2014年05月16日

設計のできる施工会社を選ぶ

 実施設計が苦手な意匠設計者は、設計のできる施工会社を選ぶと平和が訪れる。
施主の要望を伝達して、意に沿った設計を提案してもらい、同時に見積りの調整も行ってもらうのである。
施工会社に図面を作成してもらうこともあるに違いない。
『施工図を施工会社に描かせて、自分は設計者としてチェックした』と言えば、施主に対する面目は保てるだろう。

 意匠設計者は間取りを決め、キッチンやユニットバスの型番を決め、内外装の色を決めることに専念するだけで良い。
詳細設計や構造図の作成は業者に任せることである。
構造設計事務所に頼むと、設計料の中から、それなりの費用を出さなくてはならないが、施工業者に頼むと、その費用は経費に含まれるのである。

posted by TASS設計室 at 19:49| 木造住宅