2023年02月21日

保有水平耐力計算と等価な計算

2x4工法の場合、そもそも「なんちゃって保有水平耐力計算」だから、許容応力度計算で保有水平耐力計算と等価な計算を行う規準をつくれば、敷居が低くなるのではないだろうか。
反曲点高比を1.0とし、構造特性係数に倣い、標準せん断力係数を割り増すと、一次設計だけでも、保有水平耐力計算と同じ結果になる。耐力壁と基礎梁の耐力比で、基礎梁が勝つことを条件にすればよいのではないか。何せ木造の設計者は基礎をケチりたがるので、何らかの歯止めが必要である。
これは冷間成形角形鋼管の柱梁耐力比のような考え方である。
RC造は高さ20mまでルート1の計算を行うことができる。
だから木造の設計者は、非木造の普通の構造設計者との意見交換が有効であることを理解されたい。
木造3割、非木造7割なら、木造の比率が高い構造設計者である。
posted by TASS設計室 at 14:09| 2x4工法