木造の耐震診断の計算を行っている某社の管理建築士と話したら、現地調査の写真が250枚送られてきて、そこから情報を拾い集めて一般診断を行っているという。
3Dで写真を撮り、寸法が示される道具があったらよい。行政書士は店舗内の採寸で、ボッシュの製品で、3Dの測定器を使っていると聞いたことがある。
僕がリモートで、階段の所で階高を測らせたら 4.65m という返事があった。階段を斜めに測っていた。何を測っているか分からない人が作業している。この時は工務店の社長が近くにいたので、フォローしてくれた。こんな状態では測定の精度が悪く、木造の耐震診断でさえ、使いものにならない。現地の写真は記念写真でしかない。これではリピート客がいないことが良く分かる。徹底的にしごく必要が出てきた。
耐火被覆の有無を確認することが目的だったが、耐火被覆が無かったので鉄骨造の柱断面を測定してもらった。スケールを当てて写真を撮るように言ったら、縦方向にスケールを当てて写真を撮ろうとした。スケールのメモリとの比率で分からなくもないが、ちゃんと柱のBxDが分かるようスケールを当てるものである。H形鋼と角形鋼管の区別もつかなかった。図面のX-Y座標やH形鋼の強軸弱軸の区別もつかない。
言っても仕方のないことなので、僕は頭の良し悪しについて話さないようにしていたが、それも限界にきた。写真を撮り、そこから寸法が分かるような道具が必要である。丸ごと写真を撮り、寸法が表示されると分かりやすい。いくら良い道具が有ったとしても、人の目で見て気づくことがある。
2025年05月22日
木造の耐震診断の現地調査
posted by TASS設計室 at 08:00| 木造住宅