2022年11月20日

鉄骨造の意匠設計

木造専業の意匠設計者に鉄骨造の確認申請2件を依頼したら、鉄骨造は分からないと言う。
RC造、WRC造は分かるが、鉄骨造は気が手という意匠設計者は少なくない。
1/100の図面なので、難しいことはないと思うが、図面は当方が用意することにして、審査機関に行ったり来たりすることだけを依頼した。審査機関とのやり取りは、意匠設計に関しても僕が対応する。
毎度のことで、他の設計者に対しても、矩計図はこちらで作成する。意匠設計って何ですかね。
きっと、キッチンやユニットバスの型番を決め、壁紙を決めることが仕事なのだろう。
posted by TASS設計室 at 21:24| 閑話休題

2022年11月11日

知らないことが多すぎる

知らないことはたくさんあるが、知らないことが多すぎると仕事にならない。
好奇心と聞きかじりが原点になり、そこから勉強が始まる。
その手前に必要なことは基礎学力だが、必要に応じて補えば良い。
posted by TASS設計室 at 11:05| 閑話休題

2022年11月09日

2022年11月02日

木造ハイブリッド構造設計指針

混構造から進歩して、木造ハイブリッド構造設計指針が出来ても良い時期になった。
互いに学ぶべきところがあるので、軸組工法と2x4工法の区別することなく記述したほうがよい。混構造に関しても、現在出回っている設計例は、工夫の余地があるので、現実的なものに改めるとよいだろう。
設計者が工夫する余地は多い。
平面的な異種構造としては、RC,WRC,Sと木造を組合わせるが、同じ木造なのだから、軸組工法と2x4工法を平面的にミックスしてもよいだろう。剛性の評価さえ適切に行えば、難しいことではない。
2x4工法の建物に軸組工法で増築したい、軽量鉄骨造の建物に木造で増築したいという要望がある。
大して変わらないのだから、好きにさせたらよいと思っている。
posted by TASS設計室 at 20:54| 閑話休題

2022年10月29日

建築計画はシンプルに

建築計画はシンプルなものがよい。
関係者が増えれば増えるほど、様々な案が出てくるものである。考えすぎは堂々巡りして元に戻ることがある。直観を大切にしたい。
相手の好みを言ってもらうと良いのだが、開いても考えがまとまっていないことがある。
posted by TASS設計室 at 12:11| 閑話休題

2022年10月21日

マニュアル人間が10人

マニュアル人間が10人集まっても応用問題は解けない。
建築設計は応用問題である。応用問題が苦手なら、社内マニュアルに従った設計を行うことである。
設計だけでなくメーカーも同様に応用問題に慣れることが必要だ。応用問題を解くには類似する問題をたくさん解き、着眼点を養うことである。意外なことに気づくこともある。
難問でも分解してみると、基本的なことの組合せであることに気づく。気づくか、気づかないか、ということだが、いつまでも気づかないこともある。
何か月も経って、ようやく納得することもある。
posted by TASS設計室 at 12:30| 閑話休題

2022年10月20日

航空写真とストリートビュー

建築計画を行う際に航空写真とストリートビューが役に立つ。Google Earth で標高も分かる。ライブカメラで人の流れが分かれば更によい。
設計を始める時は実際に周囲を歩いて見るが、施工の際の制限も見当がつく。
仮設工事、杭、土工事の計画を考慮した設計ができ、この段階で杭の設計方針が決まる。
大雑把に軸力を求め、杭の業者に施工可能な杭径を問い合わせる。
最後の手段はBH工法だが、25年くらい採用していない。直径1.8〜2mの手掘深礎は久しぶりに採用する予定がある。
posted by TASS設計室 at 22:41| 閑話休題

鉄道の乗降客数と駅前の歩道橋

亀戸の京葉道路沿いのドン・キホーテのように、既存の歩道橋から店舗に入ることができる建物を計画しているが、建物の規模が小さいので、歩道橋からのアプローチが必要か疑問に思っている。1日の乗降客数が37,000人の私鉄の駅で、線路で南北が分断されているので、賑わっている南口と比べると、北口の利用者は37.000人の半分もいないだろう。
交通が錯綜している場所なら歩道橋からのアプローチが有効だが、広くもない駅前のロータリーがある。平置きの駐輪場があり、田舎の駅のような感じである。僕が意匠設計を行うなら、歩道橋と建物は接続しない。手続きも簡単になる。
同じように駅前に小規模なロータリーがある駅では、JRの平井駅がある。1日の乗降客は62,000人である。歩道橋はない。
因みに京急の弘明寺駅の1日の乗降客は23,000人である。踏切があるが歩道橋はない。
このくらいの規模の駅の場合、大手の店は難しいらしい。マクドナルドが出店したが撤退した。現在はケンタッキー・フライド・チキンが入っている。
posted by TASS設計室 at 19:35| 閑話休題

