2019年06月02日

小規模建築の構法

小規模建築の構法で、規模を拡大することを考えているものがある。
2x4工法は2時間耐火が実現し、6階建てが現実味を帯びてきた。
軽量鉄骨造でも、スパンの拡大を考えている。
@木造軸組工法
A木造枠組壁工法(2x4工法)
Bスチールハウス
C軽量鉄骨造
DCLT構造
などが、規模拡大の可能性がある。
2x4工法とCLT構造は開発メーカーが類似しているが、@〜Dの団体は相互に協力関係がない。
鉄筋コンクリート造では、ラーメンと壁式に加え、壁式ラーメンも存在する。
鉄骨造は、鉄筋コンクリートの耐震壁を加えることも可能で、RCとSを平面的に混用することも行われている。
そのような中で、木造は平面的異種構造に消極的である。
RC造やS造の設計者が木造に参入することが必要だが、木造の設計者は、ハウスメーカー系の設計者が多く、RC造やS造の設計に慣れていない。鉄骨系プレファブの会社は、認定工法を採用することが多く、適用範囲から逸脱した設計を行わない。
せっかく、@〜Dという確立した技術があるのだから、それらを組合わせることを考えたら如何なものだろうか。
posted by TASS設計室 at 13:14| 閑話休題

2019年05月31日

木造の制振構造

木造の制振構造は、効果があるのだろうか。
面材の耐力壁もあり、そんなところにダンパーを入れて、どの程度の効果があるのだろうか。
2x4工法に制振ブレースを用いると、2〜3%の効果があるらしいが、効果というからには20〜30%は期待したい。
しかし、このノウハウは、木造建築だけではなく、軽量鉄骨造やスチールハウス、植物工場の栽培棚、倉庫のラックなどにも応用可能と思う。

鉄骨プレファブの中には、鉄骨枠の中にブレースを入れるが、あえてコーナーを外して柱や梁に枠を接続する。
これは、ブレースを破断させずに塑性変形させるには効果的だ。β割増し1.5で、ブレース端部をガチガチに固定するだけが設計ではない。このディテールは、以前から気になっており、余計な部材を使わないので、コスト的にも優れていると考えている。

posted by TASS設計室 at 18:48| 閑話休題

2019年05月13日

技術の変化の過渡期は勉強になった

技術の変化の過渡期は勉強になった。大学を卒業してから、新耐震基準が施行され、勉強することになった。その時に勉強しなかったため、構造設計から現場に異動になり、作業所長になった人がいた。
僕の学生時代はIBM 370 で FORTRAN 、HPの関数電卓を使っていたが、仕事に就いてから PC-9801 を使い N88-BASIC でプログラミングした。
実務では電卓で計算していた。そんなことをしているうちに、一貫計算プログラムが主流になり、BUS-2(株式会社構造システム) を使い始めた。1985年のことである。
一貫計算は、それ以前からもあったが、SEIKO のコンピュータで動くものや、オンラインで使う DEMOS くらいしかなかった。大手ゼネコンは自社開発のプログラムを使っていた。
一貫計算プログラムを何本も使っていると、機能的に不満が出てくるもので、ドラえもん的発想で、開発者に対して意見を言っている。もう、この段階になったら、自分ではプログラミングできない。せいぜい EXCEL で計算するくらいである。
一貫計算の不足分は EXCEL で補っている。
いきなりコンピュータを使い始めるのではなく、ひと通り手計算で構造計算書を作ると勉強になる。
1990年代から木造3階建てが普及し始めてから、木造住宅もコンピュータで計算するようになった。最初は昔ながらの手計算だったので、手計算を経てコンピュータを使うようになった。
それが次第に中高層の木造建築に発展している。
木造建築の現在の段階は、霞が関ビル建設当時のようなものだと考えている。木造10階は、RC造やS造の超高層並みの難易度だろう。無理に木造で建てることはないと思う。
posted by TASS設計室 at 01:30| 閑話休題

2019年04月22日

設計は幾何学

設計は幾何学である。
平面図を見ても、頭の中に立体が描けるのが設計者である。
意匠図で矩計図を作成するときは、平面・立面・断面を同じ紙面に描くと良い。
鉄骨造の建物の外装の図面を作成するときは、特に、このような図面を作成する。
建物を下から上まで、平面・立面・断面の詳細を描くが、その時には構造詳細も描くことになる。
構造詳細が描けないから矩計図を描くことが苦手なのではないだろうか。
鉄骨造の設計で、スキルの差が分かる。
posted by TASS設計室 at 16:42| 閑話休題

