意匠設計事務所からまわってくる設計図書を見ているだけでも勉強になる。よいデザインは一瞥して分かる。この計画はダメだろうな、と思うと没になっている。
陣取り合戦的建売住宅とは違う。しかし、チマチマと設計する建売住宅は、感心するほどよくまとまっているものがある。
意匠設計事務所とつきあっていると、デザインのセンスだけではなく、法規上の知識も得られる。1年に1〜2つは意匠と構造の両方を設計する。東京の設備設計事務所と2人で設計できる。
東京都の窓先空地については、都内の建物に慣れている設計者に教えてもらうことがある。彼は狭小地のアパートの設計に慣れている。天空率の検討が必要な時も、慣れている人に依頼したことがある。