2023年06月09日

木造は昭和のまま

やっと4号特例が見直される。木造の構造計算指針の内容は充実してきたが、壁倍率で計算することしか考えていない設計者が圧倒的多数である。
壁も倍率、床も倍率である。
固定荷重を拾わずに壁量計算を行うことは如何なものか。AIで設計するようになるのだろうか。
意匠図を作成したら構造は自動計算、自動作図は可能性があるが、意匠図を作成しながら構造設計を行うというのも良いのではないか。仕事が出来る木造の意匠設計者は、構造を意識して意匠設計を行っている。
もうひと息で、構造計算ができるようになる。
全棟構造計算と宣伝している木造住宅の会社があるくらいだから、許容応力度計算を義務付けられないだろうか。
kizukuri、kizukuri-2x4 のような簡易なプログラムでは機能的に満足できない人が、東京デンコーの 木三郎、2x4壁式 のレベルのプログラムを使うようになったらよいと思う。
kizukuri 並みの操作で、機能が豊富なプログラムが使えないだろうか。意匠的な感覚で、データを自動生成できないものか。計算書のアウトプットも意匠図的に示し、簡単にする必要がある。
僕は難しいプログラミングは出来ないが、何百ページも計算書に目を通さなくても済むようにできそうな気がする。応力解析プログラムの要領で、伏図、軸組図形式で、NG部材を赤くすることは出来るだろう。簡単操作の高機能プログラムである。

posted by TASS設計室 at 01:00| 閑話休題