2023年01月04日

小規模鉄骨造と混構造の下部WRC

小規模鉄骨造と混構造の下部WRCの設計と施工の需要がある。
大手ハウスメーカーでも混構造の下部構造は丸投げのようなものだから、上下分離した施工体制も有り得る。アンカーボルトの打込み、基礎天端の不陸調整までを躯体工事の業者が行う。そこから先は木造専業の会社が施工する。
鉄骨造は仕上げの納まりを決めるところまで、構造設計者が行う。意匠設計者は内装の設計を行う。

確認申請では構造設計者が関与するので、意匠設計者にとって見慣れない鉄骨やRCの納まりは、構造設計者がサポートする。このような場合、コンクリート施工図として使える構造図を作成している。
鉄骨工場には構造図のCADデータを渡すので、ほとんど構造図のままの鉄骨製作図が出てくる。
型枠と鉄筋の業者との打合せにも参加し、施工図レベルの打合せを行う。この段階になると、木造専業の意匠設計者と現場監督は聞いているだけの状態になる。

混構造や鉄骨造の場合、構造設計だけではなく、施工も含めた受注体制を整えてある。
posted by TASS設計室 at 16:16| 構造設計