東大農学部の弥生講堂には座布団が山ほど積んであった。
笑点の中継を行っても、十分な量である。
1人当たり10枚の座布団を与えても、20人分以上は、ありそうだ。
映画館のような跳ね上げ式の椅子であるが、座り心地は最悪であった。
建築学会賞を取った建物であるが、椅子の座り心地は、審査の対象ではなかったようだ。
しかし、階段は、機会があれば拝借したいデザインである。
現在施工中の建物の階段は、鉄骨のササラ桁に段板を取付ける形式で設計されているが、
木製の段床を用いる階段は、板の木口を見せたほうが軽快に見える。
ササラ桁を用いず、段床を支える梁は、立体トラスにする。
階段を製作するまでには時間があるので、デザインをもう一捻りしたほうが良さそうだ。