2023年03月19日

固定荷重のコストに及ぼす影響

固定荷重のコストに及ぼす影響を関数にして示す。
固定荷重が変化すれば、層重量・地震時水平力・直接基礎の接地圧または杭の軸力が変化するので、それらの関係を示す。
床をQLデッキにするか、ALCにするか、更に簡易な床にするか悩んでいる人に送る。当然、対応する見積りを作成して比較する。工数と施工日数にも影響する。施工会社なら、統計的にコストを把握していると思われる。僕はスーパーEデッキを提案した。
関連する部分に影響があるので、それらも比較表に加える。大梁の接合部のスプライスプレート上部の納まりにも影響する。耐火被覆も関連する。軽量鉄骨造は梁端をピン接合にするので、フランジの上にボルトが出ることがないが、重量鉄骨の場合は、フランジの上端に出っ張りがある。
合成床板を使わない場合は水平ブレースが必要になる。
このようなことは意匠設計者が調整するのだが、会社のトップから何か言われると過剰反応し、そのことを最優先する傾向にある。優先するなら、その根拠を示すことである。
エクセルで、計算を含む表にすると分かりやすい。
部分の単価で比較するだけでは済まないことなので、全てを数値化しないと比較したことにならない。
posted by TASS設計室 at 08:03| 構造設計