2023年03月23日

高さを決める図面

平面図は分かりやすいが、断面図になると寸法の記入がぐちゃぐちゃになる人がいる。
平面図は壁芯をはっきりさせることである。壁厚が異なるため、上下階で壁芯が異なる場合は、最も外にある壁芯を採用する。高さは構造階高と意匠の階高は異なるので、構造図で構造階高を明確に示す。意匠設計者に構造階高を意識させることが目的である。
計画の最初の段階で構造設計を先行し、高さ関係の図面を関係者に配布する。矩計図と階段詳細図は意匠図と構造図の兼用とする。矩計図と構造詳細図を並べて作成した建物もある。矩計図は断面詳細だけではなく、基準階の平面詳細図と全体の立面図も同じ紙面に描く。用紙の大きさはA2あるいはA1とする。
この描き方は分かりやすいと思う。
posted by TASS設計室 at 23:13| 構造設計