建設会社の設計者は会社の中心的存在であり、基本設計をまとめる立場にある。そこで基本方針が決定され、受注が決まる。下請の意匠設計事務所を見ていると、普通に設計できる人と、いわゆる代願事務所の2つに分かれる。言われたことをやっているだけの代願事務所は反応が鈍く、設計者としての手腕を感じない。元請けの設計者からの指示を待つのではなく、基本設計を補佐することが出来たらよい。独自の受注ができないから、その立場に甘んじているのだが、詳細設計が苦手では実施設計は難しい。
メルギブソン主演で、ベトナム戦争を題材にした映画がある。そこで彼は「兵卒は上官の動きを学べ」と言っている。会社でも同様のことを言っていた現場の所長のことを思い出した。