2022年12月17日

ルート1の計算

ルート1で計算できる建物の上限は、大雑把に書くと
@S造3階建て(軒高9m以下)標準せん断力係数0.3
ARC造耐震壁付きラーメン(高さ20m以下)6〜7階建て
BWRC造4階建て(階高制限あり)
C木造3階建て(軒高9m以下)
ここで、Aの耐震壁付きラーメンは、各階各方向で、申し訳程度の耐震壁を設けて成り立たせることもできる。全く耐震壁がなく、ルート判別式の壁柱量を満足してもルート1にならない。
2025年から3階建ての高さ制限が軒高・最高高さの区別なく16mになるが、それに伴い、構造に関する基準も変わるかもしれない。
木造で3階建て、高さ16mというのは、木造の事務所ビルや商業建築を想定しているのだろうか。
条件を満たす建物ならA〜Cは不都合ないが、@は不利に思えてならない。鉄骨造に恨みでもあるのだろうか。


posted by TASS設計室 at 08:48| 構造設計