2022年10月16日

構造体の組み方を理解する

意匠設計者は構造体の組み方を理解する。
RC造は鉄筋の通し方を理解し、無理のない設計を行う。コンクリート施工図を描いてみると良く理解できる。
鉄骨造は柱と梁の関係を理解し、断面図が描けるようにする。鉄骨製作図をチェックしたり、鉄骨階段の意匠図を作成すると勉強になる。
木造軸組工法はプレカット任せかな。2x4工法も材料屋が図面を描くので、意匠図をチェックしてもらう。
施工図が出てきてから慌てるようでは、意匠設計者として修業が足りない。
1/200の図面を描いても、頭の中は原寸である。
posted by TASS設計室 at 22:03| 閑話休題

2022年10月13日

見積りで業者の能力査定

見積りで業者の能力査定を行う。
質問内容で業者の担当者のレベルが分かる。
ある案件では信じられ倍ほど安い見積りが出て意匠設計者は喜んでいたが、そんなことで仕事が先に進むものだろうか。
役所の工事では最低価格が決められるが、その意味が理解できる。
posted by TASS設計室 at 10:11| 閑話休題

2022年10月12日

設計は構造設計から始める

設計の初期段階は構造計画というよりも構造設計から始める。
物を見る場合、200dpiで見るよりも1200dpiで見るとスッキリ見える。
1/200の縮尺の図面でも、原寸が見えてくる。設計の初期段階はこんなものではないだろうか。
posted by TASS設計室 at 20:17| 閑話休題

2022年10月09日

建築にも心理学

建築には心理学が必要である。相手の心理を見抜くことで、的確な建築計画を行うことができる。
僕は建築家気取りの意匠設計者が大嫌いだ。醒めた目で斜に構えて建築を見るくらいがちょうど良い。
渦の中にいると自分のことすら分からなくなるのではないか。自分自身を客観的に観るのである。
posted by TASS設計室 at 17:37| 閑話休題

2022年10月08日

瞬時にダメと分かる計画

建物のボリュームを示す参考図が送られてきたが、一瞥してダメと分かる計画である。
実施設計では、そんな計画は見直される。これは別案を出させるために敢えて没になる計画を示したに違いない。
現地に行かなくても、航空写真とストリートビューで周囲の状況が分かる。
posted by TASS設計室 at 08:56| 閑話休題

2022年10月06日

人の目となる

意匠設計者経由で、工場の施設担当者から構造図の部材リストを借用したかったが、関係のない図面が送られてきていた。倉庫に保管してあるそうだが、施設担当者は見ても分からないようだ。
こんなことのために1日つぶすことはないので、見て分かる人に倉庫まで行ってもらうか、スマホのビデオ通話機能で、その人の目となることが必要である。
この方法で遠隔地の現場の状況を見たことがあるが、今後はこの方法で人を動かすことになる。
「見る」「聞く」「話す」という機能を補佐するようなものである。
posted by TASS設計室 at 18:36| 閑話休題

2022年10月03日

意匠設計者には起業家精神が必要

事業計画の一部として建築設計を行うのだから、意匠設計者には起業家精神が必要だ。
建築工事は経済行為であることを忘れ、見栄えのよい建物を設計することだけが仕事ではない。
構造設計の相談を受け、「この立地条件で、こんな計画はないだろう」という印象をもつものもある。
力任せで出来る面白い計画もある。

大きな組織で設計してきた意匠設計者は、起業家精神に乏しく、いつまでも大企業を引きずっている人がいる。それは人脈に現れる。その中でも個人として確立している技術者、研究者がいる。意匠設計は人が相手だが、構造設計は技術が相手だから、組織にいても群れをなさず、個人で動いている。
posted by TASS設計室 at 11:58| 閑話休題

2022年10月01日

基本計画

基本計画を行う場合、現地の地形や周囲の環境を見て歩く。
施主の要望や構想を聞き図面化する。その際、重要なことはコスト感覚で、最後はソロバン勘定になるものである。夢をふくらませすぎて予算が合わないということにならないよう、歯止めをかけながら計画する。
本来その建物が必要か、本質的な議論がなされないまま話しが進み過ぎているものを見かける。「ダメだろうな」と思うと予感が的中する。
基本計画を行う設計者は、相手の事業計画を知った上で建築計画を行うことであり、見栄えのする建物を設計することだけが設計ではない。総合力が必要なのは、窓口となる意匠設計者である。
posted by TASS設計室 at 16:22| 閑話休題

