2010年07月03日

詳細図と構造設計

工事現場では、施工図を作成する。
意匠図と構造図を見て、施工図を作成する。

小規模な建物では、施工図を作成する担当者が存在しない。
適切な外注先が見当たらない。
施工図を専門に作成している事務所もあるが、小規模な建物の施工図は引き受けない。採算が取れないからである。

詳細図は意匠設計者が作成することが多いが、ディテールを作成することのできない人も見られる。
多くの図面を参考にすることや、詳細図集を購入することが必要である。
詳細図集をCADデータとして販売している会社もある。
サッシュやシャッター、ALCなどは、メーカーの図面集を参照する。
原寸で理解すると、詳細図を作成することができる。
RC造の場合、鉄筋の納まりを理解することがポイントである。
建築の設計は、施工に関する知識を備えることが必要である。
『どうつくるか』を考えて設計する。
そこから新たなアイディアも生まれるものである。
posted by TASS設計室 at 08:37| 構造設計