2022年06月29日

設計は経済効果を考える

設計は経済効果を考えることである。
何か月も考えたことと思われるが、構造設計の依頼があり、無駄なことをやっていると思った。いつかは関係者が気ついて方向転換する。
一生懸命施主と一緒になって計画するのも良いが、冷静に距離を置いて考えることだ。落ち着き先が見えてくる。
posted by TASS設計室 at 21:37| 閑話休題

2022年06月26日

見積りは作業のシミュレーション

設計でも施工でも、見積りは作業のシミュレーションである。
構造設計を始める前から工事費を聞いてくる人がいるので、大雑把な金額を示す。
概算見積りを出すことができる人はゼネコンでも少ないもので、見積部に図面を渡しても概算は出てこない。決めつけて金額を入れさせているのが現状である。
そうすると、そこから彼らは考え始める。ゼロからスタートできる人は少ないものである。
考え方は寿司屋の勘定で、タネ倍が基本である。昔、寿司屋の板前に聞いて、建築工事と似ていると思った。
posted by TASS設計室 at 20:16| 閑話休題

2022年06月23日

アウトドア派はドームがお好き

アウトドア派はドームが好きだ。
ログハウスも人気だが、難しいことを言わなければ、構造コストは木造のドームが有利だ。とにかく軽い。軽いので風が心配になるが、台風で飛んだということは聞いていない。

posted by TASS設計室 at 12:47| 閑話休題

神奈川県建築安全協会の夏休み

神奈川県建築安全協会が1か月業務停止になるが、影響はなさそうだ。
検査後の軽微変更はOKなので、大きな混乱はないだろう。
軽微変更で済みそうもない場合は、今のうちに計画変更の申請を行えばよい。

計画変更を行う場合は、計画変更の確認が下りてから中間検査の申請を行うことに注意。
消防同意の日数として、実働1週間の余裕が必要になる。

業務停止期間中の取扱い(確認審査).pdf

業務停止期間中の取扱い(検査関係).pdf
posted by TASS設計室 at 09:43| 閑話休題

2022年06月22日

耐震改修は構造設計の仕事

耐震改修は構造設計の仕事である。
客と打合せを行う際、構造設計に関する基礎知識がないと初期段階でアタリをつけることができない。
多くの意匠設計者は持ち帰って構造設計者に相談していることと思う。
方針はこちらが誘導することになるが、安易に客に迎合すると良い結果が得られない。
10階建てのマンションの補強で、中間層に何か所かブレースを入れれば済むところを、外付けフレームで計画したことがある。杭を打ってCFTの柱を立てて鉛直ブレースを入れる。軸方向変形が大きいのでCFTにした。
5階の補強が必要なのに、1階から柱を立て、杭を打たなければならない。結局、工事費が嵩み、頓挫した。

別のマンションでは、意匠設計が関与せずに設計した。住民説明や理事会での調整作業も構造設計者である僕が行った。補強は外付けブレース3か所、耐震壁の増し打ち2か所で済んだが、壁の増し打ちに関連して2戸のリフォームを行っただけである。137戸のうちの2戸で済んだ。
posted by TASS設計室 at 09:33| 閑話休題

2022年06月20日

様邸について考える

様邸について考える
「〇〇について考える」というと、今頃の時間にTBSラジオで放送されていた「小沢昭一の小沢昭一的こころ」を想い出す。
木造住宅専業の人たちから始まったと思うが、「様邸」という表現は「先生様」のようでおかしくないですか。
あらんかぎりの敬称を付け、施主を崇め奉る。お客様は神様ですということか。この上ない最高の存在を敬い、崇拝している。
普通に「〇〇邸」でよいではないか。
邸(屋敷という意味)でもない建物を邸と言っているのだから、十分敬意を示している。