2022年09月29日

三ツ沢の杭について

一部のゼネコンを除き、現場監督に優秀な人が少ない。
横浜の三ツ沢で、杭が支持層に到達しないままマンションを完成させ、建物の沈下が確認されて建て替えたが、これは現場監督の不手際である。この問題点は次のように思われる。
@設計段階で、ボーリング調査の本数が少なかった。
最初に何本かボーリング調査を行うが、そこで支持層の深さが異なることに気づき、追加のボーリングを行うものである。
A杭を発注する際、支持層の深さを分類して整理するが、想定の範囲を超えてしまった。
B杭の施工時に設計通りに杭を打ったが、支持層に到達しないまま打ち止めにした。その際、杭の施工会社から現場監督や作業所長に対する報告がなされていると思うが、その後の対応が不適切だった。
C高強度の既製杭を使っていたため、継ぎ足すための杭を発注すると2か月かかることに気を取られていた。
D作業所長から構造設計者に報告し、対応策の指示を仰ぐことが必要だった。

そこで、僕が作業所長なら、杭打ちの当日は、次のように指示する。
・杭を支持層まで打たせる。
・杭頭レベルが下がるが、下がったままにして、その杭を完了させる。
・工程を遅らせないため、次の杭は予定通り打つよう指示する。
・構造設計者と対応策を協議する。
構造設計者としては、次のことを行う。
・柱を下方に延長し、フーチングを下げることを考え、長期鉛直支持力の余裕をチェックする。
・基礎梁と柱の立下げの間にバットレスを設ける。
・基礎梁の計算を見直す。
・杭を施工している間に、基礎梁の変更による計画変更の手続きの準備を行う。
・確認申請審査機関と適合性判定機関に一報を入れ、状況を伝えておく。

言われた通りのことしか出来ない現場なら、プレファブメーカーのような設計図書にするしかない。
現場からの電話での報告では、表現力に乏しい現場監督がいるので、話しができる担当者から連絡させることにしてもらう。僕は昔「頭の良い人に電話を替わってもらえ」と現場監督に言ったことがある。
言葉による表現力は、頭の良さが出るものである。
スーパーゼネコンでは、躯体工事の管理を行う現場監督は、ジョブローテーションで構造設計課から来た人や、構造設計の経験者が現場に異動していることがあり、話しやすい環境である。
posted by TASS設計室 at 18:07| 閑話休題

2022年09月28日

トップの意向で右往左往

建築計画は発注者のトップの意向で右往左往することがある。
発注者が思い付きで言ったことでも、それを絶対的な条件と考えてしまい、吟味することなく迎合する人がいる。メリット、デメリットを伝える訳だが、間に多くの人が介在しているので、もっともらしい比較表や検討書を作成する。考えるまでもなく、直ぐに結論が出ることでも、このような手順が必要になる。
ところが、僕が得意とする個人事業主を相手にする場合は互いに結論が早い。まわりの人が理解するかどうかは、あまり関係ない。その場で意見が言えない人は取り残される。
後で良い意見が出てくることもあるが、その時は軌道修正すれば済む。朝令暮改は気にしない。
posted by TASS設計室 at 07:51| 閑話休題

2022年09月26日

駐車場の付置義務

https://p-kaitai.com/2348-2/#:~:text=%E9%99%84%E7%BD%AE%E7%BE%A9%E5%8B%99%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%99%E3%82%8B%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E3%82%82%E5%A4%9A%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
駐車場の付置義務が緩和されている。
都市部でも駐車場が余っている。都心でも1日の上限1,500円で駐車できるくらいだから、大規模なイベントでもない限り満車にならないだろう。
住宅地では、ひと晩駐車して200円のところがあったが、朝8時から出庫するまでの駐車料金が加算されるから、いい値段になることもある。
posted by TASS設計室 at 18:22| 閑話休題

2022年09月23日

木造専業の会社は、構造計画ができる人がいない

普段から構造設計に絡む仕事をしていないと、構造計画は難しいと思う。
構造計算指針を手元に置いて、日頃から目を通していないと、仕様規定や計算外の規定が頭に入らない。
構造担当がいる会社もあり、それなりに機能しているが、見積部だけの会社では基本計画は難しい。
概算のコストを出すにも、元の設計ができない。
こんなとき、大雑把に計算して自動作図で構造図を作成してしまうという便利な機能がある。
詳細は計算書から読み取るが、慣れてくれば見積り担当にも分かるだろう。
3人集まって仕事をしていただくが、慣れない仕事は効率が低下するので、思いのほか時間がかかるだろう。
そこで、中途半端に理解している上司がいると、仕事が進まない。疑問を投げかけるだけで、解決策をもたない上司である。会社組織は、そんなものだ。
posted by TASS設計室 at 16:14| 閑話休題