2019年04月08日

記事を分類整理

記事を分類整理したい。
総記事数は約4,300になってしまったので、いくつかのカテゴリーに分類し直し、余計なものを削除する。
このブログは、日本2x4建築協会の会員の構造設計者をイメージして書いている。
木造建築は、中層建築にも広がりはじめたので、自分の経験を書くことにする。
とは言っても、まだ2x4工法では5階建てまでしか設計したことがない。
現在、SRC造11階の耐震診断の計算を終わらせ、RC造11階建ての計算に取り掛かった。
S/RC/SRC造の耐震補強設計を通して、使えそうな考え方を中層木造に適用したい。
それらを比較しながら、木造5〜6階建ての計画を行っている。
ディテールを描きながら計算するが、一貫計算のプログラムを利用しても、それだけでは完結しないので、エクセルを使って手計算を行っている。耐震補強設計も、一品生産的な設計なので、補足することが多い。
軽量鉄骨造のスパン拡大、スチールハウスの重量鉄骨併用、鉄骨造と木造の混合構造なども検討段階に入っている。
posted by TASS設計室 at 15:56| 閑話休題

2018年07月03日

建築基準法適合判定調査

建築基準法適合判定調査
http://www.t-kkc.jp/article/14589380.html
https://www.bcj.or.jp/c13_inspection/fitcheck/
事務所ビル2件の手続きを行う準備を始めた。

posted by TASS設計室 at 09:47| 閑話休題

2018年07月01日

南北傾斜30度の面を、東西に15度傾けたときの、面の最大傾斜角度

半信半疑で仕事をしている人がいる。回答を示したが、半分も理解されていないので、納得するまで考えさせている。この程度の経験では、次の仕事に活かせない。
作業を指示するため、要点を計算し、方針を記載したら、それらが、そのまま計算書の末尾に資料として添付されていた。
非常勤の勤務先のことだが、彼には無理だったようだ。
指示通りに作業してもらえば良いが、間違いのチェックが必要なので、二人に作業を任せることにする。
先日は、三人が協力し合って作業していたが、2日かかっても終っていなかった。文殊の知恵が出なかったようだ。
これは、三人とも依存体質が強く、皆が依存体質だからだろう。三次元のCADを使って求めても良いと言ったが、結論が出なかった。
問題は、南北傾斜30度の面を、東西に15度傾けたときの、面の最大傾斜角度と、面に垂直なベクトルの方向と水平方向成分を平面に示すというものであった。
見ていられないので、夕方出かけて行って、他の用事をしながら、3時間で片付けてきた。高校生のほうができると思う。夏休みには、高校生のバイトを雇うほうが良いと思った。
計算で求めても良いが、僕は図法幾何で答えた。
posted by TASS設計室 at 15:58| 閑話休題

2018年06月01日

ここから勉強!!

ここから勉強!!
http://femingway.com/?p=66
建築構造と有限要素法は、切っても切れない関係にある。
posted by TASS設計室 at 02:34| 閑話休題

「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関等を活用した建築基準法適合状況調査

「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関等を活用した建築基準法適合状況調査
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_fr_000061.html
これから増加しそうな仕事である。
検査済み証が得られていない事務所ビルの耐震診断を行ったところ、補強することになった。


posted by TASS設計室 at 01:31| 閑話休題

2018年05月20日

構造計算がまとまらない時

構造計算がまとまらない時は、計算条件を単純化することも1つの手である。
例えば、偏心率や剛性率による Fes の値を 1.0 で計算してみるとか、Ds=0.3 だったらどうなるか、という計算を行って見当をつける。
剛床の仮定が成り立たない場合でも、とりあえず剛床が成り立つものとして計算してみる。
くれぐれも最終的な計算では、これらの仮定を元に戻すことをお忘れなく。
posted by TASS設計室 at 09:54| 閑話休題

2018年04月29日

連休中の仕事は、ほとんど全ての構造が関係している

連休中の仕事は、ほとんど全ての構造形式が関係している。
・RC造
・WRC造
・S造
・軽量鉄骨造
・木造軸組工法
・2x4工法
木造軸組工法以外は保有耐力計算を行っている。
「建築技術」の特集記事を読み、改めて平均せん断応力度法と壁式構造の保有耐力計算を見直している。
この考え方は、そのまま2x4工法やスチールハウスに応用できる。

