一次設計が完了し、構造図が出来上がっている状態から、保有水平耐力のみ計算することができる。
保有水平耐力計算は壁の剛性に基づく計算を行うので、偏心率と剛性率が一次設計の計算と異なるが、Qunの計算で不利なほうにする。
これは、4階建てや5階建ての計算だけではなく、2階建てや3階建てでも、やむを得ずルート3になることもある。告示のチェックリストとフローチャートで判定するが、偏心率が 0.15を超えたらルート3になる判定である。計画上、どうにもならなくて、ルート3になってしまう場合の最後の手段である。
一次設計は kizukuri-2x4 で計算したものでも、保有水平耐力計算だけ行うことができる。
新耐震の始まりの頃は、保有水平耐力計算は別のプログラムで計算したり、手計算で行ったものである。
2023年04月20日
保有水平耐力計算だけ計算を引き受ける
posted by TASS設計室 at 20:00| 日記