2x4壁式は難しいと言われるが、順を追って理解すれば理解できる。
独特の癖があり、斜め軸を設定した後に通り芯を挿入すると、斜め軸がはじけてしまうことがある。
構造計算書を印刷し、数値を追いかけると計算内容を理解することができる。全て電卓をたたいて計算できる内容である。
何をどのように計算しているかを理解することであり、たまには部分的にエクセルで計算して検証してみると理解が深まる。
べた基礎まで一貫計算で行うことができるが、杭基礎は使いにくい。杭と基礎梁は昔ながらの手計算で行うことになるが、建物の規模的に地盤改良で済む地耐力のため、支持杭を採用することは滅多にない。
スクリューパイル限定でよいので、杭基礎に対応してもらえないだろうか。土をこねくり回して地盤改良を行うより、スクリューパイルのほうが残土が出ないので、現場がきれいで工期も短い。
2023年03月20日
2x4壁式は難しいと言われる
posted by TASS設計室 at 09:39| はじめての2x4壁式
2022年09月01日
No.3 階別耐力壁から
【一般入力】
【階別耐力壁】頭つなぎ・上枠 X方向、Y方向共 206 SPF-2
【階別梁床】デフォルト 1F Fc=21
【応力割増】全て 1.00
【床面積入力】自動計算 する
【さがり距離】RC梁のみ入力する。合板上端から梁芯までのきょりを入力する。
土台の断面を 140x89とすると 24+89+20+700/2=483
【反曲点比】0.5という数値は納得できないので1.0とする。
【風荷重】自動計算
【仕様規定】階数>3、高さ >13、軒の高さ >9、延べ面積>500、その他 共同住宅にチェックする。
【部材】
【壁】
【開口】
【梁】
【小梁】省略
【床】
【節点状態】梁が交差する場合は、優先方向を個別に設定する。
【特殊0】特殊荷重を入力する。
【頭つなぎ】計算範囲を指定する。
【床下張り】計算範囲を指定する。
【部材2】
【壁端部金物】
【外壁設定】
【土台】
【二次部材】
【隅部タイプ】
【屋根】
【階別耐力壁】頭つなぎ・上枠 X方向、Y方向共 206 SPF-2
【階別梁床】デフォルト 1F Fc=21
【応力割増】全て 1.00
【床面積入力】自動計算 する
【さがり距離】RC梁のみ入力する。合板上端から梁芯までのきょりを入力する。
土台の断面を 140x89とすると 24+89+20+700/2=483
【反曲点比】0.5という数値は納得できないので1.0とする。
【風荷重】自動計算
【仕様規定】階数>3、高さ >13、軒の高さ >9、延べ面積>500、その他 共同住宅にチェックする。
【部材】
【壁】
【開口】
【梁】
【小梁】省略
【床】
【節点状態】梁が交差する場合は、優先方向を個別に設定する。
【特殊0】特殊荷重を入力する。
【頭つなぎ】計算範囲を指定する。
【床下張り】計算範囲を指定する。
【部材2】
【壁端部金物】
【外壁設定】
【土台】
【二次部材】
【隅部タイプ】
【屋根】
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No.2 一般入力、地震係数他
【一般入力】【地域係数】
ルート判別用地上高さは最高高さとなるので 13046
ルート判別用軒高 :1階はコンクリートスラブとする場合、基礎の立上りを300とし、土台の上端をGL+410とすると軒高は 410+3009x4=12446
1次固有周期用地上高さは、パラペット天端とし 12446+600=13046
GLから1階SLまでの高さは、GLから土台上端までの高さとして 410
RC部分の高さは 0
PH震度 1.00
地域係数 1.00
地盤の固有周期 第2種地盤として 0.6
標準せん断力係数 X、Y共に 0.20
用途係数 1.00
一次固有周期は自動計算とするので、X,Y共に 0
耐力壁の算出形式指定は、タイロッドを使うので、上下階で開口位置を揃えることを前提として【下の階に同じ】とする。
