2025年04月22日

この2本で通常業務

@NBUS7
AHOUSE-ST1
この2本で通常業務を行うことができる。
4階建て木造軸組工法の計算を「木三郎」で行っていたが、需要がなくなった。
3階建て60分準耐火でロフト付きが増加した。木造はコレでしょう。

耐震診断を行う場合は
BDOC-RC/SRC
CDOC-S
DHOUSE-DOC
を加える。
付け足し
EKT-SUB
FFAP-3
GMED-3
全部、構造システムのプログラムになってしまった。

壁式構造といえば東京デンコーだが、構造システムのプログラムが使いやすい。
HHOUSE-WL
I2x4壁式
J壁麻呂
K壁式診断

posted by TASS設計室 at 11:22| 構造計算プログラム

2025年04月21日

構造計算プログラムの宣伝

相手はあきらめたようで、構造計算プログラムの宣伝が来なくなった開発元がある。
昔、徳大寺 有恒著「間違いだらけの車選び」という本があった。その乗りで、「間違いだらけの構造計算プログラム選び」という本が有ってもよい。日経アーキテクチュアで、各社の構造計算プログラムで行った一貫計算の結果に大きな違いがあることが特集になった。
審査機関が主要な一貫計算プログラムの特徴を比較して記述したものがある。検索すれば出てくる。
耐震診断を行っていると、昔の電算出力を見る機会がある。応力計算だけ電算で行っていた時期は、応力計算は英語表示で、モーメント図はテキストと記号で表示されていた。N88-BASICでプログラムを書いた時代である。
PCで漢字が使いにくかった時期で、面倒だから英文字だけにしていた。
posted by TASS設計室 at 01:25| 構造計算プログラム

2025年04月19日

ワーニングメッセージ

データの入れ忘れや、桁違いの数値に対してメッセージが出るものと、メッセージが出ないものがある。
メッセージが出過ぎて混乱した人がいるが、1つずつ解決する。何のメッセージも出ず、不具合があるまま計算するよりもよい。注意喚起のワーニングメッセージに対しては、内容を確認してコメントを加える。

メッセージで節点や部材を通り芯で示すが、通り芯ではなく何通りの『何番目』という表示で示されるプログラムがある。階の表示でも、何の表示もなく見上げで示されるものもある。構造計算データの基本は座標なので、座標が示されることが原則である。
構造設計者なら分かることだが、「左端」「右端」という表示は難しそうだ。座標の第一象限で、原点に近いほうを左端とする、と書いておけば分かる人には分かる。
軸組図は展開図と異なり、左側を座標の原点に近いほうとする。展開図や立面図のように表示する人もいる。
どうしても、その表示方法のほうが表現しやすい場合は、左右を反転することがある。


posted by TASS設計室 at 12:30| 構造計算プログラム

2025年04月18日

組込用のプログラム

僕が使っている構造計算プログラムで、計算機能は良いものの、入出力がイマイチのものがある。
東京デンコーの「木三郎」と「2x4壁式」である。これらを計算エンジンとして、入出力部分を作り直すとよいものになる。計算途中のメッセージや計算終了メッセージが他のプログラムと比べて少なすぎる。
受け梁のない床の上に耐力壁を載せても平気で計算するプログラムもあるので、それよりはマシである。

posted by TASS設計室 at 12:53| 構造計算プログラム

2025年04月16日

目次の目次

構造計算プログラムの出力で、どこに出力されているか質問されたことがあるので、設計方針・補足計算を書き、認定書などを差し込む計算書のまえがきに相当する部分の目次に電算出力のページを記載することにした。
このように書くと、自分自身のチェックにもなる。


posted by TASS設計室 at 18:39| 構造計算プログラム

構造別 使いやすい構造計算プログラム

構造別 使いやすい構造計算プログラム
@RC/SRC/S : NBUS7, BUS-6
ARC/SRC/S耐震診断 : DOC-RC/SRC, DOC-S
BW : HOUSE-ST1
CW耐震診断 : HOUSE-DOC
DWRC : HOUSE-WL(持っていないがWALL-1)
EWRC耐震診断 : 壁式診断(使用頻度は低いが、あれば便利)

