2022年12月17日

実施設計を行うにはディテールを知る

実施設計を行うにはディテールを知ることである。
1/200なら許せるが、1/100のスケールの図面でも、鉄骨階段が付くというだけでは漠然としすぎている。ササラ桁の内法寸法くらいは示してもらいたい。1/50の図面ならササラ桁の納まりくらいは分かるだろう。階段の設計ができない意匠設計者は少なくない。
寸法の押さえがしっかりして、基本的な寸法が記入されている階段の意匠図を作成する意匠設計者は少ない。
特に木造住宅専業の意匠設計者はディテールが描ける人が少ない。木造の階段なら、段鼻の位置が分かれば施工できるが、木造の中に入る鉄骨階段は、骨組や仕上と絡めて考えるものである。
構造図で詳細に示すことになる。ディテールは描き始めると楽しいものだ。
posted by TASS設計室 at 01:39| 建築士