大梁のCMQ長期応力関係は α=1.00 β=1.00 で良いが、小梁の設計用曲げモーメントに倣い
α=0.60 β=0.35 とする。β=0 とすると、大梁中央のモーメントをMoで計算することになる。
α=1.00 にすると梁端部を固定端モーメントで計算することになる。安全側なので、これも良いと思う。
梁戻り距離は梁せいの 1/4
地表面祖度区分 3
基準風速 Vo 34
陸屋根とするので、軒出 0 勾配 0.00/10 重い屋根とする
重い屋根、軽い屋根は許容応力度計算には影響ないが、重い屋根にしておく。
1階の風下側の考慮は、【考慮する】を選択する。
【積雪考慮】
積雪量 30
雪単位重量 20
積雪荷重の考慮 短期で考慮
雪の係数はデフォルトのままとする。
多雪区域では、α=1.00 とする場合があるので、県条例などを調べる。
【剛性係数】
デフォルトのままとする。
【枠判定】
壁のモデル化 壁倍率では計算しないので 部材選択
壁の規準強度 1960
壁の基準変形角 1/150
材寸法 206 枠部材強度 SPF-2
品確法で計算しないので全て等級1
以下デフォルトのままとするが、壁の許容せん断耐力は
降伏せん断耐力に靭性による低減係数を乗じた値とし、釘ピッチ100の時の塑性率μ=6.00とする。この時のDs=0.30である。
耐力壁の塑性率は釘ピッチで決まるので、釘ピット50の壁はμ=4.58 になる。この時のDs=0.35である。
【応力解析】
ねじれ補正 する
補正値 1.000 ねじれ補正の最低値を 1.000 とする。
標準剛度 0.0 このデータは計算に使われていない。
ルート判別用地上高さは最高高さとなるので 13046
ルート判別用軒高 :1階はコンクリートスラブとする場合、基礎の立上りを300とし、土台の上端をGL+410とすると軒高は 410+3009x4=12446
1次固有周期用地上高さは、パラペット天端とし 12446+600=13046
GLから1階SLまでの高さは、GLから土台上端までの高さとして 410
RC部分の高さは 0
PH震度 1.00
地域係数 1.00
地盤の固有周期 第2種地盤として 0.6
標準せん断力係数 X、Y共に 0.20
用途係数 1.00
一次固有周期は自動計算とするので、X,Y共に 0
耐力壁の算出形式指定は、タイロッドを使うので、上下階で開口位置を揃えることを前提として【下の階に同じ】とする。
大梁のCMQ長期応力関係は α=1.00 β=1.00 で良いが、小梁の設計用曲げモーメントに倣い
α=0.60 β=0.35 とする。β=0 とすると、大梁中央のモーメントをMoで計算することになる。
α=1.00 にすると梁端部を固定端モーメントで計算することになる。安全側なので、これも良いと思う。
梁戻り距離は梁せいの 1/4
地表面祖度区分 3
基準風速 Vo 34
陸屋根とするので、軒出 0 勾配 0.00/10 重い屋根とする
重い屋根、軽い屋根は許容応力度計算には影響ないが、重い屋根にしておく。
1階の風下側の考慮は、【考慮する】を選択する。
【積雪考慮】
積雪量 30
雪単位重量 20
積雪荷重の考慮 短期で考慮
雪の係数はデフォルトのままとする。
多雪区域では、α=1.00 とする場合があるので、県条例などを調べる。
【剛性係数】
デフォルトのままとする。
【枠判定】
壁のモデル化 壁倍率では計算しないので 部材選択
壁の規準強度 1960
壁の基準変形角 1/150
材寸法 206 枠部材強度 SPF-2
品確法で計算しないので全て等級1
以下デフォルトのままとするが、壁の許容せん断耐力は
降伏せん断耐力に靭性による低減係数を乗じた値とし、釘ピッチ100の時の塑性率μ=6.00とする。この時のDs=0.30である。
耐力壁の塑性率は釘ピッチで決まるので、釘ピット50の壁はμ=4.58 になる。この時のDs=0.35である。
【応力解析】
ねじれ補正 する
補正値 1.000 ねじれ補正の最低値を 1.000 とする。
