設計は表面から見えないところを観ることである。仕上に着目する人も、その裏のことを頭に描きながら考える。
新築は好きなように計画できるが、改修工事はスタートの時点で建物が存在するので、存在する建物を見極める必要がある。見えないところは合理的に推定し、都合よく考えるのではなく、安全側の判断を行う。
新耐震以前の鉄骨造の柱脚は、ベースパックは少なく、埋込式で設計されていたものがある。日の字柱も有り、耐震診断では見かけるが、自分で日の字柱は設計したことがない。学生の頃に読んだ建築技術や建築知識で特集になっていた。
鉄骨造の場合、埋込柱脚の場合もあるが、調査しきれない場合はピン柱脚とみなす。アンカーボルトを隠す程度のコンクリートの被覆がある場合は、せん断力に対して有利である。若干のバネを考慮することもできる。
鉄骨造の柱脚というと、秋山宏著『鉄骨柱脚の耐震設計』が手元にある。藤本盛久著『鉄骨の構造設計』も鉄骨構造の定番の教科書である。
2025年05月01日
見えないところを観る
posted by TASS設計室 at 07:11| 鉄骨造