コンサルタントを必要とする人は多い。
大手企業は設計部構造設計課や技術部に聞くことができるが、小企業には構造設計者がいないことも珍しくない。公共事業を請け負っている地場のゼネコンには、設計部すら存在しない会社がある。設計部を維持するにはコストがかかり、成果が見えにくい。
建設会社の設計部に、構造設計者が1人いるかいないかで、計画の進み具合が大きく異なることは、客先の会社をみていると良く分かる。
小規模な建物を設計する場合、意匠・構造・設備を1人の設計者が設計すると効率がよい。少なくとも、それらを理解して調整することができるとよい。分からずに外注するのではなく、理解して外注するのである。
木造の場合は、プレカット会社、コンポーネント会社が関与するが、それらの会社に構造設計者がいると居ないとでは受注に大きな差が出る。施工図は作成するが、構造計算を理解していない人は、それらの会社に多い。ディテールを理解しているのだから、もう少しで構造計算ができるようになる。
木造の構造計算は kizukuri、kizukuri-2x4 で計算する人が圧倒的多数だが、木三郎4、2x4壁式3 を使っている人は少ない。前者は木造専業、後者は普通の構造設計者である。構造設計の基本はRC造とS造である。
2023年04月25日
コンサルタントを必要とする人
posted by TASS設計室 at 07:25| 日記