構造設計で隙間の分野は木造4階、特に2x4工法の4階である。
木造だけで4階もあれば、混構造の4階もある。
混構造の1階をS造にしたがる人がいるが、難しいからやめたほうがよい。
北米にあるような規模の大きな建物で、1〜2階をS造の商業施設にして、3階から上を木造にすることは考えられる。しかし、全てをS造にすることが妥当である。
ルート2の審査ができる審査機関が多いので、木造軸組工法4階は壁倍率の上限を7倍にして設計しているようである。
2x4工法の場合はルート3が必須なので、手が出ない人が多い。
計算方法は本に書いてあり、構造計算プログラムがあるのだが、なぜ出来ないのだろう。これは木造専業の構造設計者ができないだけであり、保有水平耐力を理解している普通の構造設計者(判定員の資格をもつ構造設計一級建築士)なら出来ると思う。
2023年03月15日
構造設計で隙間の分野は木造4階
posted by TASS設計室 at 10:27| 構造設計