2025年09月08日

実務経験のない木造専業構造審査係

特に木造軸組工法の審査に見られることだが、実務経験のない構造審査係が多くなった。
木造の審査を行わない審査機関との間で行う構造審査や耐震評定のやり取りと内容が異なる。
書いてあることに忠実なだけでは思考停止の状態に陥ってしまい設計できない。判断可能な設計に変えることで、思考停止を回避することができる。
審査には否応なしに工学的判断の要素が加わる。だから技術基準解説書やQ&Aで補足されている。それを忠実に読むと、グレーゾーンが出てくるが、判断できないのではなく、それらを参照した上で工学的判断を行うのである。だから、確認申請よりも評定や適判のほうが技術的なキャッチボールができる。
適判は確認申請と同様の判断であるが、工学的判断の要素が明確である。構造審査係は判定員の資格を持とう。
木造の審査を行う前に、RC造とS造の設計の経験が必要である。木造専業の設計者は、二言目には木造は特殊だと言うが、何が特殊か考えたことがあるのだろうか。材料の物性の他に特殊事情はないのだろうか。
木はダイコンやゴボウのように植物であることは分かる。


posted by TASS設計室 at 07:22| 日記