慣れれば良いプログラム
F2x4壁式
G木三郎

元祖壁式構造計算プログラム
H壁麻呂

業界標準だがあまり使わないうちに古くなった
ISS-3
posted by TASS設計室 at 10:27| 構造計算プログラム

2025年04月14日

構造計算プログラムのバージョンアップ済み

2x4工法とWRCを除き、構造計算プログラムのバージョンアップを済ませた。RC/SRC/Sは耐震診断を含み、常に最新版である。
今回の法改正は木造の計算と高さ16mに関することなので、RC/SRC/Sの計算は変わらない。木造は検討項目が増えたので、バージョンアップするほうが手間が省ける。
軸組構法の計算は、kizukuri → HOUSE-ST1 → 木三郎 → HOUSE-ST1
2x4工法は、kizukuri-2x4 → 2x4壁式 →(HOUSE-2x4)
という変遷だが、(   )内を予想する。
2x4工法は業界団体が特殊で、大手企業の会員の動向で決まる傾向にある。そこに構造システムという技術力の高い開発元が参加するか疑問はあるが、HOUSE-2x4(仮称)が出ることを期待している。
東京デンコーが壁麻呂の発展形で2x4壁式を出したように、HOUSE-WLやWALL-1をベースにして2x4工法の計算プログラムを開発することは容易ではないかと思う。しかし、6階建てまで計算できるとは言わないだろう。自分勝手な想像である。
軸組工法も2x4工法も、6階建ては金物を含むディテールが完成していない。
posted by TASS設計室 at 09:51| 構造計算プログラム

2025年04月12日

構造計算プログラムの選び方

構造計算プログラムは安いものではないので慎重に選びたい。
出来立てほやほやのプログラムは、開発元が大幅な値引きを行い販売促進を図ることもある。多少の不具合は覚悟の慣らし運転で、お互いに使いながらのトレーニングである。プログラム間でデータを共用あるいは転送することを考えると、同じ開発元のプログラムを使うことになる。
鉄骨造の耐震診断や補強設計の場合、DOC-Sだけで計算するのではなく、BUS-6を併用することもある。こんな時はNBUS7ではなくBUS-6を使う。
東京デンコーのように、2x4工法の保有水平耐力計算やCLT工法の計算など、ニッチな分野でオンリー・ワンの開発元もある。使いやすさの点ではイマイチだが、必要とする機能は備わっている。マニアックなプログラムである。
posted by TASS設計室 at 03:11| 構造計算プログラム

2025年04月11日

木造の構造計算プログラムにデータベース

木造の構造計算プログラムにも部材のデータベースが付いた。データベースが別ファイルのため、更新されたデータをダウンロードすることができる。しばらくバージョンアップしなかったら、進化していた。
旧バージョンで屋根のデータがうまく入らなかったところがあったが、そのままのデータで計算することができた。不具合が修正されたようだ。
構造計算プログラムは、ユーザーが多いとレベルアップするが、使いやすいからユーザーが増えるものだ。

posted by TASS設計室 at 23:43| 構造計算プログラム

伏図・軸組図・3D表示

ワイドモニターを使うことが前提になり、構造計算プログラムは、伏図・軸組図・3D表示が標準になった。
次はデータを修正すると瞬時に再計算の結果が表示されることである。木造の耐震診断プログラムは、耐力壁の配置を修正すると、評点と偏心率も瞬時に示される。許容応力度計算でも、このような要領で作業ができるとよい。



posted by TASS設計室 at 18:46| 構造計算プログラム

2025年04月09日

構造計算プログラムの癖

構造計算のデータを作成する場合は形状認識から始める。点と線で立体形状をつくる。斜め軸の場合は複雑になり、それをどう認識するかプログラムにより異なる。斜め軸のデータ入力は各社各様である。
斜め軸が交わる点の座標を自動生成し、節点として認識できるものもある。スラブ形状に凹凸がある場合に形状を拾えないプログラムもある。ねじれた面は認識できない。ダミー部材を入れて荷重を配分することができればよいが、ダミー部材を設定することができないプログラムもある。断面寸法を5cm x 5cm 以下にするとダミー部材となり、断面算定が省かれるものもある。荷重伝達用に小断面の梁部材を入れるのである。
立体解析が行われているプログラムは問題ないが、疑似立体や平面骨組解析の場合は工夫が必要になる。
形状は入力できるものの、計算でエラーになることがあるが、プログラムの癖が分かれば回避できる。
posted by TASS設計室 at 09:24| 構造計算プログラム

2025年04月08日

法改正で構造計算プログラムのバージョンアップ

計算そのものは大した変更はないが、法改正で構造計算プログラムのバージョンアップが必要になる。
補足説明を加える程度で済む内容だが、バージョンアップしておくほうが体裁が良い。
木造は耐震等級2以上とすることが多いので、新3号、新2号とせず、許容応力度計算を行う。軸組工法の場合は偏心率の調整が容易なので、偏心率は0.15以下になるようにしている。
非木造でルート3の場合も、無駄にQunを大きくしないよう偏心率0.15以内を目安にしている。
posted by TASS設計室 at 22:09| 構造計算プログラム

HOUSE-ST1 Ver.5 と Ver.9

4階建ての計算は「木三郎」を使っていたが、3階建て以下はHOUSE-ST1で計算しており、法改正を機会にバージョンアップした。
両者を比較すると、HOUSE-ST1のほうが作業性がよい。壁倍率7倍で計算すれば、壁の剛性で計算することもないので、倍率計算でも計算できる。
4階建ては次の構造形式で設計する。選択可能な構造形式が多い。
@S造
AWRC造
B木造軸組工法
C2x4工法
D混構造
posted by TASS設計室 at 15:24| 構造計算プログラム

