木造住宅で、地盤面から基礎の立上りが 15cm しかない建物がある。
10cm という建物も見たことがある。
外壁のモルタルを地盤面まで塗ると、一見して鉄筋コンクリート造のように見える建物である。
こんな設計は白蟻にエサを供給しているようなものではないだろうか。
どうしても1階の床を下げたい場合は、内部の基礎の立上りは 15cm でも良いが、外周部の基礎の立上りは 30cm とし、幅木のディテールを工夫したほうが良いと小生は考える。
デザインには、施主が望むデザインと意匠設計者がやりたいデザインがある。
耐久力を犠牲にしたデザインは、施主にとって好ましいことなのだろうか。
2014年06月04日
基礎の立上り15cm
posted by TASS設計室 at 13:35| 木造住宅