標準剛度 0.0 このデータは計算に使われていない。
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2022年08月31日
No.1 プログラムの立上げ、通り芯の入力
プログラムを立ち上げ、【Select Data】で <<空き>> のところを選択し、
【標準マスター処理】で 2 耐火構造仕様 を選択して OK をクリックする。
【初期データ】の各項目を入力し、【決定】を押して完了する。
データ名称 : 4階建て耐火構造試設計
地上階数(1〜5):4
地下階数(0〜1):0
ペント(0〜1) :0
Xスパン数(1〜100):6
Yスパン数(1〜100):3
【STORY LENGTH】で階高、壁弾を入力する。
階高は合板上端から合板上端までの高さ、壁高は床組の高さを減じた高さとする。
床合板を24mm、床根太を210とすると、床組の高さは24+235=259とすると、
4F 3009 2750
3F 3009 2750
2F 3009 2750
1F 3009 2750
構造種別は [2x4]なので 0 とする。
【SPAN LENGTH】
X通
X1
X2 5460
X3 5460
X4 4550
X5 4550
X6 5460
X7 5460
Y通
Y1
Y2 6370
Y3 3640
Y4 6370
と入力し、【X】で終了する。
これらは【一般入力】【建物規模】【階高】【スパン長】で確認することができる。
【データ表示】の下の【伏せ図】をクリックすると、画面に伏図全体が表示される。
【軸図X方向】を押すとX方向の軸組図、【軸図Y方向】を押すとY方向の軸組図が表示される。
以上で通り芯の設定が終わった。
データ入力が進み、通り芯を分割したり、スパンの変更が必要な時は適宜追加・挿入・削除する。
開口端部に通り芯を設定する必要はない。
無開口の壁を入力し、別のレコードで開口を入力して配置するので、開口寸法や寄り寸法の変更は自由にでき、通り芯を修正する必要はない。
この機能は、一般的なRC造の構造計算プログラムと同様で、壁と開口のデータが独立している。
【標準マスター処理】で 2 耐火構造仕様 を選択して OK をクリックする。
【初期データ】の各項目を入力し、【決定】を押して完了する。
データ名称 : 4階建て耐火構造試設計
地上階数(1〜5):4
地下階数(0〜1):0
ペント(0〜1) :0
Xスパン数(1〜100):6
Yスパン数(1〜100):3
【STORY LENGTH】で階高、壁弾を入力する。
階高は合板上端から合板上端までの高さ、壁高は床組の高さを減じた高さとする。
床合板を24mm、床根太を210とすると、床組の高さは24+235=259とすると、
4F 3009 2750
3F 3009 2750
2F 3009 2750
1F 3009 2750
構造種別は [2x4]なので 0 とする。
【SPAN LENGTH】
X通
X1
X2 5460
X3 5460
X4 4550
X5 4550
X6 5460
X7 5460
Y通
Y1
Y2 6370
Y3 3640
Y4 6370
と入力し、【X】で終了する。
これらは【一般入力】【建物規模】【階高】【スパン長】で確認することができる。
【データ表示】の下の【伏せ図】をクリックすると、画面に伏図全体が表示される。
【軸図X方向】を押すとX方向の軸組図、【軸図Y方向】を押すとY方向の軸組図が表示される。
以上で通り芯の設定が終わった。
データ入力が進み、通り芯を分割したり、スパンの変更が必要な時は適宜追加・挿入・削除する。
開口端部に通り芯を設定する必要はない。
無開口の壁を入力し、別のレコードで開口を入力して配置するので、開口寸法や寄り寸法の変更は自由にでき、通り芯を修正する必要はない。
この機能は、一般的なRC造の構造計算プログラムと同様で、壁と開口のデータが独立している。
posted by TASS設計室 at 22:52| はじめての2x4壁式