構造計算プログラムの原点

PC-9801で動く構造計算プログラムの原点は、データをテキストで入力していた。数字の羅列を見ると、建物形状をイメージすることができる。
数字と記号で建物の形状、柱梁断面や配筋、荷重条件などを示すことができる。現在の構造計算プログラムでもデータをテキストに変換すると、そのようなデータになる。元はDEMOSなので、開発元が異なっても似たようなものである。
自分が所有していない構造計算プログラムのテキストデータからBUS-6やDOC-RC/SRCのデータを作成することができる。それをグラフィック表示して形状をチェックする。
posted by TASS設計室 at 14:16| 構造計算プログラム

2025年04月07日

構造計算プログラムを整理する

@RC/SRC/S:NBUS7(BUS-6はサポート終了)
ARC/SRC耐震診断:DOC-RC/SRC
BS耐震診断:DOC-S
CWRC:HOUSE-WL
DWRC耐震診断:壁式診断
EW:HOUSE-ST1
FW耐震診断:HOUSE-DOC
G2x4:2x4壁式(ルート3の需要がなくなった)
構造システムのプログラムは入出力が使いやすい。
東京デンコーのプログラムは、計算機能は満足できるが、注意喚起のためのワーニングメッセージが少なすぎる。
それに画面上の色気がない。MS-DOSの時代から変わっていない。
一層のこと、画面はどうでもよいので、徹底的に自動化したら面白い。極限まで入力を少なくして、計算書をまとめることはできないだろうか。AIシリーズの始まりである。なんちゃってAIでも構わない。


posted by TASS設計室 at 18:04| 構造計算プログラム

2025年04月06日

構造計算プログラムの2極化

構造計算プログラムの2極化が進んだ。1990年代から変わり映えのしないものもある。
今までは基礎や杭の計算まで一貫して行うまでであったが、小梁やスラブの計算も一連の計算で行うことができるようになった。部材数が多い場合はグループ分けする。これでデータ入力の二度手間を省くことができる。
2mを超える片持ち部材の鉛直方向の地震力に対する検討は、長期の検定比でチェックすればよいが、正確に求めることができたら尚よい。

最もユーザー数が多いと思われる木造の構造計算プログラムは、最近全く触れていないが、まわってくる構造計算書を眺めていると、変わり映えがしない。非木造の構造設計者が好む木造の構造計算プログラムは大きく進化した。構造システム社が2x4工法の構造計算プログラムを開発したら、今までと異なるものができそうだ。
プログラムの機能としては、kizukuri, kizukuri-2x4 よりも木三郎, 2x4壁式 のほうが機能が豊富だが、2025年の法改正で保有水平耐力計算の必要性が低下し、ほとんどの建物はルート1あるいはルート2で計算することができるようになった。保有水平耐力計算は必要なくなったが、基礎梁のヒンジを間接的に確認することは必要ではないかと思う。それには基礎梁を上部構造の計算と連続して計算することになる。
posted by TASS設計室 at 19:07| 構造計算プログラム

2025年04月02日

電算出力を再現する

自分が所有していない構造計算プログラムで計算された電算出力をBUS-6で再現する。BUS-6なら1991年の規準で計算することができる。
当時の構造設計者がどのように計算していたか追跡することができる。手慣れた人が簡潔に計算しているので、それをトレースすることは勉強になる。
posted by TASS設計室 at 10:50| 構造計算プログラム

2025年03月24日

座標操作のやりやすい構造計算プログラム

斜め軸や柱の傾斜のある建物の計算は、座標操作のやりやすい構造計算プログラムが作業性がよい。
入出力がカラー表示は当たり前で、モノクロ表示は時代遅れに感ずる。
RC/SRC/Sの計算はNBUS7に移行したが、耐震診断プログラムDOC-RC/SRC, DOC-Sはどうなるだろう。RCは2017年の耐震診断基準、SRCは2009年の耐震診断基準で計算できるので、不自由は感じない。

posted by TASS設計室 at 16:43| 構造計算プログラム

2025年03月17日

エラーの原因となる入力データのところに飛ぶ

NBUS7を使って便利なところは、エラーの原因となる入力データのところに飛ぶ機能である。
これは良くできている。
posted by TASS設計室 at 08:46| 構造計算プログラム

電算出力を解析

概要を渡されたが、詳しく検討したいので、電算出力を解析したい建物がある。
数字を追うだけではなく、自分で計算して再現してみることが最も分かりやすい。ゾーン分けして計算することを加えるので、3日はかかる作業である。ゾーンの分け方で計算結果が変わる。
先を進んでいる人の後を追うことが目的で、興味本位の趣味のような計算である。検討結果を関係者に送り、今週末に意見を聞くことを考えている。
posted by TASS設計室 at 07:59| 構造計算プログラム