2026年05月08日

■虚言癖の研究

息を吐くように嘘をつく男がいる。
本人は自分を大きく見せることが目的で、凄い人だと思われたいのである。お世辞でも「すごいですね」「さすがですね」なんて言われると真に受けてしまう。
僕のまわりの数人は「あぁ、あの人か」と思い当たると思うが、彼は自己暗示をエネルギー源にしている。
タレント性があるので、適切な台本で動かすとよいが、台本通りには動かない。長年訓練してきた物売りの営業的「応酬話法」で対応するので、知性のある人には一瞬で中身のないことが見抜かれる。
事実を事実として話すことに集中することだが、語彙が少なく「生活言語」で生きてきた人で、「学習言語」が育っていないため会話の質が低い。内容のないところをホラ話で埋め合わせをする。初対面の人に対して自慢話をする。彼は比較することに意識が向いているようだ。飲み会の席順を決める際、彼の隣にはつき合いの浅い人を座らせる。
彼は権威を好み、政治家、中央官庁の役人、大学教授などに引き寄せられる。どこかの市長に会った、という話を聞いたことがある。事実は知らない。
本人に治す気があれば、上座部仏教の瞑想の手法で自分を観る訓練を行うことで改善する。その指導ができるのは、真っ先に思い当たるのは地橋秀雄氏である。鈴木一生氏(故人)、井上ウィマラ氏も指導力があるが、彼らは口をそろえて言う。「縁なき衆生は度し難し」
助け船を出してもらっても、聞く耳を持たない人は、どうしようもない、救いようがない、という例えである。
posted by TASS設計室 at 08:53| 日記