RC/SRC/Sを組合わせても混構造とは言わないが、木造が含まれると混構造というのは何故だろう。
下層階:RC/WRC/S
上層階:木造軸組工法、2x4工法
6通りの組合せがあり、全て設計の経験がある。( )内は3階を超えた場合の全階数を示す。
4階以上になると、2x4工法にメリットがある。
鉄骨造の上に木造を載せるのは、3階建て以下で、1階を駐車場や作業場、店舗にする場合に都合が良い。上部の木造は軸組工法でも2x4工法でもよい。
1階をRCラーメンにするのは、1階がピロティになり、WRCが成り立たない場合に仕方なく選択するが、躯体コストが割高になるので勧めない。壁を入れてWRCで成り立たせる。多雪区域では1階をRC/WRCにすることは、良くあることである。
@RC+軸組工法
ARC+2x4工法(5F)
BWRC+軸組工法
CWRC+2x4工法(4F)
DS+軸組工法
ES+2x4工法(4F)
今後、やってみたい構造としては、鉄骨造で面材の耐力壁である。間柱は木造で、鉛直荷重は間柱も負担する。これなら5階建ても可能である。6階建てもいけるかもしれない。
それと平面的な異種構造である。木造でラーメンフレームを採用するよりも、鉄骨のラーメンのほうが作りやすい。仕口部を溶接できるというメリットが鉄骨造にある。