木造3階で地下室があると適合性判定にまわるか、という質問をいただいた。
木造3階をルート1で計算し、軒高9m 、最高高さ13m を超えなければ適合性判定にはまわらない。
混構造の場合も同様で、1階をRC、2〜3階を木造にする場合も同様であり、ルート1で計算し、軒高9m 、最高高さ13m を超えなければ適合性判定にはまわらない。
地下1階が、構造的に地上階とみなされる場合は、法規上は地下であっても、地上階としてAi分布を求めて上部構造を計算する。
地下階が構造的にも地下階になる条件は知っていてほしい。
本を見なくても判断できるよう、この規定を使いこなすのである。
建物は地震力を受けて振動する。
そのイメージをつかんでいると、地下か地上か判断できる。
地震力と言うと、Ai分布と一次固有周期を思い出してほしい。
一次固有周期は建物の高さに関係がある。
平均GLからの高さとして良いが、X方向とY方向で、振動を考慮する際の高さが異なる場合もある。
この程度のことが理解できれば、混構造の設計ができる。
2013年07月26日
木造3階で地下室があると適合性判定
posted by TASS設計室 at 19:29| 木造の構造計算