2022年11月26日

ローコスト鉄骨造

RC造の耐震壁をエレメント置換して計算する際、壁の中央に縦に剛性の高い柱を設定する。鉄骨造のブレースの代わりに、こんな方法がないかと思ったら、既に積水のシャーメゾンが有った。
大和ハウス工業の枠付きブレースも、ブレース構造でありながら塑性変形能力が高い。鉄骨系プレファブメーカーはよく研究している。
全ての構造に言えることだが、耐力壁は奥が深い。
これらの特徴を比較したものが月刊誌に出ていないか探している。
建築技術、建築知識、日経アーキテクチュアに出ていないかな。
昔、建築技術に書かれていた記事だが、鉄骨造もあえて4号建築として設計するということを思い出した。
あえて4号建築である。
許容応力度を満たせば、構造に関する細則を除外しても良いというものである。これは審査が簡略化されると言うことであって、構造に関する細則を無視しても良いというわけではないと思う。
逆に保有水平耐力計算を行っても、4号建築というものもある。
posted by TASS設計室 at 11:34| 鉄骨造

2022年11月25日

鉄骨造の構造設計

鉄骨造の意匠図作成は、構造設計事務所に依頼していただくほうが良さそうです。
意匠図と言っても、平面図・断面図・矩計図に基礎伏図・基礎断面図を設計の初期段階に渡すので、そこから仕上を考えていただく。鉄骨造のよいところは、開口部の位置を自由に決めることが出来ることである。
ALCの割付けのこともあるが、考え込まず、好きなように窓の位置を決めればよい。

柱の位置、梁の位置を決めることから始め、鉄骨階段とエレベーターまわりをまとめる。
そこまでやれば、木造専業の設計者にも鉄骨造の設計ができる。
普通の鉄骨造は、お決まりのディテールの組合せなので、ALC、QLデッキ、折版、e-Pile の納まりを理解すれば設計できる。
構造設計者の協力があれば、鉄骨造は難しくないですね。
                  
posted by TASS設計室 at 15:20| 鉄骨造

2022年11月24日

鉄骨造の意匠設計

鉄骨造は意匠設計も行う。
木造、RC、WRCは意匠設計者はお手のものだろうが、鉄骨造の意匠設計が苦手な人を見かける。
特に木造住宅専業の設計者が鉄骨造を手掛けると、慣れていないことが分かる。
構造図の伏図、軸組詳細図を先に作成することにする。それに肉付けをしていただく。
鉄骨階段はデザインの余地があるので、好きなように考えていただくことができるが、力の伝達に関しては任せていただく。施工性に影響する。
普段はエレベーターを使うので、避難階段が付いていればよいという程度なら、経済性を重視した無難な納まりにする。
posted by TASS設計室 at 16:40| 鉄骨造

2022年05月20日

JFEのカクホット

JFEのカクホット
これは使えそうだ。
https://www.jfe-steel.co.jp/products/koukan/catalog/e1j-028.pdf
適合するベースパックがないが、そのうち、どこかのメーカーが出すかもしれない。たまには自分で柱脚の設計を行うのも良い。
強引に柱を200角で設計する場合など、BCR295は肉厚12mmまでしかないが、カクホットにすると肉厚を16mmや19mmにすることができる。それ以上の肉厚は不経済すぎる。最後の手段だ。
posted by TASS設計室 at 02:35| 鉄骨造

2012年09月07日

鉄骨造の縦増築

 1991年築のS造3階建ての3階のルーフバルコニーを部屋にしたいと言う。
約38uの増築である。
事前協議も終わり、何とか申請できる道筋ができた。

柱が STKR400 であるため、ルート3で計算しても、柱梁耐力比 1.5 が付いてまわる。
(技術基準解説書 P.327)
出来上がっている建物なので、今さら柱梁耐力比を 1.5 にすることはできない。

 冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル(日本建築センター)の旧版のQ&Aの47番目、STKRの柱材が塑性化しないで、Ds=0.45が確保されている場合は、柱梁耐力比の検討は不要という記述に救われた。
計算結果は、塑性率=最大変形 / 弾性限界変形 = 0.96 < 1.00 である。

posted by TASS設計室 at 14:52| 鉄骨造