2023年01月01日

1981年から2000年の木造住宅の耐震性

1981年から2000年の木造住宅の耐震性に疑義があると言われている。壁量は満たしているが柱脚あるいは壁の脚部の金物が規定のものが付いていないとのことである。
その年代の建物に対して補助金を付けて耐震性を強化するらしい。
壁の脚部が浮上ると、それ以上の地震力が建物に入らないので、建物の倒壊を免れることがある。
神戸のEディフェンスでの実大実験が、金物がしょぼい建物のほうが残った例がある。
基礎と杭の緊結は不要であるという論文もある。このように考えると、金物を付ければよいというものでもない。
電気のフューズのようなもので、フューズが飛ばないように針金を入れると、過電流で機器が壊れることと似ている。
https://www.sein21.jp/TechnicalContents/Ishiyama/Ishiyama0104.aspx
posted by TASS設計室 at 15:36| 木造の構造計算