2023年02月25日

混構造と木造4階は設計者の隙間

混構造と木造4階は、ビルの構造設計者と木造専業の構造設計者の隙間に位置する。
簡易な構造計算プログラムのオペレーションで計算している木造専業の構造設計者は手を出せない。ビルやマンション、工場や倉庫などの構造設計を行っている普通の構造設計者は、木造の業界とつき合いがない人が多い。彼らは混構造や木造4階やそれ以上の木造建築を設計できる技量はあるが、やらないだけである。

木造専業の構造設計者が、混構造や木造4階建ての構造設計に手を出すと、いきなり今まで聞かなかった言葉に出合い面食らう。その差を埋めるには、RC造とS造の構造設計を経験することだが、その差を木造側から攻める方法を考える。数冊の参考書にさらっと目を通し、必要なところだけを拾い読みする程度で効果がある。それで『木三郎4』と『2x4壁式3』の計算内容を理解することができる。
posted by TASS設計室 at 08:59| 構造設計