構造設計を理解していない人ほど、構造設計を行うことで、何でもできると思っているようだ。
分からないから適当なことを言っているに過ぎないのだが、そんな設計者に依頼した施主は災難だ。
何ができ、何ができないか、ということを明確に理解しなければならない。
計算はできなくても良いが、構造計算のフローくらいは理解していただきたいものである。
適用する基準や規準を何にするか、ということを最初に決め、それを実現するための計算方法を決めるのである。
適用は可能でも、計算方法が難しいこともある。
様々な要素が複雑に入り組んでいるので、単細胞の人は思考が及ばないこともあるだろう。
そのような人は、壁量計算で設計するのである。