posted by TASS設計室 at 13:24| 閑話休題

2018年04月28日

月間建築技術の壁式鉄筋コンクリート造の特集記事

月間建築技術の壁式鉄筋コンクリート造の特集記事は、断片的な知識をつなぎ合わせるには最適な記事である。ここに書かれている知見は、壁式鉄筋コンクリート造に限らず、2x4工法やスチールハウスにも応用できる。
もっとも、2x4工法の応力計算は、壁式鉄筋コンクリート造の計算そのものである。ところが、2x4工法のマグサの端部の応力に対する断面検定は行われていない。上からの押さえ効果があるから、マグサ端部のモーメントは処理できるそうだが、それは壁式鉄筋コンクリート造でも同じだ。
スチールハウスの構造計算は2x4工法と同様の方法だが、壁の反曲点高比は 1.0 としている。スチールハウスは、標準せん断力係数を 0.3 としているので、2x4工法の3倍の水平力になる。
スチールハウスは鉄を使うから鉄骨造で、鉄骨造のルート1は標準せん断力係数が0.3だから0.3を採用するそうだ。2x4工法と大して変わらないのに、こんなにも違う。
大きな違いとしては、耐力壁の靭性ではないかと考えている。薄板にビス止めは、強度の高いビスを使えば、せん断強度は上がるが、地震で繰り返し力が加えられると、穴が広がって耐力が下がることは想像に難くない。スチールハウスは、保有水平耐力計算には適さない。耐力壁の靭性を高め、Ds=0.3以下で計算出来ないものだろうか。塑性率の高い壁を考えると良い。

posted by TASS設計室 at 18:59| 閑話休題

2018年04月22日

壁式鉄筋コンクリート造の特集

壁式鉄筋コンクリート造の特集なので、久しぶりに「月間 建築技術」を注文した。
壁式鉄筋コンクリート造との混構造の可能性 という項目が目にとまった。
http://www.k-gijutsu.co.jp/products/detail.php?product_id=914
posted by TASS設計室 at 22:28| 閑話休題

2018年04月21日

高層木造の施工

昨日のセミナーで、心棒構造の概要を受講した。僕は超高層には縁がないが、鉄筋コンクリート造のコアの周囲に鉄骨造の架構を配置する計画は、低層の建物にも応用できる。
40年近く前に、スライディングフォームで煙突を施工した現場の設計室にいた。専門の会社が施工したが、施工中の煙突に工事用のリフトで登ったことがある。
今は、スライディングフォームで先行してコア部分を施工することが定番の施工方法だそうだ。
制振構造を併用し、地震時の応答を少なくするそうだ。

スライディングフォームを2x4工法に置き換えたらどうだろう。何段でも積み重ねることができる。その外側に架構を配置すると、無足場で高層木造建築の施工が可能になる。

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%B7%A5%E6%B3%95&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiG7ZSI18raAhVBFJQKHeDLD9kQsAQIJw&biw=1280&bih=570
posted by TASS設計室 at 15:15| 閑話休題

2018年04月15日

フロリダの歩道橋の落下事故

『朱鷺メッセ』を思い出しました。
https://viva-drone.com/fiu-bridge-collapse-drone-video/
主塔とケーブルは施工されていない。
http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00142/00087/?n_cid=nbpnxt_fbed
posted by TASS設計室 at 00:53| 閑話休題

2018年04月13日

KINKO’Sのシュアバインド製本

KINKO’Sのシュアバインド製本は、費用が安くて早い。
混んでなければ、10分ほど待てば出来上がることがある。
シュアバインド製本は、厚さ5cmが限界とのことなので、両面コピーするとか、薄手の用紙を使うなどして厚さを調整して準備する。

posted by TASS設計室 at 09:05| 閑話休題

2018年04月11日

既存不適格建築物の有効利用

既存不適格建築物の有効利用するためには、法整備が必要である。
新築に誘導するのではなく、耐震診断評定や耐震改修評定を経て既存建物の評価を行い、建物を活用することを考えたい。新築より設計の難易度は高いが、出来ないことではない。
既存遡及が厳しすぎるところがあり、耐震改修評定は取得したものの、手付かずの状態の建物がいくつもある。
posted by TASS設計室 at 16:17| 閑話休題

2018年04月09日

タッピングビスとリベット

今日は製氷機のトレイの上部の受け皿のビスが2つ取れてしまったので修理した。
ビスの穴がバカになっているので、少し太めのタッピングビスを使うことを考え、ホームセンターで2種類のタッピングビスを購入した。
その時、リベットが目にとまり、リベットも工具とともに購入し、リベットを使って修理した。タッピングビスは使わなかった。

スチールハウスは、鉄板の耐力壁を使うが、タッピングビスで接合している。薄い部材を接合する場合は、タッピングビスよりもリベットのほうが、塑性変形能力が高いような気がする。塑性率が大きくなり、構造特性係数Dsを小さくすることができる。
効率的な道具を開発することで、施工性を良くすることができると考えている。本数が多いものなので、コストに影響がある。
posted by TASS設計室 at 22:33| 閑話休題

2018年04月03日

壁麻呂、歌麿、公麿

壁式鉄筋コンクリート造の構造計算プログラムの元祖は、東京デンコーの『壁麻呂』だが、何で『壁麻呂』か聞いてみたい。
母ちゃんは歌麿で、父ちゃんは公麿、苗字は綾小路かもしれない。
『綾小路 壁麻呂』なかなか良い響きだ。
posted by TASS設計室 at 12:33| 閑話休題