2023年01月09日

仕様規定と認定工法

住宅設計は仕様規定と認定材料、認定工法など、何でも「認定」が好まれる。
社内で狭い範囲の技術者を育て、外に行けないようにするという考えだろうか。
個別に設計するのではなく、認定であることで満足してしまう習性をうまく利用している。
認定工法は他社と差別化することに利用することもあるようだが、いつまでも「特許出願中」と書かれているものもある。
結局、木造2階建ての壁量計算のレベルを超えることができないのである。その延長線上で3階建て、4階建ても設計されている。型式認定の工業化住宅である。
その世界で何年設計しても、設計者個人のスキルは上がらない。ファミレスの厨房に何年勤めても、独立して飲食店を開くことができないことと同様である。そのような人が、フランチャイズに加盟する。
posted by TASS設計室 at 12:17| 木造の構造計算