1952年制定当時の地域係数(昭和27年建設省告示第1074号)当時の係数は、以下の4段階で区分されていました。地域係数 (Z)主な対象地域(当時の区分)
1.0静岡、山梨、長野、岐阜、愛知、滋賀、三重、福井、石川など(中部・近畿・北陸の主要部)
0.9関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬)、新潟、富山、四国全域、近畿(京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山)など
0.8東北地方(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)、九州地方(全域)
0.7北海道地方
【注意点】
現在の基準(昭和55年告示)では関東地方の多くが1.0となっていますが、制定当時は関東地方(東京など)の係数は0.9とされていました。これは河角博士が統計的に「関東大震災(1923年)のような大規模地震は、一度起こると次まで間隔が空く」と考え、再現期待値を低く見積もったためと言われています。
復帰当初から現在に至るまで、沖縄の数値は日本国内で最も低い値に設定されています。1972年(復帰時): 地域係数 Z = 0.8 とされました。(当時の本土の基準において、地震の発生期待値が低いとされた地域と同じ水準です)1980年(昭和55年)新耐震導入時:全国的な見直しが行われましたが、沖縄県は引き続き Z = 0.7 と定められました。これが現在の新耐震基準における数値として定着しています。
2026年04月06日
1952年制定当時の地域係数
posted by TASS設計室 at 18:08| 構造設計