posted by TASS設計室 at 16:52| 閑話休題

2022年06月14日

耐震改修の需要

戸建住宅からビル・マンションの耐震改修まで、耐震改修と称する仕事の潜在的な需要は多い。
客は設計事務所に相談するが、明快に答えられる設計者は少なく、結局、構造設計者と設備設計者を伴って再度打合せが行われる。設計事務所には意匠設計・構造設計・設備設計があることを知らない客も少なくない。ようやく、構造設計という専門職があることを知った人もいる。
しかし、木造住宅の4号建築やリフォームにまで構造設計者が関与するとは意外だった。
耐震改修の対象となる建物は既存不適格建物がほとんどであるため、増改築を行う場合は既存遡及が伴う。行政により取り扱いが異なるので、一律には判断できない。
こんなところが面倒がられて、需要を掘り起こすことができないでいる。特に都内のマーケットは大きい。


posted by TASS設計室 at 01:03| 閑話休題

2022年06月09日

小梁の逆梁

小梁を逆梁にすると、構造計算の見直しになり、計画変更になると思っている人がいた。
構造計算という言葉は知っているようだが、「何を」「どのように」計算しているか理解できないようだ。
固定荷重にしても、梁がスラブ下に出っ張るか、スラブ上に出っ張るかの違いである。中途半端な逆梁でも同様だ。ここまで思考力が低下しているとは思いもつかなかった。
ラーメン架構での逆梁は剛域が変わる。
posted by TASS設計室 at 11:03| 閑話休題

2022年06月07日

木造のビルに注目している人がいる

木造のビルに注目している人がいる。
木造のほうが安いと思っているようだが、実際はそうでもない。
多くの場合、狭小地の建物で、3階建てでは満足な面積がとれないので4階にするのである。
そこで、木造ラーメンを考える人がいる。
木造住宅専業の設計者に設計を相談するから無理やり木造で設計しようとする。
柔軟に考え、初期段階から鉄骨造を視野に入れて比較するほうが良いのではないか。
posted by TASS設計室 at 23:26| 閑話休題

アウトドア派はドームがお好き

何がいいのか分からないが、アウトドア派はドームが好きだ。
キャンプ場に同じドームを並べ、ドームの建売住宅のようだ。アウトドアの雑誌を見ると、必ずと言ってよいほどドームが載っている。
ドームは屋根として使うのだから、屋根として専門メーカーが設計施工で販売することは考えられないだろうか。
軒の高さまでは、どのような工法で建てても良いものとし、そこにドームを載せる。水平構面による水平力の伝達はドームが行う。
平屋で100u程度なら、こんな方法でもよいのではないか。居住空間は小屋裏利用とみなす。


posted by TASS設計室 at 12:34| 閑話休題

建築学科の学生は勉強しない

僕が理科大工学部建築学科の学生だった頃、他の学科の学生から『建築学科の学生は、入学した時は成績が良いが、卒業する時は最も馬鹿だ』と言われた。当時は日本列島改造の真っただ中で、建築学科の競争率は高かった。建築学科の学生は設計製図や模型製作は熱心にやるが、構造系の科目を避けていた。選択科目の土質力学は数人しか授業に出ていなかった。
そんな状態だから、地盤調査報告書を見ても分からない建築士が多いのだろう。実務を通して学べばよい。
そこで線引きが行われる。独学できるレベルに達しているか、達していないかである。
卒業後25年経って、日建学院池袋本校で建築構造を受け持ったが、予備校に通って勉強し直すことは時間とカネの無駄ではないかと思った。
posted by TASS設計室 at 09:03| 閑話休題

2022年06月06日

前橋レポート

大阪本町にある東洋医学鍼灸の和鍼治療院の記事を引用させていただいた。

1987年に「学童防波堤論を根底からくつがえす報告書が発表されます。
その正式タイトルは、「ワクチン非接種地域におけるインフルエンザ流行状況」で、「前橋レポート」とも呼ばれています。
この調査は、トヨタ財団の資金援助によって、前橋市医師会を中心に構成された「前橋市インフルエンザ研究班」によって実施されました。

