2022年12月17日

意匠設計者にも使える構造計算プログラム

意匠設計者にも使える構造計算プログラムを目指している開発者がいるそうだ。
グリッドフリーでデータ入力が可能らしいが、x-y-z座標を意識せずに入力できるだろうか。逆に意匠図で、通り芯を意識させることのほうが先ではないかと思う。
これは、立体幾何を意識できない人に迎合したプログラムではないか。面白そうなので、使ってみたい。
30年以上前、大きな帽子をかぶったオバサンが宣伝していたプログラムがある。大阪の開発元である。
意匠設計者にも使える構造計算プログラムと言っていたが、いつの間にか消えた。意匠設計者だって、勉強している人なら使えるだろう。スタートは皆同じである。

意匠図のデータを読み込んで構造計算を行うことはできる。しかし、最初に構造計算を行い、そのデータで構造図を自動作図し、そこに肉付けして意匠図にするほうが現実的だ。RCのマンションで言えば、内部間仕切りだけ意匠設計者が関与するようなものである。
こんな方法は、木造建築では普通に行っている。軸組工法でも、2x4工法でも、2x4工法とWRCの混構造でも、日常的に行っている。


posted by TASS設計室 at 12:39| 構造設計