耐震等級5というものがあるそうだが、心配ならケチケチしないで、1Gで設計したらどうだろう。
平屋を1Gで設計したことがあるが、屋根が軽ければ容易に納まる。
免振や制振に注目する人もいるが、制振ダンパーの効果は自分としては疑問がある。バランスの良い建物なら地震の被害は少ない。木造のように軽くて剛性の低い建物の免振構造の効果はよく分からない。
耐震性を上げるには、固定荷重を軽くすることだが、軽いと風が心配になる。
バランスが良い建物とは、偏心率0.15以下、剛性率0.6以上を余裕をもって満たす建物である。
安心のため耐震診断を行う人がいるが、簡易診断でも精密診断でも評点が1.5以上なら安心するらしい。
耐震診断の目的は、耐震基準適合証明がないと、売買し難いから証明書が必要なのだろう。こちらの要因が多いような気がする。