前橋市で調査が行われた理由は、1979年のワクチン接種後、小学5年生の子がけいれんを起こしたからです。
このことを前橋市は重く受け止めて、その年の2回目の接種を中止し、厚生省に、「けいれんの原因がワクチンの副作用ではないか」との申し入れをしました。
これに対する返答は、「予防接種に起因しない」とのものでした。
そのため、前橋市は、市独自での救済措置を行い、小中学校の集団接種を中止し、以降の接種を行わない決断をしました。
そして、予防接種中止の影響を調べる責任を感じた医師会が、インフルエンザ研究班を発足し、前橋市の全市立小学校(生徒数約2万5千人)の出席状況を6年間にわたって調べました。さらに、それらの小学校から5つを選び、約600人の2年生から採血をして、インフルエンザの抗体検査を行いました。
この検査を毎年2回行い、この学年が小学校を卒業するまで追跡調査しました。

こうして、前橋レポートは、インフルエンザワクチンを集団接種しない前橋市と、集団接種をした周辺地域(高崎市・安中市・桐生市・伊勢崎市)におけるインフルエンザの流行状況を、1980年から6年間にわたって比較した、大規模な疫学調査となりました。
その結論は、「ワクチンの接種地域と非接種地域で、インフルエンザの罹患率、超過死亡などの違いは認められない」ということでした。
つまり、ワクチンがインフルエンザの予防になっていないことを明らかにしたのです。

前橋レポートが発表されてから今日まで、この結果をくつがえすような調査報告は、世界中のどこからも発表されていません。
このことは、前橋レポートが現代にも通用する調査報告書であることの証明です。

前橋レポートに関しては、「カンガエルーネット」のホームページ
http://www.kangaeroo.net/
に前文(全文)が公開されています。
ワクチン接種を考えるための参考にしてください。
posted by TASS設計室 at 08:51| 閑話休題

2022年06月04日

4階建て

4階建ての計画は意外と多い。
・RC(ルート1またはルート3)
・S(ルート3)
・WRC(ルート1)
・WRC+2x4工法(ルート3)
・2x4工法(ルート3)
2x4工法で4階建てにする場合、S造と比較することを勧める。
2x4工法が安いと思いこんでいる人がいるが、3階建てまでなら、確かにそのようだ。
規模が小さすぎる場合は鉄骨造にするしかない。
構造計算ルートはルート3が圧倒的に多い。鉄骨造は100%がルート3である。
ルート2は、2x4工法3階建て軒高9mを超える場合くらいである。これはけっこう使える構造計算ルートである。

posted by TASS設計室 at 01:24| 閑話休題

2022年05月30日

自治体とのやり取りの末に建設許可が下りなかった計画

ファラによる、住宅プロジェクト「129」の図面一式。自治体とのやり取りの末に建設許可が下りなかった計画で、世界のどこかでこの建築を実現したい人を求めて、建築と工事の資料を無償で公開

建築確認が下りなかった原因は何だろう。壁式鉄筋コンクリート造2階建てだが、吹抜が多い。
おそらく構造の問題と想像するが、鉄骨造で立体解析すれば出来そうな気がする。吹抜だらけだが、各節点が独立して動くものとし、独立水平変位を設定して立体解析する。
屋根や外装は軽量化する。風圧による変形が大きそうだが、層間変形角は1/120ラジアン以内に納める。X-Y座標を45°傾けて解析することも加える。
こんなのを見ると、やってみたくなる。
どうしても鉄筋コンクリート造にしたいなら、僕は壁式鉄筋コンクリート造に鉄骨を加えた構造にする。法規上の主要構造は壁式鉄筋コンクリート造で、部分的に鉄骨を用いる。

