機能するとは認められない」と指摘。避難階段などの設置を求めた都建築安全条例違反と判断した。(上記URLのニュースより抜粋)

高低差 2.5m というが、平均地盤との関係で、駐車場が地上階とみなせれば、駐車場は避難階になるのではないだろうか。天井高さの3分の1の高さが平均地盤面より上なら、その階は地上階となる。
スロープの勾配に関しても、自動車が通行可能な勾配なら、歩行にも支障がない勾配である。
テレビのニュースでは、コメンテーターが車椅子の人が避難することができないと言っていたが、避難ハッチはもちろんのこと、避難階段も車椅子を前提とした避難は考えていない。

http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~hirake/goodreport/3BL%20f-report/00oki.htm
http://www.wareko.jp/wordpress/?p=3032
建築基準法や東京都建築安全条例に関する雑談をすると、このような話題が出ることがある。
この建物を活かすには、建築確認取り消しの取り消し以外に手はないような気がするが、この先、どのように決着するか興味深い。

今後、都心では、今まで以上に土地利用が活発になり、きわどい設計も行われることになる可能性がある。斜面地の利用も活発になると予測している。
過去の例では、景気が落ち込むと、斜面地の利用は減少するが、景気が上向くと斜面地の利用が増加する。
今年は、昨年以上に斜面地や傾斜した敷地の利用が増加するだろう。
posted by TASS設計室 at 16:28| 閑話休題

2016年01月02日

2桁の暗算

インド式の2桁x2桁の暗算

十の位が同じで、両者の一の位の合計が10になる場合、
一の位を掛け合わせた数字が、答えの十の位と一の位の数値になる。
十の位をnとすると、n(n+1)が千の位と百の位の数値になる。
具体的に書くと、23 x 27 の場合は、下二桁は 3 x 7 = 21
千の位と百の位は 2 x (2+1) = 06
答えは 621 となる。
もうひとつ、64 x 66 の場合は、下二桁は 4 x 6 = 24
千の位と百の位は 6 x (6+1) = 42
したがって、答えは 4224 である。
これは、掛け合わせる2つの数の一の位の数値の合計が10 になるので、
繰り上がるがら、十の位に影響を及ぼさないので、一の位を掛け合わせたものが、下二桁になるからに他ならない。

94 x 95 の計算では、94 は 100 に 6 不足し、95 は 100 に 5 不足するので、
6 x 5 = 30 が下二桁になる。
上位二桁は 94-5=89, 95-6=89
答えは 8930 となる。
もうひとつ、92 x 96 の場合、92 は 100 に 8 不足し、96 は 100 に 4 不足するので、
8 x 4 = 32 が下二桁になる。
上位二桁は 92-4=88, 96-8=88 どちらでも良いが、88 になり
答えは 8832 となる。
posted by TASS設計室 at 11:16| 閑話休題

2016年01月01日

「妻の反対で内定辞退…」

男の挑戦くじく「嫁ブロック」とは 「妻の反対で内定辞退…」
(産経新聞より)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160101-00000515-san-life

これは奥さんの育ちによるものではないかと思う。
サラリーマン家庭しかしらない奥さんが増えすぎたことの弊害である。
中には転職しないほうが良い人、独立しないほうが良い人もいるが、理解を示すことのできない妻もいるのだろう。

建築設計、建築構造設計について言えば、独立する前の二足のわらじという方法がある。
会社勤めでノウハウを身につけ、夜と週末に自分の仕事を行うのである。
自分の頭に蓄積したものは自分のものである。
posted by TASS設計室 at 18:23| 閑話休題

2015年12月25日

意匠設計・構造設計をサポート

当社は、意匠設計・構造設計をサポートする業務も行っている。
意匠設計者には、基本計画を行うことに専念してもらい、構造設計に関係の深い詳細設計は、当方にお任せいただきたい。
木造住宅を多く手掛けている設計事務所も、建築設計事務所なので、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の設計を依頼されることもある。そのような時、当社が蓄積したノウハウを提供し、不慣れな構造にも適用できるようサポートする。
中高層建築の事前手続きに関しても、意匠設計者に同行し、不安を解消する手伝いを行うこともある。
このようなことは、単なる経験でしかないので、難しく考えないほうが良い。しかし、分からないことを分からないと言える自信はつけていただきたい。
他人を見ていると、分からないことを分からないと言えないから、仕事が変な方向に向かってしまうこともあるようだ。優等生の利点は、分からないことを分からないと言える自信があることである。
posted by TASS設計室 at 09:20| 閑話休題