2023年02月18日

地耐力が50kN/uを超えると驚かれる

木造住宅の必要地耐力は20〜30kN/uが多いので、混構造で50kN/uを超えると驚かれる。
外壁率が高く、荷重が偏在していると、50kN/uを超え70kN/uくらいになることもある。
平均接地圧、図心と重心の差を求め、二方向の偏心を考慮した接地圧を計算すると、平均接地圧の1.5倍くらいになる。地震時の転倒の計算を行うと、短期で100kN/uくらいは当たり前である。
このような計算は、エクセルのシートを作成しておくと使いまわしができる。
支持杭の設計に慣れていない人がいるが、木造でも4階あるいは5階になると、地盤によっては総合的に判断して、スクリューパイルのほうが経済的なこともある。残土が出ないので、工程的にも有利である。
posted by TASS設計室 at 22:25| 木造の構造計算