公開されている図面↓
129_exec.pdf
posted by TASS設計室 at 15:59| 閑話休題

2022年05月29日

【新型コロナ】

バカバカしいので、今まで新型コロナについて書かなかった。
僕は2年前の3月上旬から「新型コロナはただの風邪で、死に損ないが死んでいるだけ」と言っている。
「風邪は万病のもと」とは昔から言われており、風邪がきっかけで死ぬことは毎度のことだ。ただの風邪で、出来損ないのワクチンを打つことはない。
今度はサル痘らしいが、ワクチンを作るなら日本猿用にしてもらいたい。
そもそもワクチンは不要である。インフルエンザのワクチンに関して言えば、ワクチンを打たなければインフルエンザに感染することはない。僕のまわりには、インフルエンザのワクチンをやめたら、インフルエンザに罹らなくなったという人がいる。
インフルエンザのワクチンの有効性(役に立たないこと)に関しては「前橋レポート」という研究結果があり、それを覆す論文は出ていない。

posted by TASS設計室 at 09:33| 閑話休題

2022年05月28日

相乗効果

建築設計は様々な構造や用途の建物を経験すると相乗効果が出る。
木造住宅ばかり設計していたのでは、スキルが上がらない。木造の事務所や店舗の計画でも、階高2.7mの図面を描いてくる意匠設計者がいる。それは相談する構造設計者がよくない。軒高9mを超えてもよいではないか。
posted by TASS設計室 at 08:47| 閑話休題

2022年05月21日

2x4壁式 何とかならないか

2x4壁式で不満なところがある。
@斜め軸を設定し、建物形状を確定した後にスパンの追加やスパン分割を行うと、斜め軸が部分的にはじけてしまう
A梁配筋個別を設定し、スパン分割を行うと、スパン分割とは関係のない梁配筋の設定が飛んでしまう

BUS-6などのプログラムでは、そのような障害を経験したことがない。
2x4壁式は、中高層の2x4工法の計算ができる唯一のプログラムだが、使い込んでいるユーザーが少ないことが欠点だ。
首都圏に100人くらいのパワーユーザーがいれば、2x4工法4階建てが活発になる。
kizukuri-2x4を卒業できる人は何人出てくるだろうか。
posted by TASS設計室 at 12:34| 閑話休題

2022年05月20日

JFEのカクホット

JFEのカクホット
これは使えそうだ。
https://www.jfe-steel.co.jp/products/koukan/catalog/e1j-028.pdf
適合するベースパックがないが、そのうち、どこかのメーカーが出すかもしれない。たまには自分で柱脚の設計を行うのも良い。
強引に柱を200角で設計する場合など、BCR295は肉厚12mmまでしかないが、カクホットにすると肉厚を16mmや19mmにすることができる。それ以上の肉厚は不経済すぎる。最後の手段だ。
posted by TASS設計室 at 02:35| 閑話休題

2022年05月09日

平面的な異種構造

平面的な異種構造の解析を行える状態になっているにも関わらず、特に木造建築では消極的だ。
そんなものは技術基準解説書と構造計算指針に盛り込めば済むのではないか。
SRC造とS造を平面的に組み合わせることは昔から行われている。剛性が高いフレームが多くの水平力を負担するので、床面での水平力の伝達を考慮すれば問題なく設計できる。
S造でRC耐震壁という設計もある。鉄骨フレームに合板の面材耐力壁も可能だ。現在ならCLTだろうか。
接合部と境界条件に注意すれば設計は可能だ。これらが解決すれば木造建築の守備範囲が広まる。
posted by TASS設計室 at 23:32| 閑話休題

木造ラーメンは現実的か

木造ラーメンは現実的か
木造専業の設計者は、木造ラーメンや木造4階建てに興味があるようだが、計画そのものの妥当性を考え、鉄骨造を視野に入れて比較したらどうだろう。
鉄骨造というと、ルート1で計算することを考えるようだが、鉄骨造こそルート3、保有耐力計算とする。無理にルート1に押し込んで、不経済な設計をする必要はない。
posted by TASS設計室 at 20:38| 閑話休題